
【徹底解説】エントリーシートのアルバイトの書き方をご紹介
近年、学業にだけ専念していたという学生は少なく、専らアルバイトに精を出している学生すらいます。学生生活を送るうえで欠かせなくなってきている「アルバイト経験」に関することをエントリーシートに記載する場合、どのようにして記載するのが良いのでしょうか。ぜひ参考にしてください。
エントリーシートにアルバイト経験を書く時の書き方
具体的なエピソードが必要
アルバイト経験を記載しないといけないわけではありません。
しかしながら、アルバイトをした経験が自己PRや志望動機に関連する場合、アルバイト経験を記載したいと思うでしょう。
その場合は、具体的なエピソードを交えて説明する必要があります。
時にはエピソードのバックグラウンドから説明をしないと、企業担当者に意図が伝わらないこともあります。
アピールする要素はなるべく絞る
1つのエピソードで色々なことをアピールしたいと思いますが、アピールする要素を絞っておかないと内容がぼやけて、アピールしたい内容がぼやけてしまいます。
アピールする要素はなるべく絞り、ピンポイントでアピールできるようエピソードを厳選しましょう。
アルバイトで「何を得たか」を伝える
「こういうことがありましたので、私の長所は○○です」というよりも「××という経験から、○○であることを学びました。貴社のお仕事でもこの経験を生かして~」というように、アルバイト経験で「得られたこと」を伝える必要があります。
アピールする相手は既に社会人経験豊富な人事や役員です。
色々な経験があるでしょうから、あなたなりの視点で得られたことを伝えれば、あなたの人となりも理解してくれる可能性が高いでしょう。
エントリーシートにアルバイト経験なしの場合どう書く?
「勉強が忙しくてアルバイトの経験がない」という人も、心配はいりません。
特に理系では研究活動が忙しくてバイトしている余裕などなかったという学生も多いのです。
部活動や学業に専念していたというのが好印象
アルバイトをしていると、お金を稼いだり社会人経験を積むことができます。
社会人となった時に一歩抜きんでているのはアルバイト経験がある人かもしれません。
しかしそれ以上に、学生として好印象なのは「部活動や学業など学生ならではのことに専念していた人」です。
社会人としての経験は就職した後にも作れますが、学生時代にしかできないことに専念していた人は就職後にぐんと伸びるともいわれています。
目的を達成するためにバイトをしなかったという伝え方をする
「時間がなくてなんとなくバイトをしなかった」のであったとしても、そのまま伝えるのはよくありません。
バイトをしなかったのには「学業」や「ほかの事」に専念したかったためというほうが、計画性や自主性が垣間見えるため、ポジティブにとらえてもらえる傾向にあります。
アルバイト経験なしの場合の例文
私は大学で植物に関する研究をしています。植物は土日も水やりをする必要があり、研究のために早朝まだ暗い時間から作業をすることもあります。
おかげで「研究室の虫」といわれるほどまじめな学生になりました。アルバイトを考えたこともありますが、学業に自分の力を100%注ぎたく断念しました。おかげで学部生時代に論文を2本学会に発表することができ、○○の分野に名を残すことができました。
エントリーシートにアルバイトの企業名は入れていい?
エントリーシートにアルバイト経験を書く際に、どこまで詳しく書いたらよいのでしょうか。
企業名を入れてよいのか、職業についてはどのような記載方法が良いのかについて解説します。
エントリーシートには企業名を入れない方が良い
企業名については明記を避けたほうが良いでしょう。
経験談を書いた際に「○○株式会社ではいつ頃このようなトラブルがあったのだ」と知られてしまうことは、企業の内部情報が漏れてしまったことになります。
同業他社を受ける際にはなおさら、内部情報漏れは命取りです。お世話になった企業に迷惑をかけないようにしましょう。
企業名ではなく業種を書く
アルバイト先でのエピソードを入れたい場合、企業名を避けて業種を記載すると良いでしょう。
「スーパーのレジ打ち」「運送会社でのピッキング作業」など、業種と業務の内容をセットにするとわかりやすくなります。
業種名は省略しない
業種名が長くなると省略したい気持ちになりますが、省略するのは誤解を招きますので避けましょう。
「Webデザイナー」を「デザイナー」と記載すると全く別の職業になってしまいますし、省略すると業界用語になり、他の人には何のことかわからない場合も出てきます。
エントリーシートのアルバイト経験がコンビニの場合
ただ「コンビニアルバイトをしていた」というだけではほかの人のエントリーシートと差を付けられません。
コンビニのアルバイトをしたことがある人は多く、「対してアピールできない」と思っているかもしれませんが、そうではありません。
得たスキルや学んだことを棚卸すると、多くのことを学んでいることに気づくはずです。
コンビニバイトで得たスキルをアピールしよう
コンビニのアルバイトは接客業です。
様々なお客様が色々な用件で来るので「接客スキル」はもちろんのこと「会計」という点に関しても様々な学びがあったことでしょう。
また、コンビニ店員はレジ打ちだけではなく、少ない人数で「調理」「品だし」「発注」など様々な業務を行わなくてはいけません。
大事なのは「学んだこと」
たくさんのことが分かるようになりできるようになるのは当然のことです。
そのなかから「何を学んだか」ということがエントリーシートに記載するべき内容になります。
お客様の層を分析する「顧客分析の基礎を学んだ」や、少ない人数で効率的に業務を行うための「チームワーク」など、様々な方向から考えてみましょう。
コンビニでのバイトは大したことが無いバイトではないのか
コンビニでのバイトは一般的ですが、決して「大したことがないバイト」ではありません。
「コンビニのバイトしかしたことがないから大したことが書けない」などといわずに、しっかり自己分析をしてみましょう。
エントリーシートにアルバイト経験を書く時の例文など
アルバイト経験はエントリーシートで自己PRを行う際に非常に役立ちます。
しかし書き方を間違えると「ただバイトをしただけ」という印象になってしまうため、注意が必要です。
アルバイトでのエピソードは非常に自己PRに向いている
世間では「アルバイト経験があること=社会人としてお金を稼いだことがある」という認識になります。
アルバイト経験は求職者側が自己PRしやすく、企業側も入社した際の働くイメージがつきやすいといえるでしょう。
経験がどう仕事に活かせるのか説明する
アルバイトの経験を自己PRとして紹介する場合、「○○という経験をした」という後には、必ずそこから何を学び入社後にどう生かせるのかを説明しましょう。
同じ経験をしても、人によっては全く異なる感じ方をするので学んだことは異なるはずです。
「何を学んだか」「どう生かせるか」というところにあなたの特色が現れるのです。
アルバイトの自己PRの例文
3年間引越センターでアルバイトをしていました。
引越センターの仕事は引っ越し荷物を運ぶだけではありません。ハウスクリーニングを請け負うこともあり、今まで気にも留めなかった洗剤の「アルカリ性」「酸性」、使い方、自宅のキッチンがいつも清潔な理由を知りました。これをきっかけに「ハウスクリーニング技能士」の試験勉強をするようになりました。まだ合格こそしていませんが、今後も勉強を続けていきます。
私の「1つのことを真摯に突き詰めていく」性格を、貴社の商品開発で活かしていきたいです。
まとめ
エントリーシートを書くときにアルバイト経験があると「エピソード」「自己PR力」共に向上します。
「アルバイトをしていたけど誰でもできる仕事だし…」と思わず、エピソードや自分なりに工夫した点などを棚卸してみてくださいね。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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