
外資系金融分野で役立つ有利な資格|就職・転職・キャリアアップできる資格一覧
これから外資系金融機関で働きたいと思っている方は多いのではないでしょうか?また、すでに勤めてる方でもキャリアアップのために資格取得を考えている方もいると思います。ただ、多数ある資格の中で外資系金融会社で活躍しやすくなる資格をピックアップするのは難しいのではないでしょうか?今回は、外資系金融分野で役立つ資格についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
外資系企業について
売り手市場と言われ、企業による採用活動も活発な2018年ですが、就職活動中の方の中には、日本の企業のみではなく、外資系の企業への就職や転職を考えている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、そういった外資系の企業の中でも、特に金融分野への就職を希望する方の為に、外資系の企業について、また外資系の金融分野に就職する際や入職後に役立つ資格について紹介します。
外資系企業で活躍するには、難易度の高い資格を取得する必要もあります。
どんな資格があるのでしょうか?
また、外資系で活躍するには本当に資格は必要なのでしょうか?まずは、外資系企業がどのような企業なのか把握しましょう。
次は外資系企業とは何かについてご紹介します。
外資系企業とは何か
外資系の企業とは、会社の一定数以上の株式を海外企業が保有するか、海外企業の合同の持株会社が保有している会社の事を言います。
解釈による該当・非該当の差はありますが、おおよそ、ある企業の3分の1以上の株式を海外資本が持つ場合にその企業は外資系と会社と呼ばれます。
日本では、金融系では「ゴールドマン・サックス」や「モルガン・スタンレー」、IT系では「日本マイクロソフト」や「Google」等が代表的ですね。
外資系企業と日本の企業の違いとは
では、外資系の企業では日本の企業とどのような点で違いがあるのでしょうか?
大きな違いとしては、賃金制度の違いがあります。日本の企業の多くでは、年功序列と定期昇給制度により、新卒の入社時の賃金は低く、勤続年数が長くなるにつれ徐々に年収が増加していく形式を採用しています。
その為、長く勤めれば役職に付かなくてもある程度の収入は得られるようになりますが、能力があっても収入が上がるまでには時間が掛かるという事も多いです。
一方で、外資系企業では、主にポストでの採用形式を取っており、賃金はそのポジションによりほぼ決定され、定期昇給等形式を採用していない外資系企業も多くあります。
外資系は高給取り?
特定のポストで採用された場合には1年目から1,000万円クラスの年収を得られる場合もあります。
そういった点を考慮すると、外資系は高給取りと言われるのも納得ですね。
ただし、外資系の特徴として、給与の基本はポジション毎で決まりますが、インセンティブと呼ばれる業績と連動する部分の給与は実力次第で大きく変動し、成績悪い場合にはあっさりと解雇されることもあるという事も知識として持っておいた方が良いでしょう。
外資系は実力社会
上記でも述べましたが、外資系企業の評価制度のほとんどが、インセンティブと呼ばれる成果主義です。
ですので、個人のスキルがとても重視されます。自分のスキルの証明として資格を取得することも、大事な仕事の1つだと言えます。
おすすめの資格をご紹介する前に、外資系金融企業についてご紹介します。
外資系企業を知ることによって、どんな資格を取得しておくと良いのかイメージしていただきやすいと思います。では、見てみましょう。
外資系金融企業の業務とは
外資系の金融分野の企業とは、先ほど例に挙げた「ゴールドマン・サックス」等の投資会社や、他にもクレジットカードの「Master Card」等が金融系の分野に入ります。
投資というと、自分が関わっていない方にとっては遠い存在かもしれませんが、クレジットカードであれば所持している人も多く、イメージもしやすいのではないでしょうか。
ちなみに、日本で主に流通しているクレジットカードは、ほとんどが外資系企業のもので、国産のものとしてはJCBカードくらいです。
では、そのような外資系の金融分野の企業とは、どのような業務を行っているのでしょうか?
投資分野の業務について
投資分野では、将来有望な企業や事業についてリサーチを行い、投資活動を行います。
投資活動の基本である、「安値で買い高値で売る」為に企業研究をし、決算書等を解析して現在の企業価値が本来の価値と比較して妥当なのか?であったり、5年後や10年後についてどのような成長戦略を描いているのかを検討し、投資を行います。
また、国外にも展開する企業の場合には貿易に関わる為替の研究も同時に行い、投資活動を行った結果として毎月や毎年の自らのノルマや目標を達成できるかではっきりと評価されます。
クレジットカード分野の業務について
一方で、クレジットカード分野はどうかというと、クレジットカード事業の主な収入は加盟店からの手数料と、分割支払時に発生する利息による収入です。
その為、クレジットカード分野で利益を上げるためには、何よりも加盟店をそしてカードを利用する顧客を増やす必要があります。
では、加盟店や顧客を増やすためにはどうすれば良いかという事を考え、手数料の値下げやポイント制度等を導入するといったサービスを提供しています。
いかがでしたでしょうか?
投資分野とクレジットカード分野についてご紹介しましたが、この業務でも必要になりそうな資格の種類についてイメージしていただけたのではないでしょうか?
例えば、投資分野で言えば、国外での為替の研究だったり決算書が読めるなど、英語力や会計力が必要になりそうですね。
また、経営学なども学ぶ必要があるでしょう。次はオススメの金融分野で役立つ資格についてご紹介します。
外資系の金融分野で役立つ資格とは?
ここまで外資系企業やその金融分野について紹介してきましたが、これからそのような外資系や、外資系の金融分野で活躍しようとしている方にとってどのような資格が役に立つのでしょうか?
TOEIC
外資系企業とは、基本的に本社が海外にあり、社員も様々な国の人々が在籍していることが多いです。
さらに、会議等もskypeのように離れた国々をつないで行われることが多いために、社内の標準語として英語を採用している会社が一般的です。その為、語学力としてTOEICのある程度以上のスコアが求められます。
どの程度が求められるかは会社にもよるかと思いますが、900点以上を求められる事もあると覚悟しておきましょう。
参考:
【外資系企業へ転職】英語力はどの程度必要?英語力の重要性について
MBA
では、他にはどのような資格が求められるのでしょうか?
有名なものとしては、MBA(経営学修士号)が挙げられるのではないでしょうか。この資格は、経営において高度な知識と技量を持っているとして高く評価されている資格です。
金融分野で投資活動を行う上でも、投資先の企業の経営状態が適切かどうかの判断や、必要な情報を収集する為に必要な手段を学べます。さらに、MBAの受講を通して、各国や企業において将来中心的な立場になるであろう人材達との交流を通して人脈を作る上でも、海外留学をして取得する方も多いようです。
ちなみに、日本でもMBA営学修士号)コースを開設している大学院はありますが、国際的な信用を得るためには留学して取得した方が良いようです。
ここでJobQに投稿されたMBAに関するQAを見てみましょう。
国内MBAはどれほどの市場価値がある資格でしょうか?
前職では出版会社で主に経営企画の仕事をしていました。
訳あって退社となってしまったのですが、経営をもう少し本格的に学びたいと前職の影響から思うようになりました。
そこで、いろいろネットで調べたところ国内MBAを習得する道があるということを知り、現在興味を持っています。
そのため、国内MBAを習得ということが転職市場でどのように評価されているのかについて知りたいです。
学ぶということには価値がありますし、普段接することのない異業種の方との交流は刺激になります。
自身のスタンス次第で大きな学びも得られると思います。
ですが、転職で有利になるかと言うと?ですね。
私も20代の時に国内MBAを取得しましたが、箔がついたとは思いません。特に面接の時にも聞かれなかったですね。
まあ、学ぶ意欲がある、といった点ではマイナスにはならないと思いますが。私も特に転職に有利だからといった視点で学びにいってないので、アピールしなかったというのもあるかもしれません。
との事でした。
異業種の方との交流や、自身のスタンス次第で大きな学びを得られるようです。面接では特にMBAのことに関しては問われないようですので、自らアピールする必要があるようですね。
U.S.CPA(アメリカ公認会計士)
U.S.CPA(アメリカ公認会計士)についても紹介します。
U.S.CPAとは、アメリカの公認会計士の資格の事で、取得するとアメリカで会計士として活躍できます。
また、この資格を取得する上で学習する、IFRS(国際会計基準)について同時に学習しておくと、アメリカや日本でもIFRS基準の財務諸表が義務化された際には即座に対応できます。
将来的なことを見越すと、取得を検討しても良いのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は外資系金融企業に役立つ資格についてご紹介しました。
外資系金融企業において、英語力や会計力は必須ですので、ぜひスキルを身につけて新たなキャリアを築いてください。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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