
社長へ質問する時のマナーを徹底解説【聞くべき質問とは】
普段から社長と話す機会が多い人は多くはありません。しかし、面接や研修、歓送迎会やその他色々な特別な場においては、そのような機会も多いものです。このような場で、あらかじめ会話のネタや質問などを用意しておくと、社長に好印象を持ってもらえます。この機会に社長と距離を縮めて同期と差をつけましょう。
面接で社長に好印象を残す質問
好印象を残す質問とは
好印象に繋がる質問とは、現在の社長になって取り組んだ事業や思い入れのあるプロジェクトに関することです。
社長は自分の任期中に積極的に取り組んだものについて思い入れがあります。
思い入れのあるプロジェクトについて質問をすれば社長としても自ら進んで答えたくなるでしょう。
特に、中期経営計画や長期経営計画の中でうたわれている数値目標や新規事業、組織改革などについて質問をすると、社長は、会社の将来像を熱く語ってくれるかもしれません。
好印象となる質問の例
好印象となる質問の例を紹介するので参考にしてください。
・今回、社長直轄の〇〇〇〇チームを発足させていますが、この組織に興味があります。どのような組織なのかご教示頂けますでしょうか。
・今回の人事制度改革は社長の想いが託されていると伺っています。どの辺りに社長の強い想いがあるのか、ご紹介頂けますでしょうか。
・新規事業として、海外の〇〇プロジェクトを社長直轄プロジェクトとしても立ち上げられています。海外のプロジェクトに大変興味があるので、詳細を教えてもらえますでしょうか。
・中期経営計画にて、◯◯エリアの〇〇〇〇プロジェクトを社長自ら推進されています。どのような事業なのか詳細をご教示いただけますでしょうか。
・中期経営計画の中で、営業利益〇〇億円を2年後に達成目標にあげていますが、達成に向けての意気込みをお聞かせください。
質問の際に気を付けること
気をつけるポイントは、社長のプライベートについて大勢の前で質問しないことです。
例えば、どこに住んでいるのか、家族は何人家族なのか、年収はいくらなのかなどは、人前で答えづらい質問になりやすいでしょう。
気にしない人もいるかもしれませんが、人としての礼儀として注意が必要です。
細かい業務の質問はしない
あまりにも細かい業務の質問もやめましょう。
社長と言っても全ての業務に精通しているわけではありません。
例えば、旅費精算の日当についてや、保養所を借りた際の個人負担の金額など、それぞれの担当部署に聞いて解決することは聞かないようにしましょう。
社長が面接にいるかどうかは企業によりますが、それに関してはJobQに寄せられた以下の質問をご覧ください。
企業の一次面接でいきなり社長も来るなんてことはあるんでしょうか?
企業の一次面接でいきなり社長も来る、そんなことってあるんでしょうか?
現在転職エージェントを通じて転職活動中なんですが、来週一社面接をする企業があります。
書類選考を通って、面接の案内が来たのですが一次面接からいきなり社長さんがお見えになると聞かされ、正直驚いています。
実際、一次面接から社長がお見えになることなど、あるのでしょうか?
ありますよ。
優秀な方なら即決のためにそうなります。
私は通常3回面接のところが、…続きを読む
とのことでした。
社長や、役員の方が一次面接に来られるとなると、他の人と差がつけることができる場なので、きっちり準備して臨みましょう。
転職エージェントへの相談も一つの手段
3日以内に面接を控えている方にはおすすめできませんが、面接まで1週間ほどもしくはそれ以上の準備期間がある方は、転職エージェントに一度相談するのもおすすめです。
親身にあなたの転職活動をサポートしてくれる他、自分では見つけることができなかった求人も見つけることが出来るでしょう。
既に、エージェントの登録をしている方も複数登録してみると世界観が変わるので、おすすめです。
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公式HP
- doda:https://doda.jp/
また、転職する際の面接で人事に質問を求められます。
その際どのような質問をするのが良いのかもご紹介しますので、ぜひ転職の際に参考にしてみてください。
転職面接時の逆質問で聞いておいた方が良いことはなんですか?
転職面接時にこちらからの逆質問で聞いておいた方が良いことはなんですか?
事前に逆質問の内容を準備したいです。
小さな会社を経営しております。プログラマーです。
「何か質問はありますか?」ってだいたい最後の質問ですよね。
新卒の採用面接に限らないのですけど、会議・商談って最後に内容を全部要約すると「ちゃんとやったな」という雰囲気になります。
聞かれた質問と答えの中で、自分が言う予定だったことが全部言えて、縁があって次に進むにしても、そうでなかったとしても、判断するのに十分な材料を与えたよということを伝えることができれば、かなり良い印象が残せると思います。
話を聞いたらメモなしで全部覚えて要約する能力は、顔と名前を一致させたり、字がきれいだったり、といったことと同様に、…続きを読む
とのことでした。
転職する際の面接に関しては、逆質問も含めしっかり対策していきたいですね。
社長との面談で聞かれやすい質問
聞かれやすい質問とは
社長との面談で聞かれやすい質問は、現在の業務の内容と改善案についてです。
社長になると、現場の声というのが聞こえづらくなるので、できる限り現場の担当者の声を聞きたくなります。
社長としては、それぞれの生の声を聞いて吸い上げ、経営層に落とし込み、さらなる改善や業務効率を上げたいはずです。
ここでは素直に日頃から感じている、業務の疑問点や問題点を提起して、それに対する自分の改善案を報告してみましょう。なかなか聞けない生の声が聞けて喜ぶはずです。
社長と直接面談するシチュエーションを、あらかじめイメージトレーニングしておくとよさそうですね。
上手な受け答え方
上手な受け答え方としては、現在の業務に満足していて、このような仕事を与えてくれている社長に感謝している気持ちを伝えることが大切です。
今の業務に満足していなくても、試練の時期を与えてくれているわけですので、常に感謝に気持ちを持って社長と話をしましょう。
現在の仕事の愚痴を伝えるのではなく、どうすれば業務が改善されるのか、効率が良くなるのかを社長に進言すると、社長も満足のいく面接だと感じてくれます。
質問が下手な人と上手い人との違いとは何でしょうか。
質問が下手な人と上手い人との違いとは何でしょうか。
質問するためにはまず問題を説明をしなければいけないので、そこの説明力で差がつきます。
また、質問する内容自体でも知識量や着眼点で差がつきます。例えば…続きを見る
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新入社員が社長に質問すべきこと
内定式での質問の例
内定式では、新入社員は会社のことがわかっていないので、難しい質問をする必要はありません。
学生時代に感じていた素朴な疑問や興味のあることを聞いてみましょう。
内定式で質問をする場合の例を簡単に紹介します。
ぜひ参考にしてください。
- 社長は海外事業を積極的に展開していますが、その理由を教えてください。
社長は今後どの国に対して投資を拡大していこうとしていますか。
- 社長が新入社員に期待することはどんなことかご教示ください。
- 社長が会社のトップとして常に気にしていることがあれば教えてください。
- 社長が決算発表する際に心がけている点などあれば教えてください。
研修中での質問の例
研修は、若手向けや中堅、役職者、部長、役員などさまざまな段階があります。
それぞれの役職で質問する内容は異なりますが、いずれの場合も会社の業務についての質問がメインになります。例を記載しますので参考にしてください。
(質問例)
〇〇プロジェクトは、今後の当社の未来を映し出すプロジェクトだと思っています。当プロジェクトに対する社長の思い入れを教えてもらえますか。
新規事業を経営の柱にあげていますが、今後どのような分野に投資を考えているのか教えていただけますでしょうか。
本業である〇〇事業の収益力が下がっていると思うのですが、これからV字回復していくためには何が1番大切とお考えか教えていただけますでしょうか。
採用の年齢構成のいびつ化により、若手層への負担が大きくなってくると感じています。〇〇歳代が多く、さらなる人件費の削減が必要ではと感じています。この辺りについてどのようにお考えかお聞かせください。
歓迎会での質問の例
歓迎会は、あまり硬い質問をするのではなく、皆と楽しく歓談できる質問が好まれます。社長の内面を語りやすい質問をすると場も和やかになります。
(質問例)
社長がこれまで経験してきた部署のお話を聞かせてください。
これまでで1番大変だった仕事を教えてください。
社長はいつ社長になろうと思われましたか?
社長が今後力を入れていきたい分野を教えてください。
中堅社員が出世するための質問
会議での質問の例
中堅社員が会議で質問するときには、具体的な数値を織り込みながら質問をすることが大切です。
数値を織り込むことで、社長は会社経営についての意識が高いと感じてくれるはずです。
また、自身の考えも織り込みながら質問をすると、ちゃんと自分に考えも持っているというアピールもできます。
ぜひ参考にしてください。
私が所属している〇〇事業部のここ3年の営業利益は〇〇億円、〇〇億円、〇〇億円と減少傾向にあります。私が考える営業利益の減少要因としては、〇〇プロジェクトの方向性に違いがあるのではないかと思っています。社長としてはどのようにお考えか教えていただけますでしょうか。
新規事業における海外の〇〇国への投資金額が全体の〇〇%と大きく飛躍しています。一方、発展途上国のために経済が安定せず、不安要素もあるのではないかと感じています。今後、引き続き成長を続けていて成長率〇〇%の先進国〇〇国に投資シフトすることはありますでしょうか。
懇親会での質問の例
懇親会では、お酒が入ることがほとんどです。
社長もリラックスした中での話になるので、普段とは違い少し柔らかい内容の質問にする方がいいでしょう。
社長がこれまでの海外出張で気に入った国はどこでしょうか。
社長が若い頃に1番苦労されたことは何でしょうか。
社長がこれまでに成功したプロジェクトはどのプロジェクトでしょうか。
社長への質問の注意点について
質問してはいけないこととは
社長への質問でしてはいけないことは、社長に文句を言うような内容です。
今の自分が携わっている仕事の文句や、悪口を社長に伝えても、社長はいい気はしません。
前向きな質問をするようにしましょう。
質問のタイミングやポイント
質問のタイミングも重要です。
質問に対し、社長の説明が全て終わったタイミングを見越して次の質問をするようにしましょう。
前の質問を答えている間に質問をすると、社長も自分の回答を遮れられたと感じてしまいます。前の質問の流れを踏まえて次の質問ができると、社長も回答がしやすいです。
前の質問と全く真逆の流れの質問をすると、社長が回答するのも戸惑ってしまうので、場の流れを考えながら質問をしましょう。
まとめ
社長と話ができる機会は、そうあることではありません。
社長に質問ができる機会がいつ来ても大丈夫なように、常に質問を考えておくことは大切です。
ここでは、社長に対する質問例をまとめましたので、ご参考にしてみてください。
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