
休職期間は履歴書に書かなくてもいい?職務経歴書への書き方や例文を紹介
休職したことを履歴書に書く時に「どのように書けばよいか分からない」「休職期間を隠したらバレるのか知りたい」と思う方もいることでしょう。そのような方のために、休職期間を履歴書に書いた方が良いパターンや、履歴書と職務経歴書への休職期間の書き方を解説します。休職していたことが、企業にバレてしまう理由も見ていきましょう。
休職したことは履歴書に書かなくても良い
休職したことは、履歴書に書かなくてもOKです。なぜなら、休職したことを履歴書に記載する義務はないからです。
誰がどのくらい休職したかなどは、会社の内部情報であるため外部に知られることはほとんどありません。
しかし転職先に休職していたことがバレてしまった場合、転職先からの信頼を失ってしまうことがあるため注意が必要です。
休職したことを履歴書に書いた方が良いパターン
休職したことを履歴書に書いた方が良いパターンは、以下の2つです。
- 休職が1年未満の場合
- 現在も治療中の病気がある場合
それぞれ詳しく解説します。
休職が1年未満の場合
休職が1年未満の場合は、休職したことを履歴書に書いた方が良いでしょう。
なぜなら源泉徴収票の提出により、休職していたことが転職先に知られてしまう可能性があるからです。
源泉徴収票には1年間の給与総額が記載されていますが、休職期間は給与が支払われません。そのため給与総額が大幅に低いと、転職先に理由を聞かれることでしょう。
その結果、休職していたことが転職先にバレてしまうと考えられます。
あとになって企業に休職していたことを知られるよりも、事前に伝えておくことで信頼を失わずに済むでしょう。
現在も治療中の病気がある場合
休職したことを履歴書に書いた方が良いパターンに、現在も治療中の病気がある場合も挙げられます。
現在も治療中の病気がある場合、業務に支障が出る可能性があるため事前に転職先に伝えておいた方がよいでしょう。
企業に事前に伝えておくことで、職場の人からサポートを受けられる可能性があり、自身にとって働きやすい環境になると考えられます。
履歴書への記入例は、以下の通りです。
しかし、そもそも現在も治療中の病気がある場合は、体調を優先し治療に専念した方がよいでしょう。
【例文】休職期間の書き方
休職期間の書き方と例文は、以下の2つです。
- 履歴書の場合
- 職務経歴書の場合
それぞれ詳しく解説します。
履歴書の場合
履歴書の休職の書き方は、以下の通りです。
履歴書には休職のことを書かなくてよいため、入社と退社のみ記載しましょう。
職務経歴書の場合
職務経歴書の休職の書き方は、以下の通りです。
職務経歴書には、休職理由を簡潔に記載しましょう。
また、病気療養で休職していて病気が完治している場合、休職内容の下に病気が完治していることを記載するとよいでしょう。
休職したことが転職先にバレてしまう4つの理由
休職したことが転職先にバレてしまう理由は、以下の4つです。
- 源泉徴収票の支給額が少ないから
- 住民税の納税額が少ないから
- 傷病手当金の申請から期間が経っていないから
- リファレンスチェックを転職先が実施したから
それぞれ詳しく解説します。
源泉徴収票の支給額が少ないから
休職したことが転職先にバレてしまう理由に、源泉徴収票の支給額が少ないことも挙げられます。
1ヵ月程度の休職の場合、給与総額がそれほど変わらないため休職していたことはバレにくいです。
しかし2、3ヵ月などの長期で休職していると、源泉徴収票の支給額が少なくなるため転職先にバレてしまうと考えられます。
転職先に休職していたことはバレても、休職していた理由まで知られることはありません。
そのため休職していたことを転職先にバレたくない場合は、転職先に源泉徴収票を提出せず自分で確定申告することをおすすめします。
転職先に休職してたことがバレることはあるのでしょうか?
地方公務員の看護師(新卒)として働いている者です。
私は今年4月に入職し、一般病棟で働いていたのですが、今までに休職(1ヶ月)→復職(2ヶ月)→休職(1ヶ月)と、結果2回休職をしています。
現在も休職中ですが転職活動もしており先日、一社から内定をいただきました。
しかし、休職していることは聞かれていないので何も言ってません、、。
この場合、休職していた期間は給与は満額支払われていたとしても、転職先には源泉徴収票でバレてしまうのでしょか?
源泉徴収票でバレると思います。
方法があるとしたら、会社の年末調整ではなく…続きを見る
休職していたことは、源泉徴収票で転職先にバレてしまうそうです。
住民税の納税額が少ないから
住民税の納税額が少ないことも、休職したことが転職先にバレてしまう理由に挙げられます。
なぜなら住民税は前年の所得金額によって決まるため、納税額が少ないと休職を疑われる可能性があるからです。
しかし住民税は個人情報のため、基本的に経理担当しか見ることができません。
そのため直属の上司が経理担当ではない場合、休職したことが知られることはないでしょう。
傷病手当金の申請から期間が経っていないから
傷病手当金の申請から期間が経っていないと、休職したことが転職先にバレてしまう可能性があると考えられます。
転職先で病気になってしまい再度傷病手当金の手続きをした時に、過去の利用履歴が照会されてしまうことがあるため注意しましょう。
リファレンスチェックを転職先が実施したから
リファレンスチェックを転職先が実施すると、上司や同僚にあなたの職務経歴書に間違いがないか確認されます。
その結果、休職していたことが転職先にバレてしまうと考えられます。
休職したことが転職先にバレた時の対処法
休職したことが転職先にバレた時の対処法は、以下の2つです。
- 今後の業務に支障は出ないと伝える
- 前向きな表現に言い換えて伝える
それぞれ詳しく解説します。
今後の業務に支障は出ないと伝える
休職したことが転職先にバレた時の例文は、以下の通りです。
申し訳ございません。
休職はしていましたが、現在は健康上問題はなく今後の業務に支障は出ないため、お伝えしておりませんでした。
転職後の業務に支障が出ないことを、伝えましょう。
前向きな表現に言い換えて伝える
休職したことが転職先にバレた時の対処法に、前向きな表現に言い換えて伝えることも挙げられます。
休職は会社に勤務していない期間のため、マイナスな印象を与えてしまいますが「休職中にスキルアップできました」のような前向きな表現に言い換えることで、プラスの印象を与えられるでしょう。
そのため休職していたことが転職先にバレてしまった時は、休職理由を前向きな表現に言い換えることをおすすめします。
休職したことはバレる可能性があるため気を付けよう
本記事では、以下について紹介しました。
- 休職したことは履歴書に書かなくてもよい
- 休職したことを履歴書に書いた方が良いパターン
- 【例文】休職期間の書き方
- 休職したことが転職先にバレてしまう4つの理由
- 休職したことが転職先にバレた時の対処法
休職していたことは、転職先にバレてしまう可能性があるため気を付けましょう。
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