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小さな会社を経営しております。プログラマーです。 SEは基本的にコスト削減をするシステムを開発するお仕事で、既に歴史が長くて一巡しておりコスト削減と言っても、既に絞った雑巾をもっとがんばるみたいな話です。無謀にもシステム全面刷新とか言っちゃった人たちがいて50点を10年の時間をかけて70点ものを作り直して、2年で「別の」70点にしてるだけだったりします。 データサイエンティストは、そこまでたくさん人がいません。企業にはオペレーションにだけしか使われてなくて分析というか集計さえされてないデータがたくさんあります。「何もしてない」のですから、成果は出しやすい状況にあります。マーケティングデータの分析とかいくらでもあります。 「ITがわかる企業・経営者が少ない」とか言いますよね。これをどう考えるか、というのがあります。 ITでも同じですけど、マーケティングで言えば、マーケティングに積極的で価値がわかってる企業って、電通や博報堂の顧客だったりして潤沢な予算を用意しTV広告を打ったりします。専門的な話も通じるし、最近の話題についてきてくれます。そこを狙って、多くの企業が仕事を取ろうと激しく競争し、先端技術で戦います。社員に求める技術・スキルのレベルも高く、情報系の大学院も出てないやつは仕事にならない、といったことになります。 いやね。それでもいいのですけど、十分世界は広いのですよね。なんでデータサイエンティストそのものが広まってないのに、そのスゴイ奴と勝負せなあかんのでしょう。その理由は価値のわかってる企業は営業しやすいからって話でしかありません。 マーケティングに価値を見出してない企業にデータ分析を導入するほうがうまくゆく可能性は高くないですか?ITに理解がなくてシステム導入してない会社に売る方が、何もしてないのでバカみたいに簡単に結果を出せるのではないですか?「どうやって価値がわからない会社に売るのか」という問題はあるのですけどね。 そう考えると、求人広告で「データサイエンティストを募集してます」という企業はだいたい間違ったフィールドで戦ってます。でも、そこに応募でもいいと思います。しばらく黙って働いて、世間の相場、仕事のレベル、何を仕事にしてるのかな・・というのを観察・分析していただいて、そこから、独立して夢のあるお仕事をすればいいのではないかと思います。 市場価値って転職する時に示されるお給料の水準を意味してますけど、あなたがやる仕事が時間当たりどれだけの付加価値を生むのか?というプリミティブな意味で勝負できたほうがエキサイティングですよ。
IT職種の30代中盤の者です。大手ITコンサル会社や事業会社(東証一部)のIT部門の勤務経験があります。 ご認識されている内容は概ね合っています。結論としては、IT活用に積極的な事業会社(職種別採用をしており、新卒全員が同じ給与スタートではない会社)か、コンサル会社、外資が質問者様には合っていると思います。理由は下記の通りです。 ・重厚長大の日系大企業は、経営トップ層がITを理解していない。 ・技術職採用でも、待遇は東大も地方国立の卒業生も同じところからスタートし、昇進も年功序列(最近やっと変わりつつありますが、まだまだ時間はかかる。NTTからGAFAに転職して年収が倍以上になるとかザラです。) これからは有能な人材には、スタート地点から能力に見合った報酬を払うのが一般的になるはずです。そして、上記に挙げた経営方針の会社は経営トップ層が、そのことを理解しています。データサイエンティストが市場価値を上げるポイントは、技術とビジネスの両方に明るくなることです。データを活用して実際のビジネスでどう効果を生むのか(売上増や新サービス、製品の開発など)を提案できるデータサイエンティストは重宝されます。(ビジネス側の人材はビッグデータや機械学習やAIで何ができるかを理解している人は少ないため、橋渡し役が必要) がんばってください!
どこかの元Googlerがやってますが、厚労省や経産省が公開しているオープンデータっていっぱいあるんですよね。それを「料理」して公開してみたらどうでしょうか?あなたの腕前もわかるし、あなたを気に入った会社からオファーがあるかもしれません。その「食いつきの良さ」で今後の業界動向もわかろうというものじゃないでしょうか?