【仕事から逃げたい】甘えではない！対処法や理由をご紹介

「仕事が辛くて逃げたい」「ストレスがひどくて逃げたい」、と思っている方も多くいるのではないでしょうか。

しかし実際に仕事から逃げるのは、悪いことだと認識している方も少なくありません。

そこでまずは、仕事から逃げることについてみていきましょう。

今回紹介するのは、以下の2つです。

• 会社が人生の全てではない
• 自分のメンタルは自分にしか分からない

順番に確認していきましょう。

会社が人生の全てではない

仕事から逃げるのは、決して甘えではありません。

仕事から逃げたくても「評価が悪くなる」「休むと同僚に後ろめたい」と考えてしまい、休みたくても休めないという人は多くいます。

確かに仕事が辛い状況でも、我慢して仕事を続ければ上司から評価され、周囲からも信頼されるかもしれません。

しかしその一方で、心身の不調をきたしてしまうリスクと紙一重です。

会社はあなたの身体や生活の責任を負うわけではありませんので、それらは自分で見極める必要があります。

仕事の量やプレッシャーにどれだけ耐えられるかは、個人によって異なります。

辛くなって限界に近いと感じる手前で、前向きに休暇を取ることを考えましょう。

自分のメンタルは自分にしか分からない

あなたが苦しんでいても、その苦しみが周りからは分からないことがあります。

なぜなら、周囲の同僚も毎日のように目の前の仕事に追われているからです。

多くはあなたのことよりも、自分自身のことを第一に考えています。

また、仕事の辛さは人によって異なるものです。

周囲から見れば決して辛いと感じる量や種類でなくても、あなたにとっては辛いかもしれません。

さらに、自分のメンタルは自分にしかわからないものです。

そのため、仕事から逃げ出すかどうかは自分で見極める必要があるでしょう。

周囲が逃げ出していないからと言って、あなたの考えが甘いわけではありません。

では仕事から逃げたいと思う理由には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは以下4つの理由を紹介します。

• 仕事量が多い
• ミスをしてしまった
• 職場の人間関係が悪い
• 休みが取れない

順番にみていきましょう。

仕事量が多い

まずは「仕事量が多い」ことです。

これは自分のもつスキルや、能力でこなせる仕事量のキャパシティを超えているケースです。

キャパシティ以上の仕事量を割り振られることで残業時間が多くなり、結果的に逃げ出したいという感情が生じます。

そして「これ以上働いたら危険」と感じるのです。

ミスをしてしまった

次に、職場でミスをしてしまうと、目の前の仕事から逃げたくなるのは自然な感情です。

なぜなら、もう1度同じミスをしたら会社に迷惑を掛けてしまうという気持ちが芽生えるからです。

「もう同じミスはしない」とポジティブに捉えられれば良いのですが、そこには個人差があります。

また、ミスが連続するとさらに逃げたくなる気持ちが強くなります。

「自分は能力が無い人間なんだ」と自信を失ってしまい、精神的な不安定さが加わるでしょう。

職場の人間関係が悪い

続いて、仕事がいくら好きな人でも、職場内の人間関係が嫌になってしまい結果的に仕事から逃げたくなる場合があります。

人間関係がギスギスしている職場に行きたくなくなるのは、当然のことです。

「上司がいきなり怒鳴ってくる」「同僚から陰口を言われる」「周囲が無視をする」といった、いじめのようなケースであれば尚更です。

人間関係の悪さを気にせずに仕事に集中することは難しいため、どうしても職場から遠ざかりたくなります。

休みが取れない

最後に、「休みたい」と思っている場合があります。

適度な休息の取得は、ある意味では当然認められる制度です。

それにも関わらず、半ば強制的に働かされる職場があるのも現実です。

たとえば、上司から金曜日の夜に「月曜日の朝までに仕上げてほしい」と指示されるとします。

その場合、土日を返上して仕事をしなければならない状態になるでしょう。

頼まれた時点で断れたらいいですが、実際そのようには言えないものです。

このような場合、仕事から逃げ出してでも休みを取って心身の疲れを癒そうと考えたくなります。

仕事を逃げたい、と思ったときにできることは何があるのでしょうか。

ここでは年代別に、仕事から逃げたいときに使える対処法を紹介します。

具体的には、以下の内容をみていきましょう。

• 【新人】現実とのギャップを知る
• 【20代】自己診断をしてみる
• 【30代】誰かに相談してみる
• 【40代・50代】適度に休憩してみる

それぞれ順番に確認していきます。

【新人】現実とのギャップを知る

新人の若手社員の場合、入社前に思い描いていた仕事や会社のイメージと現実とのギャップに思い悩むことがあります。

また、希望を持って入社してみたはものの結果が出せずにショックを受けることもあるでしょう。

このような場合の解決策の1つとして、自分の力を客観的に把握して現状の理解を深めることが有効です。

例えばノートに思い描いていたイメージと現実をそれぞれ書き出して、どこにギャップがあるのかを客観的に確認します。

そのうえで、1つずつギャップを潰し込むためのアクションを洗い出し、仕事で実行していきましょう。

【20代】自己診断をしてみる

仕事から逃げたいと考える理由の1つに「仕事が自分に合っていない」と感じるケースがあります。

目の前の仕事では、あなたにとって不得意な分野かもしれません。

また、他に強みがあるにもかかわらず、今の仕事ではその強みを活かせないこともあるでしょう。

このように感じる場合には、1度自己診断をして自分が得意なことを改めて見直してみてください。

その上で、今の仕事が「自分に適しているのか」「相性がよいのか」をチェックしてみましょう。

確認するためには、転職サイトで利用できる無料の自己診断などを使うのがおすすめです。

【30代】誰かに相談してみる

仕事から逃げたいと悩んでいる場合、他の誰かに相談できているでしょうか。

30代の場合、経験や年齢による「プライド」が邪魔をするかもしれません。

しかし思い切って相談してみることで、良い方向に向かう場合があります。

誰かに相談すると、自分には気づかない視点でアドバイスをもらえます。

また、自分以外の誰かに聞いてもらうことで、気がまぎれるという精神的な効果もあるでしょう。

相談する相手は誰でも構いません。

もちろん同じ職場の同僚や上司がベストですが、悩んでいる内容によっては話しづらい場合もあるでしょう。

家族、友人、知人であっても「気の許せる」人であれば大丈夫です。

【40代・50代】適度に休憩してみる

仕事を無理なく長く続けるためには、適度に休息を取ることが重要です。

特に、決められた土日に休暇を取るのではなく、「疲れた」と感じた場合に少し休みを取るという点がポイントになります。

40代、50代ともなると疲れがたまりやすくなり、ストレスの解消が思っている以上にできないことがあります。

職場にいても、「1時間したら社内を歩いてみる」「自席で座りながらぼーっとする」といった取り組みが可能です。

5分から10分の休息を取ることで頭も気分もリフレッシュでき、仕事に集中しやすくなります。

また、慢性的な疲れやストレスもたまりづらくなるでしょう。

最後に仕事から逃げたいときによくある質問を確認していきましょう。

今回紹介するのは、以下2つの質問です。

• 逃げない方がいい状況はある？
• 自分が無能すぎて辛いから逃げたい

順番にみていきましょう。

逃げない方がいい状況はある？

仕事から逃げたいと思った際には、転職という手段を検討する場合も多いでしょう。

転職を考え始めた場合、まずは冷静に現状を整理してみましょう。

明確な理由もなく周囲の流れや、一時的な感情に流されることはあってはなりません。

転職後に前職の方が良かったと感じて後悔するリスクを低減するために、辛い時にこそ冷静になることが重要です。

冷静になるには、平日に2～3日間の休暇を取得する方法が良いでしょう。

その際に、これまでの仕事を振り返りながら現職と転職を比較する段取りを踏むのが有効です。

自分が無能すぎて辛いから逃げたい

「仕事でミスをしたとき」「仕事の期限を守れないとき」などには、自分のことを無能だと感じるかもしれません。

このようにマイナス思考に陥っているときは、発想をプラスに変えてみましょう。

つまり、無能だから「使えない人材」と当てはめるのではなく、むしろ「伸び代がある人材」と考えてみるのです。

多くを学び、吸収して成長できる余地があることを自覚できると、それだけで気持ちが楽になります。

また、その後の仕事にも前向きに取り組めるようになるでしょう。

何らかの壁にぶち当たっていると感じている場合には、是非発想の転換をしてみてください。

今回は仕事から逃げたいときの対処法を紹介しました。

仕事から逃げるのは甘えではありません。

理由や対処法を知って、自分なりの解決方法を実行してみましょう。

仕事から逃げたいときのポイントをまとめると、以下のようになります。

• 仕事から逃げるのは決して甘えではない
• 新人は現実とのギャップを知る
• 20代は自己診断をしてみる
• 30代は誰かに相談してみる
• 40代・50代は適度に休憩してみる

仕事から逃げたいと感じるのは、誰だって経験することです。

もし仕事から逃げたいときは、この記事で紹介した対処法などを使って解決してみてください。