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研究職 メリット

【研究職の仕事内容】研究職のメリット・デメリットとは?

新しい技術の開発や新薬の開発などさまざまな形で私達の生活を支えてくれている研究職。その実態はどのようなものなのでしょうか。今回はメリットとデメリットという視点から研究職の仕事内容を明らかにしていきたいと思います!

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研究職に就職するメリット

他の業種では得られないやりがい

1番目のメリットとして、やりがいが挙げられます。

研究は、新しい発見を求めて行われるものです。世界初・日本初・最先端の試みである可能性は高く、将来的に社会に大きな影響を与える事も考えられます。

研究を行っているその瞬間、研究者は、誰もしていないこと誰も出来ないことに挑戦しているといえます。

それは大変やりがいのあることではないでしょうか。

しかし、世界の先駆者となるには、常に成長する必要があります。

そして、絶えず知識・情報を更新しなければなりません。日々発表される論文を読み、特許情報を収集し続ける。大変困難な道でもあります。

ただ、最先端の試みには、優秀な人材が集まります。

そのような周囲の優秀な方から大いに刺激を受けながら仕事をすることになるため、あまり苦に感じることなく研究を進めることが出来ます。

現在、研究において産学・産学官連携が求められており、その機会も増えています。

一民間企業の研究部門であっても、大学や研究機関と連携する案件は多く、有名な方々と共に仕事をすることも少なくありません。

そういった機会でも、大いに刺激を受けることでしょう。

年収の高さ

2番目のメリットとして、高年収であることが挙げられます。

技術系でのそれぞれの小分類では、研究職にあたる職種の平均年収は全体よりも高く試算されています。

例えば全体平均が430万円の試算に対し、技術系(電気/電子/機械)での先行開発/製品企画では574万、技術系(IT/通信)の研究開発では533万円と試算されています。

ただし、民間企業の中には給与・待遇において研究職に特別な待遇を設定しておらず、総合職として扱う企業も少なくありません。

それでも、研究自体を商品としている企業や製造業においては、研究は企業を支える根幹であるため、他の総合職よりも若干ではありますが高待遇であることが多いのも事実です。

研究者は、30代後半でも若手扱いです。その一例が研究職の活躍の場の一つである学会での若手研究賞の年齢設定で、これは40〜45歳未満の研究者が対象となっています。

40歳以上から中堅、キャリアアップも収入の伸びもまだまだこれからです。他業種からの転職であれば、収入の改善も将来のキャリアアップを望めると感じています。

貴重な体験ができる

加えて、最先端を追い求めるには、環境・設備への投資は不可欠です。企業・組織にもよりますが、最先端の高額な機器や希少な試薬を扱える機会も多々あります。

普段なにげなく利用している機器が、実は高級スポーツカーよりも高額であったり、小指の先ほどもない数マイクログラムの試薬が貨幣価値に替えられない超貴重なものであったりすることは珍しくありません。

これは、個人の収入では代えられない、貴重な経験ではないでしょうか。

ここまでは、主にメリットをお伝えしましたが、残念ながらメリットばかりではありません。次項では研究職のデメリットについて解説していきます。

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研究職に就職するデメリット

研究職から/への転職が難しい

1番目のデメリットは、未経験から研究職に就くことは難しいこと、また研究職に就いた後はある分野・領域に特化・専門化しがちであり、改めて他の企業の研究職に転職する場合は不利になる可能性が高いことです。

これらに関して詳しいことは以下の記事で詳しく解説しているので、今回の記事では簡単にまとめることにします。

人材募集にあたっては、研究職にはそもそも特定の分野・領域の専門家を求められていることが多く、少しでも求められる専門から外れていれば、採用されづらいということは想像できるでしょう。

ただし、中には研究職以外の職務経歴を求められる場合もありますが、残念ながら研究職の方々の中には研究以外は出来ないという方も少なくありません。

民間企業においては、マネジメント・環境/人材管理・外部折衝などが必要な立場での募集となると、研究業務以外の職務経歴に採用が左右されることもあります。

また、イノベーションを起こすために、あえて別分野・領域の専門家を採用する場合や他社の研究業務の手技・手法を取り入れるために採用する場合もあり、転職のチャンスが皆無というわけではありません。

特に大学ベンチャー発の企業においては、最初期は専門家を必要としますが、安定すると企業維持のために、専門に関わらず他社経験者を募る場合もあります。

ワークライフバランスの軽視

2番目のデメリットは、ワークライフバランスが軽視される場合があることです。

これは大企業でも起こり得ます。

三菱化学はかなり激務でワークライフバランスなんて無いと聞いたのですが…

三菱化学への転職を考えているのですが、三菱化学はかなり激務でワークライフバランスもクソもないなんていうことを聞いたのですがそこはどうなのでしょうか?
実際にも、三菱化学で働いている方は激務だと感じているのでしょうか?
残業時間はどれくらいあったりしますか?
参考にさせていただきたいので回答よろしくお願いします!

三菱化学の残業はすごく多いです。製造現場であるため何かがあれば、朝まで帰れないということがしばしばありますね。
毎月80時間程度の残業があり、定修や予算などの特別なイベントがあれば、100時間を超えることがしばしばありました。それでも、製造の運転員は残業代もすべて出ています。

ただ残業時間が一日分の就業時間に達すると1日分休みがもらえる。有給休暇もわりと自由に使える。研究なので休日出勤することもあるが別の日に振り替え休日が出来たりもします。違法な残業時間を強いられることは経験がないですね。長時間残業させないように上手く仕事が振り分けられている。みんな要領よく仕事をこなしじかんになったらきちっと上がるような仕組みとなっています


生物(微生物・細胞・動物)を扱っている場合は休日も管理が必要ですし、実験の内容によっては、夜間・休日の勤務も必要になるだろうという覚悟を持っておく必要があります。

しかし、今は「働き方改革」のおかげで研究職の労働環境も大きく改善され始めています。

ある化学系メーカーでは、入退室の履歴・PCの電源ON/OFF・自己申告の3点で勤怠を管理しており、残業時間の把握・改善に努めていたり、またある医療系メーカーでは土日祝日は全館入室禁止にしたりしています。

また、厚生労働省の調査結果において、全体では総実労働時間:146.3hr、所定内労働時間:134.7hr、所定外労働時間:11.7hrのところ、学術研究等では総実労働時間:156.2hr、所定内労働時間:142.2hr、所定外労働時間:14.0hrと若干長い程度にとどまっています。

ただ、研究が好きという方には、組織・企業における就業時間の制限は、逆にストレスを感じることもあるのではないでしょうか。

完全に自由に研究することはできない

最後の3番目ですが、民間企業勤務であれば、企業利益につながる研究しかできないということがあります。

企業から給料を得ている限り、企業利益に反することは当然してはいけませんが、企業にとってすぐに利益につながるわけでは無い研究・利益になるかどうかまだ分からない研究なども行うことができなくなるので、これにストレスを感じる方は少なからずいるのではないでしょうか。

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まとめ

最後に、メリットとデメリットをもう一度まとめます。

メリット

  • やりがいが高い
  • 収入が高い

デメリット

  • そもそも研究職に就きにくい、就いても転職しづらい
  • ワークライフバランスが軽視されがち
  • 民間企業では、企業利益につながる研究しかできない

いかがだったでしょうか。

研究職に就くことはメリットだらけとはいえませんが、やりがいと高い収入を得たい方には良い職業であると言えます。

以上、就職・転職の参考になれば幸いです。

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