
【例文あり】入社日を遅らせたい!調整メールや交渉のタイミングを解説!
転職後の入社日を交渉して遅らせることはできるのでしょうか。この記事では、転職の入社日を1ヶ月や3ヶ月、また半年延期したい人のために、転職の入社日を延期する方法や、交渉の仕方を解説します。おすすめの入社日や、メール・電話での入社日の例文も見ていきましょう。
入社日を遅らせるにはいつ交渉をするべき?
入社日を遅らせたいと会社に交渉するのはいつ頃がいいのでしょうか?まずは企業へ連絡するべき時期について解説します。
内定前に連絡をするのがマナー
求人の時点で入社日が決められている場合は、内定前に入社日についての連絡をするのがマナーです。
企業側は、入社日から仕事をしてもらう前提でスケジュールを立てています。内定をもらう前に日程の都合が悪いと分かった場合は、入社日について自ら相談するようにしましょう。
入社日が企業側から提示されていない場合
選考の条件に内定日が記載されていなかったり、内定しても入社日について連絡がこなかったりする場合があります。
企業側の連絡漏れやミスの可能性もあるため、なるべく早い段階で確認の連絡を取るようにしましょう。
転職エージェントを利用している場合
転職エージェントを利用している場合は、転職エージェントの担当者が交渉を仲介してくれます。
不測の事態や交渉の経験も豊富であるため、直接企業へ連絡するのではなく転職エージェントの担当者へ連絡し、対応をお願いしましょう。
内定後に急遽連絡をする場合
トラブルや不測の事態に巻き込まれたり、現在の職場で問題が発生したりすると、急遽入社日を延期しなくてはならなくなる場合も出てきます。
その場合は、判明した時点でなるべく早く連絡するようにしましょう。入社予定日までの期間が長ければ企業側も対応しやすくなります。逆に遅くなればなるほど、企業側の準備や予定を崩すことになってしまうため、影響が大きくなってしまうのです。
連絡方法は、電話での連絡をおすすめします。確実に伝達できること、誠意が伝わりやすいためです。
電話が繋がらない場合は、メールで連絡した上で「後日改めて電話にてお詫びのご連絡をさせていただきたい」という旨を合わせて記載しておくとよいでしょう。
入社日を遅らせる交渉のポイントを紹介
実際に入社日を遅らせる交渉をするときは、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。
ここでは、転職先と入社日の交渉をスムーズに行うためのポイントを3つ解説します。
- 最短入社日・入社希望日を早めに連絡
- 入社希望日の理由を明確に
- 企業側の事情も考慮する
最短入社日・入社希望日を早めに連絡
入社日をいつまで延期したいのか、いつなら入社可能かという具体的な日程を早めに連絡することが大切です。
具体的な日程を連絡することで、企業側も合わせた予定の変更がしやすく、熱意や真剣味も伝わりやすくなります。
再度延期することのないよう、連絡する日程はしっかり確認し、それに合わせて準備を進めるようにしましょう。
入社希望日の理由を明確に
入社日の交渉時は、なぜ延期する必要があるのか理由を明確に説明しましょう。
希望日を具体的に提示するのはマナーとして大切ですが、それだけではありません。入社日の延期の必要性について説明できる根拠が必要です。
事情や理由を明確に伝えれば延期の必要性だけではなく、トラブルを乗り越えてでも働きたいという誠意や真剣味が伝わりやすくなります。
企業側も一緒に働きたいと思って内定を出してくれているので、事情を汲み取って検討してくれるはずです。
身内の不幸や前職のトラブルなど、できるだけ理由は正直に伝えるようにしましょう。
企業側の事情も考慮する
交渉をしても、入社日の希望が必ず通るわけではありません。必要な企業側にも都合があります。
お互いに合意の上、気持ちよく働くためにも双方が納得できる日程を目指して交渉を行いましょう。
自分の希望した日程を通すことを目標にせず、柔軟な姿勢で交渉に望むのが大切です。
メール・電話での交渉例文
実際に交渉に臨む時、どんな文章で連絡すればいいのでしょうか。
本章では、メール・電話それぞれの具体的な例文をご紹介します。
メールの場合
電話がつながらない場合、メールでまずは連絡をします。
入社日の交渉方法のメール例文は、以下です。
〇〇株式会社
総務部 人事課
◯◯様
お世話になっております。■■です。
入社日に関して相談があり、連絡をさせていただきました。
誠に恐縮ではございますが、現職の引継ぎの都合で入社日を【◯月✕日(△)】とさせていただけないでしょうか。
現在の仕事の引継ぎ担当者が、別部署に急遽異動になってしまい、別の担当者へ引継ぎをすることになりました。
上司と交渉を行ったのですが、退職日が×月〇日となってしまったため、入社日を【◯月✕日(△)】に延期させていただけないでしょうか。
こちらの勝手な都合で誠に申し訳ございません。
改めて電話にてご連絡をさせていただければと思いますので、ご都合の良い日時がありましたらお教えくださいませ。
恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
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■■(氏名)
電話番号:090-XXXX-XXXX
E-mail:XXXX@XXXX.co.jp
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延期が必要な理由を正確に伝えること、具体的な日程を記載することがポイントです。
また、後日電話連絡を改めてしたいという旨もあわせて連絡しましょう。
電話の場合
電話で入社日の延期をお願いする例文は、以下です。
<自分>
お忙しいところ失礼いたします。
私、〇月〇日に採用面接を受けさせていただいた○○です。この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
つきましては入社日の調整をさせていただきたく、ご連絡させていただきました。
<採用担当者>
ご連絡ありがとうございます。いつ頃ご入社いただけそうですか?
<自分>
ご迷惑をおかけして大変申し訳ないのですが、退職日が当初の予定より遅れた×月〇日と決定したため、入社日を×月×日以降とさせていただけないでしょうか?
現在の仕事の引継ぎ担当者が、別部署に急遽異動になってしまい、別の担当者へ引継ぎをすることになりました。
上司と交渉を行ったのですが、退職日が×月〇日となりました。申し訳ございません。
<採用担当者>
かしこまりました。確認が取れ次第、こちらからご連絡いたします。
<自分>
ありがとうございます。お忙しいところ大変お手数おかけしますが、ご調整のほどよろしくお願いいたします。
入社日を遅らせたい理由は、適宜変更して上記の例文をご使用ください。
また、入社日の延期の連絡に関するおすすめの記事もありますので、合わせて参考にしてみてください。
入社日を遅らせるリスクはある?
入社日を延期させることには、どんなリスクがあるのでしょうか。
ここでは、想定されるリスクや悪影響について解説します。
- 企業側の想定した日程が崩れる
- 志望度が低いと思われる可能性がある
企業側の想定した日程が崩れる
入社日を延期するのは、企業にとって大きな負担です。
転職先は、新しい社員が入るために準備を進めています。準備の調整やスケジュールが崩れるため、入社日の延期は余程の理由がない限り申し出ない方がいいでしょう。
急募で、すぐに働ける人が求人の条件だった場合などは更に負担や影響が大きくなってしまいます。
新たなスタートを切る転職先で、序盤から迷惑をかけるのは印象が良くありません。
志望度が低いと思われてしまう可能性がある
予定より入社日を遅らせたいという申し出から、他の企業の選考を受けているのでは?と疑われることがあります。
会社としては、予定入社日から一緒に働くことを想定し、準備を進めています。
準備を進めている中で延期の申し込みをされると、志望者側の準備が不十分だと企業側が捉えてしまう可能性も考えられます。
そのため、入社日を遅らせるのは会社にとって志望度が低いように見られるかもしれません。
また先ほども述べたように急募の条件だったりすると、最悪の場合内定取り消しになってしまう場合もあります。
JobQにも、「入社日を1ヶ月遅らせるのは問題ないか?」と悩むQAが寄せられています。ぜひ参考にしてみてください。
転職活動をしています。一社内定をいただくことができ、そこの会社は志望度が高い企業でしたので、内定をいただき嬉しく思います。
ただ、入社日を面接で話していた時期から1ヶ月ずらしてほしいと考えているのですが、このような話を内定後に交渉するのはいかがなのでしょうか?内定取り消しなどの可能性はありますか?
第2候補に取られてしまう可能性は十分あります。当初の入社日を鑑みて…続きを見る
よく聞く話なのですが、今やってる仕事の区切りより、今からやる仕事の区切りを大事にしたほうがいいですよ。
プロジェクトの最初の…続きを見る
回答にもあるように、予定を延期した場合は内定が取り消しになる可能性もあります。相当な理由がない限り入社日の延期はしない方がいいでしょう。
転職の入社日でよくある質問
最後に、転職の入社日でよくある質問を見ていきましょう。
まずは、転職の入社日を企業側から早めてもいいと言われた時の対応方法です。
JobQのQ&Aを元に見ていきましょう。
転職活動を行い、ある企業から内定をいただいたのですが、その際に求人で書かれていた入社予定日より早く入社しても問題ない旨を伝えられました。
しかし、私自身は求人に載っていた日付での入社を想定していたため、短期留学する予定を入れてしまっており、予定よりも早く入社することができない状況です。
このことを素直に伝え、求人に書いてある入社日が良いということを伝えると印象が悪くなってしまうでしょうか。
印象悪くはならないです。
逆に企業側が早く入社しても問題ないことを伝えて来る理由としては、...続きを見る
このように、転職先の企業側が早く入社しても問題ないことを提示してきた場合、当初の入社日に入社して問題ありません。
また、印象が悪くなる心配もありません。
転職におすすめの入社時期はある?
転職活動を行っていて、おすすめの入社時期は4月です。
4月は決算を終える企業が多く、年度が変わることもあり、新たなスタートを切るのにぴったりの時期です。
2月、3月に人事異動を行う企業が多く、4月は人事異動を終えた最初の月でもあります。
そのため、キャリア採用の場合でも、4月入社であれば受け入れ態勢が整った時期に加わることができ、人間関係などの不安を抱えることなく転職ができます。
もし4月に入社を考えるなら、半年前の10月頃から転職活動をスタートするのがよいでしょう。
転職の入社日は余裕をもって交渉しよう!
今回は、転職の入社日について紹介しました。
入社日を延期するのは、原則おすすめできませんが、もしどうしても入社日を遅らせたい場合は、理由をしっかり述べて謝罪をしましょう。
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