
【京都ノートルダム女子大学×リカレント教育】「長期履修学生制度」で、働きながら学びやすい環境を提供
『京都ノートルダム女子大学 リカレント教育』の取り組みについて、大学院心理学研究科長 向山教授に取材!気になるポイントをお聞きしました。
SDGsの観点から『京都ノートルダム女子大学』に注目!
JobQではSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の視点から、リカレント教育に取り組む大学を取材していきます。
今回ご紹介するのは、『京都ノートルダム女子大学』。
京都市北山にキャンパスをもち、「徳と知」を建学の精神に掲げ、豊かな人間性と物事を見極める知性を育んでいます。
それでは『京都ノートルダム女子大学』のリカレント教育の取り組みについて、大学院心理学研究科長 向山泰代教授に詳しくインタビューをしていきます!
キリスト教精神により、自立した女性を育成する『京都ノートルダム女子大学』
編集部
『京都ノートルダム女子大学』の教育方針や理念、特色について教えてください。
向山教授
本学は創立から60年以上の歴史を持つ女子大学です。
校名の「ノートルダム」はキリストの母・聖母マリアのことです。
キリスト教精神により、知性と品性を併せ持つ自立した女性の育成を目指してきました。
建学の精神である「徳と知」は、ミッション・コミットメントとして、次の4つの行動で具現化します。
- 尊 ぶ 人と自分、物と自然の全てに敬意をもって向き合います。
- 対話する 心をこめて聴き、かかわりから学び、真理を探究します。
- 共感する 心を開き、人や時代の要請に敏感な感性を持ちます。
- 行動する 対話し、決断し、責任を持って人々の幸せと世界平和のために行動します。
また大学院も併設しています。
研究科は「人間文化研究科」と「心理学研究科」の2つです。
少人数による教育研究環境で、教養と良識を備えた職業人・専門家を育成しています。
「長期履修学生制度」で、働きながら学びやすい環境を
編集部
心理学研究科の心理学専攻では、長期履修学生制度を取り入れていると伺いました。
長期履修学生制度を取り入れた背景や具体的な内容について教えてください。
向山教授
心理学専攻では心理学に関する高度な知識を有し、応用できる研究者の養成を目標としています。
学生のなかには、仕事を続けながら大学院で学ぶ社会人もいます。
それぞれの状況に即した学習・研究の機会を提供できないかと考え、取り入れたのが「長期履修学生制度」です。
標準就業年限を超えても一定期間計画的に履修し、課程を修了できます。
「京都ノートルダム女子大学大学院 心理学研究科 長期履修学生規程」で定めています。
長期履修学生として申請できる条件は、次の通りです。
- 心理学研究科博士後期課程心理学専攻に入学する方、または在籍する方
(※在留資格「留学」を有する方は対象外) - このうち職業を有する方、または本研究が適当と認める方のいずれか
なお長期履修生としての在学期間は最長6年で、期間の延長は認められません。
遠隔授業だから、どこからでも学べる
編集部
長期履修学生にとって学びやすい環境を整えるために、どのような取り組みをされていますか?
向山教授
学生がどこからでも授業に参加できるよう、本学では遠隔授業を取り入れています。
また小規模大学の特長を活かした、きめ細やかな指導や支援も行っています。
長期履修学生は学費の総額を、認められた一定期間の年数で分割して納入できることも特徴の一つです。
心理学研究科の博士後期課程の学費は、以下の通りです。
- 入学金 200,000円
- 授業料 610,000円(年間)
- 教育充実費100,000円(年間)
標準修業年限は3年になります。
また以下の該当者については、入学金を免除し、施設設備費は半額とします。
- 京都ノートルダム女子大学の卒業生および卒業見込者
- 入学試験時または入学年度の5月1日において、学校法人ノートルダム女学院が設置している学校(小・中・高・大学)の在校生の2親等以内の保護者
このように学費面においても、補助制度をご用意しています。
社会貢献の一つとしてリカレント教育を推進
編集部
今後の展望があれば、教えてください。
向山教授
本学では京都地域の大学や自治体、産業界と連携を推進するべく「プラットフォーム形成」に努めてきました。
今後も継続しながら、大学コンソーシアム京都が掲げる中期計画「第5ステージプラン」に基づいた取り組みに積極的に協力していきます。
具体的には4つあります。
1つ目は、大学間連携事業の推進です。
具体的には単位互換やインターンシップ、高校・大学の連携、リカレント教育などを実施しています。
2つ目は大学教職員の能力開発と交流の充実です。
授業方法やカリキュラムを改善するファカルティ・ディベロップメント、職員の能力開発を行うスタッフディベロップメントに取り組んでいます。
具体的には「FD研修会」の定期開催や学生による授業評価アンケートなどを行ってきました。
3つ目に大学の枠を超えた学生間交流・活動支援です。
特徴的なのは、ノートルダム女学院中学高等学校との連携する「フューチャー・プロジェクト」でしょうか。
高校生が大学を訪問して授業を受け、大学生・社会人と交流できるプログラムです。
ライフキャリアについて考え、大学での学びが体験できる機会を提供しています。
4つ目にオール京都での国際交流の推進です。
留学生誘致・支援、学生の海外留学・交流の促進、教職員に対するグローバル化支援などを行っています。
仕事で培った経験を学びにつなげよう
編集部
さいごに学び直しに興味のある方に向けて、メッセージをお願いします。
向山教授
本学には多彩な専門分野の教員がおり、広い視野で研究をするにふさわしい場を提供しています。
仕事を通じて培った経験、知識、問題意識などを大学院での学びにつなげてみませんか。
大学院での研究成果を社会に還元することで、より良い世界の実現に貢献できます。
よりよい社会の実現に意欲・志を持つ方々をお待ちしています。
まとめ
取材を終えて、『京都ノートルダム女子大学』は遠隔授業や長期履修学生制度など、働きながら学びやすい環境が用意されていると思いました。
詳しく知りたい方は、『京都ノートルダム女子大学』をぜひチェックしてみてください。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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