【女性編】面接でスーツがない場合の服装の選び方を分かりやすく解説

面接に着ていくスーツが無いとはいえ、基本的にスーツを着ていくのがマナーです。

ただし、業界や職種によってはスーツを着用しなくても良い場合があります。

スーツを着用しなくて良いといっても、普段着のようなカジュアルすぎる服装は印象を悪くしてしまう可能性があるため注意が必要です。

以降の章では、企業側からスーツ着用と指定がない場合と指定がある場合、それぞれどのような服装を選べば良いのか解説していきましょう。

スーツ着用と指定がない場合

企業側からスーツ着用と指定がない場合には、オフィスカジュアルが一般的です。

オフィスカジュアルとは、スーツのようなビジネス用のフォーマルウェアを少しカジュアルに崩した服装となります。

オフィスカジュアルの具体的なアイテムについては、以降の章で詳しく解説していきます。

また、アパレル業界などの一部業界によっては、ファッションセンスが問われることがあります。

その際には、私服に近い服装が望ましい場合もあるため注意が必要です。

スーツ着用と指定がある場合

スーツ着用と指定があった場合には、必ずスーツを用意するようにしましょう。

スーツ着用を無視してしまうと、企業側からの指定に添えない人材と悪い印象を与えてしまいます。

そのため、スーツを持っていない場合でも何らかの方法で用意するようにしましょう。

スーツを用意するには、近くのお店で買うこと以外にも、スーツをレンタルするという手段もあります。

最近では、インターネットのサイトでも簡単にレンタル可能ですので活用してみましょう。

服装を選ぶ前に、企業側がどのような視点で服装や身だしなみを見ているのかを知っておくことが重要です。

見られている服装のポイントは、主に以下の3つが挙げられます。

• 清潔感があるか
• TPOをわきまえた服装であるか
• 自社の社風に合っているか

シワやシミがある服装は、身だしなみに清潔感がないと面接での第一印象は悪くなってしまいます。

また、お辞儀をするたびに髪が顔にかかるような髪型も清潔感がないと思われるため気をつけましょう。

TPOをわきまえていないような露出の多い服装や、ボディラインが出過ぎる服装も避けるようにしてください。

あくまで、仕事の面接となるためカジュアルすぎる服装は印象を悪くしてしまいます。

最後に、企業は自社の社風に合った人材を求めているため、企業イメージに合う服装選びが大切です。

企業は、あなたが入社し職場の和を乱さないかを面接で見られていると頭に入れておきましょう。

3つとも、最低限のビジネスマナーとなりますので、しっかりと押さえておく必要があります。

面接でスーツがない場合のアイテムについて紹介していきます。

それぞれどのようなアイテムを選べば良いのか、選び方を詳しく解説していきましょう。

その前に、面接でのスーツに関する質問をご紹介します。

面接用のスーツがない場合、買った方がよいのでしょうか？

もうすぐ30代になる女性です。

現職ではスニーカーやジーパンがOKのため、カジュアルな私服で勤務してきました。

そのためしばらくスーツは着ておらず、面接用にスーツを買い足すべきか迷っています。

スーツではなくオフィスカジュアルであれば、会社のイベント（内定式・総会）用にもっているのですが、面接ではオフィスカジュアルでも大丈夫なものなのでしょうか…。

オフィスカジュアルな服装は、面接にはカジュアルすぎるでしょうか？

採用を担当したことのあるかた、女性で実際にオフィスカジュアルで面接に行かれた方がいらっしゃれば、エピソードを教えていただけると幸いです。

私は女性ではないですが、上場企業で管理職として採用面接に参加していました。

営業職で常に客先へ行くような職種以外の面談では、特にスーツにこだわる必要はないと思います。

特に女性の場合は、…続きを見る

もう一つご紹介します。

スーツがない場合、女性が手頃な価格で購入できるオススメの店舗やブランドは？

面接用にスーツ、またはオフィスカジュアルな服を購入したいと考えています。

職場の服装はカジュアルOKのため、スーツを着る機会が少ないです。

そのためスーツを持っていなかったり、オフィスカジュアルな服を着る機会が少ないため、どこでリーズナブルな価格で購入するか悩んでいます。

男性、女性問わず、かっちりとしたビジネスシーンにあう服装をリーズナブルな価格で購入できるオススメの店舗やブランドはありますか？

購入先、実際に着た場面のエピソードについて、ぜひ参考にさせて頂きたく質問しました。

パーフェクトスーツファクトリーは安いです。1万…続きを見る

女性の面接時の服装に関する情報は、スーツのとき女性は髪型をおろす？まとめる？注意点についても解説 や 【女性向け】私服面接の服装のポイントを解説｜好印象を与えるためのコツを詳しく解説 からもご覧いただけます。

続いて、選び方のポイントを以下の表で簡単にまとめましたのでご覧ください。

以降の章では、アイテム別に選び方を詳しく解説します。

ジャケット

無難なジャケットを選ぶとすると、定番のテーラードタイプかシンプルなデザインのノーカラージャケットがおすすめです。

基本は無地で、色は黒やグレーなどの落ち着いたものを選ぶようにしましょう。

ジャケット以外で、カーディガンを選択しても問題ありません。

ただし、カーディガンはカジュアルに見えすぎることもあるため、シンプルなデザインを選ぶように注意しましょう。

ボトムス

ボトムスの色もジャケットと同じく無地が基本で、色も黒や紺、ベージュなどの落ち着いた色がおすすめです。

また、丈が短かすぎたり長すぎると印象が良くないため、体のラインに合ったものを選ぶことが大切です。

スカートの場合は立った時に膝が隠れるくらいの丈のもの、パンツの場合は7〜10部丈のものが印象良く見られます。

パンツでは、ベルトを着用すると印象がより良く見えるためおすすめです。

ボトムスを選ぶ際には、きれいめのスカートやパンツを選ぶようにし、ビジネスシーンに適したオフィスカジュアルコーデを作りましょう。

インナー

インナーは、ワイシャツやカットソーなどのシンプルなものが定番です。

色は、清潔感を与えられる白や淡色などがおすすめです。

インナーが派手な色や暗い色だと、面接での印象が悪くなってしまう可能性があるため落ち着いた色を選ぶようにしましょう。

インナーを選ぶ際に、胸元がはだけて見えるものは印象が悪くなるため避けるようにしてください。

前を向いている時に胸元がはだけていなくても、お辞儀やしゃがんだときに面接官からはだけて見えてしまうことがあるため注意が必要です。

胸元がはだけて見えないように、その下にキャミソールなどのインナーを着用するよう対策を取りましょう。

靴

靴はローファーやパンプスが無難です。

色は黒、紺、ベージュなどの落ち着いたものを選びましょう。

ヒールは3〜5センチ程度の高すぎないものが望ましいです。

会社の雰囲気によってはスニーカーでも問題ない場合がありますが、カジュアルに見えすぎてしまう恐れがあるため、基本的にはローファーやパンプスを選ぶのが望ましいです。

カバン

カバンは無地が基本で、色は黒や茶色といった落ち着いた色にしましょう。

ビジネスバッグがおすすめですが、通勤で使えるようなかっちりとしたリュックやショルダーバッグでも問題はありません。

大切なポイントとしては、A4サイズが折らずに入る大きさで、床に自立して置けるものを選ぶのをおすすめします。

小物

出来るだけ腕時計をするようにし、時間の確認をする際にはスマホではなく腕時計で見るのが望ましいです。

面接中に、スマホを見ることは失礼な行為になります。

また、腕時計やアクセサリーは控えめで、あまり目立たないシンプルなデザインのものが望ましいです。

カラフルなものや大きく派手なものは避けるようにしてください。

派手すぎる小物は、面接で悪い印象を与えてしまう可能性があるため注意する必要があります。

女性の面接時のスーツに関する内容は、【夏の面接服装】女性のスーツで気を付けるポイントや注意点を解説 や 面接でスーツで代用できる女性の服装は？ジャケットなしでも問題ない？ でも詳しく解説しています。

ここからは、面接でスーツがない場合の服装例を、季節別に紹介していきます。

正しいオフィスカジュアルのアイテムを揃えたとしても、シーズンに合った服装を選ぶことが大切です。

以降の章で、季節ごとの服装例を詳しく解説していきます。

春・秋編：面接でスーツがない場合の女性の服装

春や秋では、体温調節のしやすいコーディネートを心がけると良いでしょう。

ジャケットやカーディガンを用意し、肌寒くなったら羽織るなど調節しましょう。

上着を脱いだ場合でも、清潔感やきちんと感を出すためにもインナーは襟付きのシャツ・カットソー・ブラウスがおすすめです。

夏編：面接でスーツがない場合の女性の服装

夏にジャケットを羽織るのは暑いとは思いますが、「ジャケット不要」と記載がない限りはジャケットを着ていきましょう。

暑さ対策としては、通気性の良いジャケットを選ぶことやインナーを半袖にするのがおすすめです。

ただし、肌の露出が多くなってしまわないようインナー選びには気をつけましょう。

また、面接の場所に着いてからジャケットを着る場合は、持ち歩くときにシワにならないよう注意してください。

冬編：面接でスーツがない場合の女性の服装

冬の寒さ対策として、アウターなど着用するアイテムが増えてしまうため、コーディネートのバランスを意識することが大切です。

アウターは、オフィスカジュアルに合ったコートを選ぶようにしましょう。

おすすめのアウターは以下の通りです。

• テーラーコート
• トレンチコート
• チェスターコート
• ステンカラーコート

ウールやコットン素材のようなしっかりしたアウターを選ぶと、オフィスコーデに最適です。

インナーは保温性の高いものを用意しておくと、寒さ対策になります。

ここでは、面接時スーツ以外の服装でよくある質問について紹介します。

中でも、多かった質問を3つピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。

• 服装指定の指示の種類には何がある？
• 「きれいめの服」と「オフィスカジュアル」の違いとは？
• NGな服装とは？

服装指定の指示の種類には何がある？

面接時での服装指定の種類ごとに、おすすめの服装を以下の表でまとめましたのでご覧ください。

スーツの指定がない場合、その企業自体がカジュアルな服装で働いている傾向があります。

また、アパレルなどの企業によってはファッションセンスを見たいために、あえて私服指定をすることもあります。

しかし、普段着OKの指示や私服指定であったとしても、私服ではなくオフィスカジュアルを選んでおくと面接官に良い印象を与えられるでしょう。

「きれいめの私服」と「オフィスカジュアル」の違いとは？

オフィスカジュアルは、ビジネスシーンに最適な服装のことを指しますが、きれいめの私服と言われるとイメージが難しいでしょう。

きれいめの私服を簡単に例えると、ちょっと良い場所で食事に行く場面や美術館などで着るような服装となります。

フォーマル度合いを上から分かりやすく並べると、以下の通りです。

スーツ > オフィスカジュアル > きれいめの私服

見て分かるように、きれいめの私服はフォーマル度合いが一番下となりますので、私服を指定されたとしてもオフィスカジュアルを選ぶのが無難です。

NGな服装とは？

面接でNGな服装は、以下の通りです。

• 派手な色や柄もの
• ミニスカート・ロングスカート
• 派手すぎるメイク・ネイル・カラコン
• サンダル・スニーカー
• スカートにストッキングを着用しない

面接では派手なものを避け、シンプルで清潔感や爽やかさを伝えるのが大切です。

また、スカートを履く際にはストッキングを着用するようにしてください。

面接で着るスーツが無い場合は、清潔感やTPOを意識したオフィスカジュアルコーデにすれば問題ありません。

面接官が見ているのは、清潔感があるか・TPOをわきまえているか・自社の社風に合っているかなどです。

そのため、この3つを意識したコーディネートを目指すことが大切です。

この記事を参考に、面接官に良い第一印象を与える服装で面接に挑みましょう。