
SPIで電卓は使っていいのか?おすすめの電卓や正しい選び方を解説
SPI試験では、電卓を活用するべき場面があります。電卓を上手に使いこなせなければ、計算ミスが起きるだけでなく、時間内に解答できない恐れもあります。また、一言で電卓といっても、相性の良し悪しがあるため、選び方のポイントも押さえておきましょう。今回は、SPI試験で電卓を使ってよいのかどうかや上手に活用するポイント、正しい電卓の選び方などを解説します。本記事を参考にすることで、SPI試験での電卓の使用可否を理解し、上手に電卓を使いこなせるようになる可能性が高いため、ぜひ参考にしてみてください。
SPIで電卓は使っていいのか?
SPIでの電卓の使用可否については、以下の通りです。
- テストセンターやペーパーテストでは基本的に使えない
- Webテストでは電卓を使える
SPIでは、全てのテストで電卓を使用できる訳ではありません。テスト形式によって、電卓を使用しても良いかが異なるため、自分自身が受験するテスト形式では使用できるかどうかを理解した上で、対策を考えましょう。
テストセンターやペーパーテストでは基本的に使えない
テストセンターやペーパーテストの場合は、電卓を使用できません。電卓を使用するのではなく、当日配布されるメモ用紙や問題用紙の余白スペースで計算を行います。
電卓を使用できない場合には、計算ミスをする可能性が高まります。電卓を使えなくても、正しく計算できるように、普段から計算の練習をしておくことも大切です。
また、ペーパーテスト形式の場合には、電卓の持ち込みが許可されていることもあります。電卓の使用可否は、試験によっても異なるため、受験前に確認しておくことが大切です。
Webテストでは電卓を使える
Webテスト形式の場合には、電卓を使用できます。電卓を使用することによって、テストセンターやペーパーテストのように、計算ミスによる間違いを防止できる可能性が高いです。計算が得意ではない場合には、電卓を使用できるWebテストでSPIを実施している企業に応募しましょう。
しかし、電卓を使用できる試験では、出題される問題の難易度も高まります。電卓の使い方に手間取ってしまうと、時間内に問題を解き終わらない恐れがあるため、事前に練習しておくことが大切です。
SPIで電卓を上手に活用するポイント
SPIで電卓を上手に活用するポイントは、以下の3つです。
- 事前に電卓の使い方に慣れておく
- あくまで補助として利用する
- 電卓の便利機能を活用する
SPIで電卓を使用できる場合でも、電卓の使い方によって効率的に解答できるかどうかが異なります。電卓の使用を考えている場合には、上手に活用するポイントを押さえた上で試験に臨みましょう。
事前に電卓の使い方に慣れておく
SPIで電卓を効果的に活用するためには、事前に電卓の使い方に慣れておくことが大切です。電卓の使用が認められている場合でも、電卓の操作に手間取ってしまっていては、スムーズに計算問題を解けません。場合によっては、自分で計算したほうが早いこともあります。電卓を上手に活用するためには、練習問題の時から何度も操作して慣れておくことが大切です。
また、電卓には便利な機能が備わっており、事前に理解しておくことで、より効率的に解答を進められます。SPIの過去問も練習し、どんな機能をいつ使うべきなのかも理解しておくようにしましょう。
あくまで補助として利用する
電卓を使用する際には、電卓を補助として考えておくことが大切です。電卓メインで考えすぎてしまうと、逆に時間がかかる恐れもあります。
例えば、2つの数値の足し算をする際に毎回電卓を使用していると、打っている時間が無駄になる可能性が高いです。全ての計算で電卓を使用するのではなく、簡単な計算に関しては暗算で対応できるようにしましょう。
また、SPIで解答する際には、計算過程もメモに残しておくことが大切です。計算過程をメモに残しておくことで、どこかで計算がずれたとしても、すぐに修正しやすくなります。以上のことから、簡易的な計算は暗算で対応した上で、複雑な計算に関しては電卓を活用するなど工夫をしながら解答するのがおすすめです。
電卓の便利機能を活用する
電卓の便利機能としては、以下の4つが挙げられます。
- ACキー/Cキー/→
- %
- √
- M+、M-、RM、CM
電卓の便利機能を活用することで、より効率的に計算を進められます。問題の解答に集中するためにも、よく使用する便利機能は押さえておきましょう。
ACキー/Cキー/→
ACキー/Cキー/→は、計算の内容を削除できる機能のことです。それぞれの機能の違いについては、以下の表を参考にしてください。
名称 | 機能 |
ACキー | 全ての計算を削除 |
Cキー | 現在の画面の内容を削除 |
→ | 下一桁のみ削除 |
削除といっても、様々な種類があります。状況に合わせて「全てを削除するのか」「現在の画面だけを削除するのか」などを考えて活用できれば、間違えても計算時間を短縮可能です。
%
%は、SPI試験でも活用する場面の多い便利機能です。%はパーセンテージを計算したい場合に活用できます。
例えば、10,000円の5%を計算したい場合、通常であれば「10,000× 0.05」と計算しなければいけません。しかし、%を活用することで「10,000× 5%」と計算できるため、計算時間を短縮しやすくなります。
√
√は、数値のルートを計算する時に活用できる便利機能です。ルートに関する問題は、非言語問題で出題されることが多いため、活用するケースは多いです。
ルートを使うためには、計算したい数値を入力した後に「√」を入力するだけで解答が表示されます。しかし、一般的な電卓にはルート計算機能が付いていないため、事前に確認した上で購入することが大切です。
M+/M-/RM/CM
M+/M-/RM/CMは、メモリーに関する便利機能のことです。それぞれの機能の詳細に関しては、以下の表を参考にしてください。
名称 | 機能 |
M+ | 表示の数字をメモリーに足す |
M- | 表示の数字をメモリーから引く |
RM | メモリーの呼び出し |
CM | メモリーの削除 |
メモリー機能は、数字を一時的に保存しておきたい時に活用できる機能であり、上手に活用できるかどうかで計算効率も異なります。いきなり本番で使用するのは難しいため、活用する場合には過去問や練習問題などを使って事前に練習しておくことがおすすめです。
SPIで使う電卓の正しい選び方
SPIで使う電卓の正しい選び方は、以下の2つです。
- 手のサイズに合うものを選ぶ
- 多機能すぎる電卓は避ける
SPI試験で使う電卓は、何でもよいわけではありません。自分自身と相性のよい電卓があるため、購入前に選び方を理解しておきましょう。
手のサイズに合うものを選ぶ
SPIで使う電卓を選ぶ際には、手のサイズに合うものを選ぶことが大切です。手のサイズに合っていないと、打ち間違いや手が疲れる恐れがあります。電卓は、大きすぎても小さすぎてもよくありません。
一般的には、手のひらが隠れる程度の大きさが使いやすいとされています。さらに細かく考えるなら、人差し指と中指と薬指の3本を電卓に並べ、手を動かさなくてもスムーズにキーを打てれば相性がよいと判断できます。
多機能すぎる電卓は避ける
SPIの電卓を選ぶ際には、多機能すぎる電卓は避けましょう。「機能が多い方が良いのではないか」と思うかもしれません。しかし、多機能すぎてしまうと打ち間違いが発生しやすく、計算も間違える可能性も高くなります。
基本的には、四則演算ができる電卓であれば問題ありません。便利機能を使うことは大切ですが、機能性よりも使い心地のよさを優先的に考えることが大切です。電卓を選ぶ際の機能性は「あったらよいな」程度に留めておき、何を優先すべきかを間違えないように注意しましょう。
SPI試験におすすめの電卓
SPI試験におすすめの電卓としては、以下2つが挙げられます。
- 関数電卓
- スマホの電卓
SPI試験の電卓では、一般的な電卓だけでなく、スマホの電卓の使用も可能です。機能性の面で考えても、上記の2つなら問題なく活用できるため、どちらを利用するのかは自分自身の状況と照らし合わせて判断しましょう。
関数電卓
関数電卓とは、電卓の基本的な機能である四則演算だけでなく、複数の便利機能が使用できる電卓のことです。計算の中でも数字だけでなく、括弧や分数の形で入力できるため、状況に応じて使い分けがしやすくなっています。
また、ミスがあるかどうかを確認したり、1部だけを修正したりすることも可能です。複数の便利機能を使いこなし、効率的に計算問題を進めたいと考えている場合には、関数電卓をおすすめします。
スマホの電卓
SPI試験のWebテストでは、スマホの電卓を使用することもできます。Webテストでは、複雑な計算問題が出てくることは少ないため、スマホの電卓でも対応できます。普段から電卓を使用するよりも、スマホを使用する機会が多い人は、スマホの方がスムーズに使えるでしょう。
ただし、スマホを使い慣れているからといって、本番でいきなりスマホの電卓を使用するのはおすすめしません。過去問を解いている時からスマホの電卓を活用し、使い方には慣れておくことが大切です。
SPI試験の形式によって電卓の使用可否は異なる
SPI試験では、すべての試験で電卓を使用できる訳ではありません。そのため、応募している企業のSPI試験の形式を理解し、電卓の使用可否を確認しておくことが大切です。
電卓が使用できることがわかったら、相性のよい電卓を選び、本番までに対策をしておきましょう。電卓の便利機能に慣れておくことで、計算問題を効率的に進めることができ、全体の時間を短縮することが可能です。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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