
転職の入社日に関するメール返信マナー|例文や連絡のポイントを紹介
入社日のメールを返信する時に、「どのように返信すれば良いのか分からない」「転職の入社時期を先延ばしにしたい時はどうすれば良いのだろう」と思った方もいることでしょう。そのような方のために本記事では、転職の入社日メールの返信マナーや実際に使用できる例文、交渉のポイントについて解説しています。入社日交渉メールに関するよくある質問もご紹介するので、ぜひご参考ください。
転職における入社日のメール交渉は可能?
転職における入社日のメール交渉は、可能です。
しかし企業側の転職者を受け入れる体制の準備や手続きの関係で、入社日が希望通りにならない可能性もあります。
また入社日の交渉をメールでする際は、丁寧な言葉遣いやメールのマナーを意識しましょう。
JobQに寄せられた入社日調整に関する質問
オファー面談で入社日の調整が難しいと言われました。普通調整できないことでしょうか。
配属先のチームのマネージャーからは同じチームで働きたい、欲しい人材だからうちのチームに入って欲しいから、人事に調整できるように強く推してみるわと言われましたが、人事は指定日に入社が難しいと厳しいと言われました。 どうしたらいいですか?
その日の入社は厳しいので、少し伸ばしたかったのですが。。
人事をやってます。
一例ですが、給与や社保の締めだったり、研修の一元化など効率性によるものだったり...続きを見る
大体の会社はいろいろな事情で、入社日が毎月の入社日は決まっています...続きを見る
入社日の調整メールの例文の書き方を、具体的に知りたい方は以下の記事もご参考ください。
入社日に関するメールの返信例文
まずは内定の連絡とともに、転職先から希望入社日を問うメールが来た場合の返信方法を把握しておきましょう。
面接時に伝えていた通りのスケジュールで入社できる場合と、そうでない場合の双方を確認しておくことをおすすめします。
面接時に話した入社日に変更がない場合の例文
面接時に話した通りの入社日に変更がない場合の例文は、以下の通りです。
メール例文
内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。
入社希望日につきましては、面接時にお伝えしたとおり、◯月◯日以降であれば勤務開始可能です。
お忙しいところ恐れ入りますが、貴社のご都合もお伺いしたく思います。
ご返信のほど、よろしくお願いいたします。
構成としては、以下の流れでメール文を作成しましょう。
- お礼
- 入社の意思
- 入社日の確認
- 配慮のある一文
常に担当者をねぎらうような言葉選びを心がけましょう。
現職場の都合で入社日を遅らせたい場合の例文
現職の都合で入社日を遅らせる場合には、面接時に話していたスケジュールからどのくらいズレてしまっているかによって、言葉選びを工夫するようにしましょう。
面接時にある程度の幅を伝えており、その範疇であればかしこまりすぎる必要はありません。
メール例文
面接でお話しさせていただいていた入社日についてご相談があり、メールさせていただきました。
現職場での都合となり恐縮ですが、プロジェクトの引継ぎが長引くこととなり、1ヶ月ほどの猶予をいた抱くことは可能でしょうか。
◯月◯日に退職し、◯月◯日以降の入社にてご対応いただければと存じます。
お忙しいところ恐れ入りますが、貴社にとって不都合な点がございましたらご連絡をいただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
構成のポイントは、以下の4つです。
- 連絡した理由を端的に
- 交渉
- 具体的な希望日
- 配慮的な一文
交渉する際、個人の都合は相手には関係のないことなので、出来るだけ簡潔に書くことが重要になります。
また、採用側はなるべく早く採用したいケースがほとんどです。内定を出してからおよそ1ヶ月から最大3ヶ月程度までに入社をして欲しいと考えているでしょう。
さらに欠員補充の場合は、入社希望日が採用に大きく影響する可能性が高くなるため、入社日をずらすとしても1ヶ月から最大3ヶ月程度に留めておくといいでしょう。
そもそも、入社日を遅らせること自体はできるだけ避けるべきことです。そのため面接の時点で、引き継ぎがどのくらいかかるのかをしっかりと計算し、具体的な予定を立てておくと良いでしょう。
また、入社時期について交渉してもいいのか?ということに関してJobQから質問が投稿されていたので、そちらも見て見ましょう。
就職の入社時期は交渉でずらすことって可能なのでしょうか?
就職活動を終え、来年の入社に向けて最後の学生生活を過ごしています。
今回伺いたいのは就職活動で内定をもらった会社への入社時期はずらしても良いのでしょうか。
転職活動をする時は入社時期をずらすなどの交渉をするのは良いという話は聞きますが就職活動の場合はいかがでしょう。
自分はこれから一年の留学を検討しています。
ゼミ等は所属していないため、卒業の問題はないのですが、いかがでしょう。
転職でも内定後の入社日が決まったのを変えるのはなかなかの交渉です。
交渉は面接時に交渉して決めるものです。
ずらせても1ヶ月が...続きを見る
入社日の交渉は、長くても1ヶ月程度が限度のようです。
年単位での変更を希望する場合は、企業側の研修準備やコストも考えて慎重に決断したほうが良いでしょう。
転職における内定を受けた後に、入社日の交渉をするためには多少のテクニックが必要と言われています。
特にメールは感情が伝わりにくいため、注意が必要です。
転職入社日に関する返信メールを送る際の3つのマナー
- ・内定をもらえた感謝を先に記す
- ・企業側が送信してから24時間以内に連絡する
- ・件名に「Re:」があった場合はあえて消さずに返信する
転職入社日メールを送信する際のマナーは、上記の3つのポイントです。
それぞれのマナーについて詳しく解説しますので、要点を押さえていきましょう。
内定をもらえた感謝を先に記す
入社日に関するメールの返信の際は、以下の例文のように内定をもらえた感謝を先に記しましょう。
「内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。入社希望日をご返答するためにメールを送らせていただきました。」
入社日の変更の有無に関係なく、最初に上記の文章を入れておくと相手に伝わる印象が良くなるでしょう。
メールはいつでも読める、受け取り側が開きたい時に開けるというメリットがある反面、感情が伝わりにくいというデメリットがあります。
そのため、こちらの「ありがたく感じている」「迷惑をかけている」という気持ちが伝わるような工夫が必要になります。
企業側が送信してから24時間以内に連絡する
先方から入社日を確認するメールが届いた際には、24時間以内に返信するように心がけましょう。
多くの人事は、確認までにある程度の時間的猶予があるためメールという確認ツールを使用しています。
ただし、メールを送信した翌日または2〜3日以内には内定者の動向を把握しておきたいという思いがあるため、できるだけ早く返信するようにしましょう。
件名に「Re:」があった場合はあえて消さずに返信する
メールでのやり取りに不慣れな方ほど件名を丁寧に修正してしまいがちですが、「Re:」は残しておくことがビジネスマナーです。
そのため一から文章を作り始める必要はなく、返信ボタンをクリックし、出てきた画面に文面を記入し送信しましょう。
入社日交渉メールに関するよくある質問
入社日交渉メールに関するよくある質問は、以下の4つです。
- 転職エージェントに入社日のメールについて相談できる?
- 入社日の持ち物についてメールで聞いてもいい?
- 入社前の挨拶メールの例文は?
- 「いつから勤務可能か」と質問された時の返信メールの例文
それぞれ詳しく解説します。
転職エージェントに入社日のメールについて相談できる?
転職サイトへ登録していれば、入社日のメールについても相談できます。
その他、転職のスケジュール感やマナーについては何でも相談に乗ってくれるため、自分が疑問に思っている部分やイマイチ理解できていない部分などは聞いておくと良いでしょう。
JobQに、転職の入社時期についての質問が来ていたのでご覧ください。
転職の入社時期についてエージェントに相談してもいいのでしょうか
転職の内定がやっと決まり、気分はかなりよかったのですが、実は入社時期をずらさなければならないことになりました。
そこで相談なのですが、転職の入社時期のような実際に転職に関係のないことまで転職サイトのエージェントに相談してもよろしいのでしょうか?
実際に転職エージェントとして働いているものです。
同じような相談を何度か受けたことがあるので、全然相談をても構わないと思いますよ。
内定をもらうことではなく…続きを見る
入社日を含め、転職に関して何か困ったことがあればすぐに転職エージェントに相談するのが良いでしょう。
入社日の持ち物についてメールで聞いてもいい?
持ち物の確認については、採用通知とは別にメールが来る場合があります。
企業に別途メールで聞いても良いですが、マナーには十分注意しましょう。
- 筆記用具
- メモ帳
- 印鑑
- クリアファイル
上記の基本の持ち物の他に、入社手続きに必要な書類も忘れずに持っていくようにしましょう。
入社準備については、以下の記事でも確認してみてください。
▶関連記事:
転職初日の挨拶や服装は重要!オフィスカジュアルや持ち物も解説
入社日持ち物の確認メールの返信例文は?
ここでは持ち物について質問した際に、企業から回答をもらった時の返信の例文について紹介していきます。
例文
入社日の持ち物についてのご連絡ありがとうございます
必要な持ち物についての詳細を確認いたしました。
この度はお忙しい中、私の質問にお答えいただきありがとうございます。
当日はどうぞよろしくお願いします。
入社意思の確認メールに返信する際の例文は?
入社意思に関する連絡は電話で行うのが基本なのですが、先方が不在だった場合はメールで伝えましょう。
例文
件名:内定承諾のご連絡(名前〇〇〇〇)
〇〇株式会社 人事部
〇〇様
お世話になっております。
内定の通知をいただきました、〇〇です。
先程お電話をさせていただきましたが、ご多忙のようでしたので、取り急ぎメールにて失礼いたします。
このたびは内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございます。
貴社からの内定を謹んでお受けしたいと思い、ご連絡いたしました。
入社後は、一日も早く貴社に貢献できるようにしていきたいと考えておりますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。
貴社の皆様と一緒に働ける日を楽しみにしております。
まずはお礼かたがた、ご挨拶を申し上げます。
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署名
また、入社承諾のメールの書き方について詳しく解説している記事があるので興味のある方はご覧ください。
▶︎入社承諾のメールの書き方|例文や返信のマナーについて解説
入社前の挨拶メールの例文は?
入社前のメールは必須のビジネスマナーではありませんが、事前にメールした方が落ち着くという方は送りましょう。
例文
件名:入社のご挨拶(名前〇〇〇〇)
〇〇株式会社
関係者各位
はじめまして。
突然のご連絡ご容赦ください。
この度、貴社への内定をいただきました。
名前〇〇〇〇と申します。
〇月◯日の入社にあたってご挨拶したく、まずはメールをお送りいたしました。
私はこれまで〇〇にて、インターン生として◯年間働いておりました。
今回、配属が決まった〇〇の業務は経験がないので、はじめのうちはご迷惑をお掛けするかと存じますが、精一杯尽力しますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
また、直接お会いしてご挨拶させていただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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名前〇〇〇〇
TEL:
Email:
「いつから勤務可能か」と質問された時の返信メールの例文
ここでは「いつから勤務が可能か」と質問された時の返信メールの例文について紹介していきます。
例文
お世話になります。
このたびは、〇〇株式会社への入社の機会を与えていただき、大変光栄に存じます。
つきましては、ご質問をいただきました「勤務可能日」についてご連絡させていただきました。
現状の予定では、〇月〇日までに全ての業務を終了し、退職手続きを行う予定です。
そのため、〇月〇日より〇〇株式会社で勤務を開始することが可能でございます。
また、必要な手続きや準備については迅速に進められるよう、柔軟に対応させていただきます。
なお、もし勤務開始日を早める必要がある場合は、ご相談いただければと思います。
私自身もできる限りの調整をいたしますが、現在の雇用契約上の手続きや手続きの関係から、ある程度の日数を考慮していただく可能性がある点はご了承ください。
改めまして、この度の内定に心より感謝申し上げます。
〇〇株式会社での勤務に関して、貢献できるよう最大限の努力をいたしますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
敬具 〇〇(自分の名前)
入社日調整メールは早めに返信しよう
メールを使用して、内定を出してくれた企業へ入社日の打診を行う場合には、今回紹介したような例文を効率良く使用していきましょう。
多くの方は、内定をいただいているという側面もあり、丁寧になりすぎてしまうことがありますが、スピード感も大切です。
不足している情報がなく、感情が伝わるシンプルなメールの作成を目指してみて下さい。
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