
【2023更新】女性が働きやすい会社や職場の特徴|企業ランキングを基に理想の働き方を見つけよう
就活や転職において「女性が働きやすい会社を知りたい」と考えている人は多いです。女性が働きやすい会社には特徴があります。女性が働きやすい会社の特徴を理解すれば、入社後に後悔しにくくなるでしょう。また、女性が働きやすい会社を探す際には、適切な方法で探さなければいけません。今回は、女性が働きやすい会社の特徴やおすすめの企業を、取り組み事例とともにランキング形式で解説します。この記事を参考にすれば、ライフイベントがあった場合でも心配することなく働き続けられる会社を見つけられるでしょう。
女性が感じる働きやすさとは?
女性が感じる働きやすさは、男性が感じる働きやすさと一緒とは限りません。
女性が働きやすさを感じる瞬間としては、下記4つが挙げられます。
- ライフイベントによる変化に柔軟に対応できる
- 家庭と両立しながら公平な評価がされる
- 正社員と限定社員との転換の柔軟性がある
- 社内にロールモデルがいる
結婚や出産など、女性はライフイベントによって仕事の時間確保が難しくなる場合が多いです。
子供がいる場合、なかなか休みが取れなかったり育児休暇取得後に復帰しにくかったりすると「働きづらい」と感じてしまうでしょう。
また、立場に関係なく、意見を聞き入れてもらいやすい職場だと柔軟性を感じることができ「働きやすい」と感じやすくなります。
そして、社内にロールモデルがいる、特に結婚や育児を経験している人材が社内にいると心強いでしょう。
女性が働きやすい会社の4つの特徴
女性が働きやすい会社の4つの特徴は、下記の通りです。
- 女性社員や女性管理職が多い
- 育児や介護を支援する制度がある
- 労働環境が整っている
- チームで仕事を進めている
女性が働きやすいかどうかは、入社前に判断できることもあります。
女性が働きやすい会社の特徴を理解しておくことで、入社後に後悔をしにくくなるでしょう。
女性社員や女性管理職が多い
女性社員や女性管理職が多いと、女性目線の制度や仕組みが整っている場合が多いです。
女性管理職が多いことで、女性が活躍できる環境が整備されやすくなります。
さらに、性別に関係なく公平性を持って評価されている可能性が高いためおすすめです。
女性の比率が多いということは、女性に対する理解があることの裏返しです。
もちろん、女性が多いことによるトラブルもあります。
しかし、環境面で考えれば、女性社員や女性管理職が多い方が働きやすいと感じられるでしょう。
育児や介護を支援する制度がある
育児や介護を支援する制度がある会社も、女性が働きやすい会社の特徴です。
育児や介護に関する制度が充実していれば、ライフステージが変わったとしても長く働き続けられます。
育児や介護を支援する具体的な制度は、下記の3つが挙げられます。
- 育児や介護に伴う休暇制度
- 時短勤務制度
- 就業時間中に利用できる託児所制度
注意点としては、育児や介護と支援制度があれば良いというわけではないということです。
制度を確認する際には、利用実績も必ず確認しましょう。育児や介護の支援制度が整っていても、利用率が低ければ意味がありません。
制度の種類が充実しており利用実績も豊富ならストレスなく働けると考えていいでしょう。
労働環境が整っている
女性に関する制度だけでなく、基本的な労働環境が整っているかどうかでも働きやすさが異なります。
労働環境が整っていれば、家庭との両立が可能です。
労働環境が整っている会社の特徴は、下記の通りです。
- 有給が取りやすい
- 残業が少ない
- 働く時間に縛られない
- テレワークができる
出産や子育てをする場合、何が起きるかわかりません。
急に熱を出して看病が必要になれば、出社は難しくなります。
しかし、テレワークや時間の縛りがなければ、イレギュラーな事態にも対応できるでしょう。
チームで仕事を進めている
チームで仕事を進めている会社は、女性が働きやすいと感じられる可能性が高いです。
チームプレイで仕事をしていれば、メンバーが休んでも他のメンバーがカバーできるメリットがあります。
中には「チームだからこそ休んだら迷惑をかける」と考えてしまう人もいます。
しかし、チームだからこそ協力できるかどうかが大切です。
個人主体で進めている会社だと、仕事に穴を開ける可能性があるため気楽に休めないと思う人もいるかもしれません。
チームメンバーがお互いに協力し合える職場なら、長く勤められるでしょう。
女性が働きやすい企業ランキング
女性が働きやすい企業ランキングを、企業の取り組み事例とともにご紹介します。
出典:ダイヤモンド・オンライン|女性が働きやすい企業ランキング2020【全20位・完全版】
女性の働きやすい企業でも、特徴が一致しているわけではなく、ランキングの中でも、働きやすさのもとになっている内容が異なります。
自分の生活やライフスタイルによって、どんな環境なら働きやすいのかを明確にしておくことで後悔しにくくなるでしょう。
企業ランキングを見る前にJobQに寄せられた質問をご紹介します。
Q.女性社員が働きやすい部署を作るためにしていることはありますか?
自分の部署は女性社員の割合が少ない部署です。
そもそも、会社自体が女性の割合が少なく、近年採用を徐々に強化しはじめたという感じです。
そのため、女性への理解が少ない方が多いのですが、女性社員がより働きやすくなるように環境を作っている最中となっています。
例えば、性別関係なく正しく成果で評価する、女性の事情を理解し、ワークライフバランスの改善、チームの成果を上げるためにコミュニケーションが増えるような機会を作るなどです。
更に、部署を強化したいと考えているのですが、そのためにはどういった取り組みをすることがオススメでしょうか?
まず、残業しているだけの人を評価しない。
過程より結果で判断する事です。
残業してでも結果が同じなら…続きを見る
私の会社は女性のほうが多いです。
女性役員がいて制度は整えています。
ただ大企業ではないので、個々の事情を汲んで柔軟に仕事をしてもらうのは当然やってることなんですよね。
私は抽象的な制度面と、具体的な実装面と…続きを見る
では、女性が働きやすい企業ランキングを見ていきましょう。
ワコール:女性社員の比率が8割を超える
ワコールは、女性用下着の販売を行っている会社です。
2021年に「えるぼし」認定を取得しており、女性社員の比率が8割を超えているのが特徴です。
また、多くの女性が活躍できるように、管理職の女性割合を増やす取り組みを行い、2017年から2021年の4年間で女性管理職の比率を約7.5%上昇させました。
引用:ワコールホールディングス「女性の活躍推進」
さらに、男女関係なく働く場所や時間の縛りを無くす取り組みを行ったことで、社員の働きやすさをアップさせています。
ヤクルト:ヤクルト保育所を完備
ヤクルトは、乳酸菌飲料の販売だけでなく、医薬品や化粧品事業を展開しているのが特徴です。
女性が働きやすい職場を作るために、ヤクルト保育所を完備させました。
ヤクルト保育所を完備させたことで、子育て中の女性が心配せずに仕事に集中できる環境が整っています。
また、厚生労働大臣から「プラチナくるみん」の認定も受けているのが特徴です。
参考:子育てサポート企業として「プラチナくるみん」の認定を取得
イオン:女性管理職比率が26%
イオンは、大型ショッピングセンターや不動産の売買、仲介を中心に行っている企業です。
2013年5月の株主総会で「日本一女性が働きやすく活躍できる会社。日本一女性が働きたい会社。」と宣言しました。
具体的には、女性管理職を増やすことで、様々な女性支援制度の充実を実現しています。
特に、事業内保育所の展開によって、子育て中の女性が働きやすい環境の完備に成功しているのが特徴です。
参考:イオン、女性活躍推進に向け権限移譲とチームマネジメントを重視
日本マクドナルド:多様な働き方を選択できる
日本マクドナルドは、ハンバーガーをメインとしたファストフードのチェーン店を展開している企業です。
日本マクドナルドでは、多様な働き方が選択できるため、女性が働きやすい職場となっています。
例えば、フレックスタイム制度を導入することで、ライフスタイルによって柔軟性の高い働き方が可能です。
プライベートとの両立がしやすいため、女性が安心して働けるでしょう。
女性が働きやすい会社を探す方法
女性が働きやすい会社を探す方法としては、下記4つがおすすめです。
- 「くるみん」「えるぼし」を取得している
- 女性に特化した就活サイトを活用する
- 就活エージェントを利用する
- 会社の口コミを確認する
「女性が働きやすい=支援制度が充実している」という部分だけを確認すると後悔するかもしれません。
上記の方法で会社を探せば、女性が働きやすい環境で働ける可能性が高いです。
「くるみん」「えるぼし」を取得している
女性が働きやすい会社を探す際には「くるみん」「えるぼし」を取得しているかどうかを確認しましょう。
「くるみん」「えるぼし」マークは、女性活躍推進や子育て支援をしている会社には、国から認定されます。
「くるみん」「えるぼし」マークを取得していることは、女性が働きやすいことの証明になるでしょう。
「くるみん」「えるぼし」マークの詳細は、下記サイトよりご確認ください。
女性活躍推進法への取組状況(一般事業主行動計画策定届出・「えるぼし」「プラチナえるぼし」認定状況)
くるみん認定、プラチナくるみん認定及びトライくるみん認定企業名都道府県別一覧
入社前に、上記のどちらかまたは両方を取得しているかどうかを確認しておけば、ライフイベントの変化にも柔軟に対応できるでしょう。
女性に特化した就活サイトを活用する
女性が働きやすい会社を探す際には、女性に特化した就活サイトを活用しましょう。
女性に特化した就活サイトなら「育児と両立OK」「産休活用あり」など、ライフイベントに関係なく働き続けられる企業を扱っていることが多いです。
また、取り扱っている企業の全てが女性に特化していなくても、検索条件で細かく分類できることもあります。
就活サイトだと、基本的に他の人のアドバイスを聞くことはできません。
しかし、自分が納得する条件が見つかるまで探すことができ、好きなペースで就職先を探せるのは大きなメリットです。
就活エージェントを利用する
就活エージェントを利用することで、女性が働きやすい会社を探しやすくなります。
就活エージェントには専属のアドバイザーがついているため、最適な就職を支援してくれるでしょう。
就活エージェントを利用することで受けられる支援内容は、下記の通りです。
- キャリア面談
- 最適な求人紹介
- 書類や面接対策
- 応募や面接日程調整代行
- 条件面での交渉代行
- 入社時のサポート
- 退職交渉
また、女性のアドバイザーなら女性特有の悩みなども相談しやすいためおすすめです。
求人票だけではわからない部分も多いため、過去の経験をもとにプロに相談したい人は利用してみましょう。
会社の口コミを確認する
女性が働きやすい職場を探す際には、会社の口コミを確認しましょう。
会社の口コミを確認すれば、実際に働いている女性社員の声が聞けます。
入社してから「思っていたのと違った」と感じても遅いため、事前に情報を収集しておくことが大切です。
口コミサイトによっても、何の情報を収集しやすいのかが異なります。
働きやすくなるには何が必要かによって、参考にする口コミサイトを使い分けましょう。
女性が働きやすい会社の特徴を押さえよう
女性が働きやすい会社には特徴があり、特徴を理解しているかどうかで企業選びが異なります。
入社するだけではなく、入社後に働きやすいかどうかを考えた上で入社しましょう。
また、福利厚生以外にも、人間関係や給与面などで不満を抱かないかどうかも重要です。
入社前に口コミを確認し、入社前後でのギャップが生まれないようにしましょう。
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