
多様性を認め合える県に!茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」とは?
『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』についてご担当の平戸さんに取材!茨城県での男女参画社会推進について気になるポイントをお聞きしました。
女性の悩みに寄り添う茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」に注目!
「女性だからこその悩みを抱えている」
「子育てが落ち着いたので再就職を目指したい」
このように感じている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では「誰もが個性と能力を発揮し、あらゆる分野で活躍できる社会」を目標に掲げるポータルサイト『ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』を紹介します。
『ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』では、茨城県で暮らす女性のためのキャリア相談や法律相談など、各種手厚い相談窓口が特徴です。
今回は、『ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』についてご担当の平戸さんに詳しくインタビューしていきます!
持続可能な社会を目指す『ぽらりす』の活動とは?
編集部
『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』を開設された経緯やきっかけを、簡単にご説明をお願いします。
平戸さん
誰もが活躍できるダイバーシティ社会の構築が重要である、との考えが開設のきっかけです。
そして「ダイバーシティ推進センター」は、2020年11月に開設しました。
「ダイバーシティ推進センター」では性別等にかかわりなく、全ての個人が互いに人権を尊重し、多様性を認め合う社会の実現が目的です。
また、世の中の状況変化に柔軟に対応し、持続可能な社会の創造を目指しています。
編集部
『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』の活動内容を教えてください。
平戸さん
ダイバーシティ社会の実現に向けた取組を進める県の拠点施設として、普及啓発活動を展開しているのが特徴です。
その目的のため、人材の育成に向けた各種講座・研修・イベントの開催や、男女共同参画・ダイバーシティ社会推進の普及・啓発、相談事業などを行っています。
編集部
男女共同参画に関する相談や、再就職や起業の相談などそれぞれ内容が異なるかと思います。
なかでも『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』では、女性向けの各種相談を受け付けているのも拝見しました。
女性からの相談を受ける際に、気をつけているポイントはありますか?
平戸さん
相談者との信頼関係を築き、安心して相談できる場づくりを心がけています。
さらに問題自体の整理や、その人自身の気づきを助けるのもポイントです。
さまざまな問題に対し、解決に向かう主体的な力が引き出せるような援助を目指しています。
また女性相談は、ジェンダーの視点をもって話を聞くことも気をつけている点です。
コロナ禍でも安心!オンラインに不慣れな人への手厚いサポート
編集部
コロナ禍で、女性が働く環境も大きく変わってきていると思います。
女性向けの各種相談の内容で変化はありましたか?
平戸さん
相談内容に関しては複雑化しており、職場環境の変化も含め深刻な相談が増えています。
特に家庭内での問題が顕在化されているのは、大きな変化です。
例えば離婚、DVに関する相談など、いろいろな問題が複雑に絡み合っています。
そのため適切な情報提供や、具体的な援助を行う他機関との連携やネットワークの構築がますます大切です。
編集部
『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』の講座・イベント情報のページで、今後行う講座と、過去に行った講座・イベントに関する掲載を拝見しました。
現在コロナ禍により、実際に現地でのイベント開催は難しい状況かと思います。
オンラインで講座を開催する際、気をつけていることはありますか?
平戸さん
オンライン受講に不慣れな方に向けたサポートを行っています。
近隣の公的施設に集まっていただき、1台のPCを複数の方と使用することで、徐々に慣れていってもらえるような工夫をしています。
また、初めからお一人でオンライン受講をされる方には、電話による個別サポートも可能です。
編集部
サポートがあるのは、初めてでも安心して参加できそうですね!
オフライン開催との違いなどありましたら、ぜひ教えてください。
平戸さん
オフライン講座との違いは、あまりありませんね。
当初は講師と参加者の空気感の不一致が問題でした。
しかし最近は、互いにオンラインに慣れてきたせいか、空気感のずれも少なくなってきているように感じています。
研修や講座も活発!各種イベントまで充実
編集部
『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』では、男女共同参画や女性活躍の活動支援にも力を入れていることが確認できました。その一環として実施されている、市町村男女共同参画担当者研修・茨城県男女共同参画推進員研修や出前講座の内容を教えてください。
平戸さん
2021年の研修は、「ダイバーシティ&インクルージョンとは」という基本的なテーマで同時開催しました。
出前講座については、市町村からの要望に応じて、男女共同参画の視点で見つめなおすための“気づき”をテーマとした講座などを開催しています。
編集部
研修を行う際に気をつけているポイントなどはありますか?
平戸さん
研修などを企画する際には、“今何が求められているのか”を見極めて、テーマ決めをしています。
編集部
では、研修や講座以外で『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』で開催を予定されているものはありますか?
平戸さん
2021年11月には、シンポジウムを計画しています。
詳細が決まり次第、ホームページなどで発信しますので、こちらもご注目ください。
また、県・県内の団体・企業による「いばらきダイバーシティ宣言」を実施しました。
2021年7月2日に開催したキックオフセレモニーを皮切りに宣言団体の募集を開始していますので、県内の企業・事業所・団体などからの宣言をお待ちしております。
「いばらきダイバーシティ宣言」の輪を広げ、ひとりひとりにとって優しい県であることをアピールしていきたいと考えています。
いばらきダイバーシティ宣言の専用ページはこちら
https://www.diversity-ibaraki.jp/declaration.html
女性のサポートも手厚い茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」で最新情報をチェック!
編集部
今後『茨城県ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』を利用される方に、アドバイスやメッセージをお願いします。
平戸さん
全国の女性センターの広報誌や関係図書を展示・開放している「ぽらりすライブラリー」を設置していますので、まずはお気軽にお越しください。
研修や講座のほか、「いばらきダイバーシティ宣言」など、“ダイバーシティ社会づくり”をテーマにした事業を今後も展開していく予定です。
これからの当センターの事業にもご注目ください。
まとめ
取材を終えて、『ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』は、「いばらきダイバーシティ宣言」を皮切りに、事業所のみならず県全体でダイバーシティの考え方を尊重していることがわかりました。
互いの多様性を認め合える社会の実現に向けて、今後ますます茨城県での暮らしが快適になってくるのではないでしょうか。
茨城県のダイバーシティに関する施策に興味をもった方は、『ダイバーシティ推進センター「ぽらりす」』をぜひチェックしてみてください。
茨城県公式ダイバーシティ推進サイト
▶︎『ダイバーシティ推進センターぽらりす』の公式サイトはこちら!
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
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