【徹底比較】業務委託と正社員の年収や仕事内容の違いとは

業務委託のメリットとはなんでしょうか。

業務委託とは

求人情報に掲載されている「業務委託」という欄を見たことはありますか？

この雇用形態は企業に雇われるのではなく、外部の企業もしくは個人が仕事を引き受ける業務の依頼を受ける働き方です。

業務内容、費用、期限などを取り決め契約を行った上で業務を進めていきます。

また、派遣契約と業務委託は似ているようで違います。

▶︎ 派遣社員と正社員では任される仕事の内容は変わってくるのでしょうか？

派遣契約の方は「自社の人材の不足を埋める」という目的です。

一方で業務委託の方は「外部の企業の業務を引き受ける働き方」という目的です。

業務委託をするにあたってはメリット・デメリットがあります。

業務委託のメリット・デメリット

メリットは自分の専門性を活かして仕事をすることが可能なとこです。

自分の線音声を生かして仕事をすることができるため、得意とする業務のみに集中して仕事をすることができます。ですので、契約以外の業務をこなす必要はなく、引き受けた仕事を終わらせれば報酬をもらうことができます。

反対にやりたくない業務に関しては、依頼を断ることも可能です。

また業務委託で専門性の高い業務を行なった場合、高い単価で仕事を引き受けることが可能になるでしょう。

業務の進め方に関しても、基本的に自分で決めることができ、どこで行うか、いつ行うかなど指定期間内であれば、自分に裁量があります。つまり、リモートワークのような形が取れるため、勤務地や勤務時間にとらわれる必要はありません。

一方デメリットは、独立した事業主のため労働基準だったりと言った法律の適用外の扱いとなってしまうため、仕事を選ぶ際の受注量や仕事内容には注意が必要です。

また独立した企業主のため、確定申告や税金の申告も自ら行う必要があります。
 

業務委託は企業側にもメリットがある？

業務委託は企業側にもメリットが主に3つあります。

1つ目は、専門的な分野を業務委託に任せることによって、社内の人材を有効活用できることです。現在、ほとんんどの市場ではグローバル化や多様化、複雑化が進んでいる一方で、労働人口は減少しています。

つまり、社内の業務は増えているのに、労働者は減っているということになります。そこで、業務委託に専門的な部分の業務を任せることによって、社内のメンバーより一層自分の業務に集中することができるようになります。

2つ目のメリットは、専門的な知識を持った方と業務委託の契約を結ぶことで、教育コストを大幅に削減できることです。

専門的な知識が必要な仕事を社内の人材に1から教えるとなると非常に時間と労力がかかります。そこで、専門的な知識をもともと持っている人材と業務委託の契約を結ぶことで教育コストを大幅に削減することができます。

また教育コストを削減することだけではなく、品質面でも落ちることなく、維持や向上が見込めると言えるでしょう。
 

労働法の規制がない

業務委託をする場合は、自社社員の労働者としてはみなされないため、労働時間や賃金、解雇、労働保険の規制がありません。

他にも、福利厚生や社会保険などの各種費用を負担する必要がありません。

その代わりに成果物に対して、報酬を払うようになっているため、求めているスキルに対してのみ資金を費やすことができるため、企業にとっては業務委託の方が正規社員より効率的だという見方もあります。

正社員と業務委託の違いをここではご紹介します。

正社員は企業での福利厚生に入ることが可能であり、保険などの費用も負担してくれたりなど、手当が充実しています。

また労働者として労働時間や就業状態など法律で守られているので、働き過ぎだったりワークライフバランスを取れたりします。

このように、条件としては正社員の方が待遇が良いことが多いです。契約社員から正社員に簡単になることはできません。

▶︎ 契約社員から正社員になることはできますか？
▶︎ 契約社員募集の求人に「正社員登用制度あり」と記載されている場合、正社員になれる確率は？

なお会社から一方的な解雇は出来ないですが、会社の就業規則には従う必要があります。

一方業務委託は、依頼を受けた企業の福利厚生や年金は加入することは出来ません。

そのため国民健康保険、国民年金に入る必要があります。全額自己負担です。また職歴としては個人事業主として記載が可能です。

年収の違い

実際どれほど年収に差は出るのでしょうか？

業務委託の場合は、企業の依頼または仕事内容によって変化していくものなので決まった報酬というのはありません。

しかし、一般的な会社員の年収よりは1.5倍〜１.７倍程の給与は上がると言われています。

仕事内容の違い

業務委託と正社員の仕事を比較してみると、個人事業主として仕事をするか雇用として仕事をするかの違いがあります。

業務委託の仕事はクライアントからの依頼を引き受けて仕事をしていきます。

また自分の得意分野を仕事とするため、やりがいのある仕事が可能です。

一方で正社員の方は、ある程度仕事は決まっています。

各職種にもよりますが、自分の得意な分野を全面的に活かせる正社員は少ないと思われます。

例えば営業に回されたり、事務作業をしなくてはならなかったりと、なかなか望んでいる仕事をすることが難しいです。

ここでJobQのQ&Aを見てみましょう。

業務委託から正社員になることは一般的にありえますか？

2017年1月から業務委託にて勤めることになりました。
もちろん保険などの保証はありません。

ですが、この会社が好きだったので2015年1月からバイトととして始め、今年引っこ抜かれ、1月から業務委託として一年契約づつの契約を結びました。

今の部署(バイトのときやっていた仕事の延長)が業務委託しかないのですが、本当言えば、違う部署に正社員、または契約社員として異動できたらと考えています。

バイト→業務委託→正社員なんてなれるのでしょうか？？

正社員として中途採用で来年受け直して受かる可能性はあるのでしょうか？？

会社にもよると思いますが、基本はどうなのか分かる方いましたら教えてください。

その会社にとって、いなくなったら困る存在になれば、ありえます。

実際に、私も業務委託から、そのままの条件で正社員になりました。

ただ、私の場合はスキルが突き抜けていて、世界レベルの専門技術を持っています。

また、正社員になると、…続きを読む

会社似なくてはならない存在でないと、業務委託から正社員になるには厳しいと言えるでしょう。

また事業所得から給与所得になるため金銭面でも注意しなくてはいけません。なぜ正社員になりたいのか良く考えてから志すと良いでしょう。

いかがでしたでしょうか？

今回は業務委託と正社員の違いについてご紹介してきました。

業務委託も正社員もメリット、デメリットはそれぞれありますが、どちらの職業にしてもやりがいはあります。

是非こちらの記事を参考にしてみては、いかがでしょうか？