
【IT業界に入るのはやめとけ】ブラック企業が多いと言われるのはなぜ?
IT業界に入社しようとすると、「やめておけ」と言われることが多々あります。一般的にIT業界には、あまりいいイメージがないようです。なぜit業界はブラック企業が多いと言われてしまうのかや、IT業界においてホワイト企業を見つけ出すポイントなどご紹介していきますので是非参考にしてみてください。
IT業界に入るのはやめとけと言われる理由とは?
IT業界に入社しようとすると、「やめておけ」と言われることが多々あります。
一般的にIT業界には、あまりいいイメージがないようです。
では、このように反対される理由としては、どのようなことが挙げられるのでしょうか。
主な理由を3つご紹介します。
IT業界をやめとけと言われる理由①:長時間労働が当たり前と言われているから
IT業界で働くことをやめておくように言われる理由の1つとしては、長時間労働が当たり前となっている現状があるためです。
IT業界に限ったことではありませんが、ブラック企業になればなるほど、労働時間は長くなる傾向があります。
企業は「固定残業」を用いることによって、社員の一定の残業時間を確保することができます。厚生労働省が2023年6月に発表した「毎月勤労統計調査」によるとIT業界に該当する「情報・通信業」の所定外労働時間は業界で2位の15.3時間です。1日約45分の計算結果です。
厚生労働省:「毎月勤労統計調査」
IT業界をやめとけと言われる理由②:未経験で入社しても育ててくれない
もしもブラック企業に入社した場合は、未経験であっても人材育成をしてくれないという事態が起こります。
社員は社外に出向させるのみなので、業務内容は、常駐先によって異なるからです。
運が悪ければ、雑用のようなことしかさせてもらえないこともあります。
ブラック企業以外であれば、確実に人材育成をしてもらえます。
なぜならば、IT技術や専門のスキルを外部に提供することができなければ、会社の売上に結び付かないからです。
そのため、社員を育てようとする環境が整っています。
基本的には、入社をすると3ヶ月のプログラミング研修というものが行われます。
未経験者であっても、月に20万円ほどの給料をもらいながらスキルを習得することができるのです。
IT業界をやめとけと言われる理由③:労働時間の割に給料が安いと言われているから
スキルをもっていれば効率的に仕事をこなせるかというと、そうでもありません。
スキルをもった有能な人のもとには、必然的に手間のかかるタイトな仕事が回されやすい傾向があります。そして、それに見合った給料がもらえず、まるで時間を浪費しているように思ってしまう人も少なくありません。
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IT業界にブラック企業が多いというのは本当なのか?
一般的にIT業界というとブラック企業が多いというイメージが強い傾向がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
IT業界にもホワイト企業は存在するのでしょうか。
IT業界の離職率は実際のところ高くない
結論からお伝えすると、IT業界にはブラック企業もあれば、ホワイト企業も存在しています。
とはいうものの、「ひとりあたりが担う仕事量がとても多い」「毎日が終電ギリギリであるほどまで労働時間が長い」「給料が安い」といったような、過酷な労働環境を強いる企業も存在していることは事実です。
特に、設立したてのベンチャー企業がこのような状況に陥りやすい傾向があります。
ただ、このような一般的には「過酷」とされる労働環境で働いている人たちが、その環境をどのように考えているのかというのは、また別問題です。忙しいけれど、そのぶんやりがいを感じ、将来に期待を抱いている人もいるでしょう。
そのため、なにをもってブラック企業だと判断するのかは、個人差も関係しているといえます。
IT業界にももちろんホワイト企業が存在する
IT業界には、フレックスタイムを導入していて柔軟な働き方が可能であり、近代的なおしゃれなオフィスで働くことができるという企業もあります。
このように、IT業界にも、もちろんホワイト企業は存在しています。
IT業界においてホワイト企業を見つけ出すポイントとは?
では、ホワイト企業を見つけ出すためのポイントとは、どのようなことが挙げられるでしょうか。
ホワイト企業を見分けるために行ないたいことをご紹介しましょう。
ポイント1「常に求人募集している会社を避ける」
ブラック企業というのは、常に求人募集をしています。
労働環境が悪いために社員がすぐに退職してしまい、常に人手不足の状態になってしまっているためです。そのため、常に求人募集をしている会社は確認をしておき、よく目につく会社は避けるようにしておくべきです。
ポイント2自社開発をしている会社・事業会社を中心にみてみる
2つ目のポイントとして、受託開発会社や下請け会社よりも、自社開発会社・事業会社を中心にみるということです。受託する会社にも多くの良い点があります。しかし一般的にいわれているのが、納期が短い点です。つまり、相手側の会社の都合で動く必要があるため、納期が短いと短時間で納品しなくてなりません。結果的に労働時間が長くなります。
対して、事業会社などは、受託する会社よりも納期に厳しくはありません。よって定時に帰れる傾向があります。もし家族の都合や、ワークライフバランスを重視したいのであれば、自社開発している会社や事業会社を中心にみてみることをおすすめします。
IT業界というのは将来性がある業界なのか?
IT業界は、将来性のある業界といえるのでしょうか。IT業界の将来性を解説します。
ITの市場は拡大しているが人手不足である
IT業界は、人材の供給が追い付いていないほど、需要の高い業界であるといえます。
2030年にはおよそ60万人もの人材が不足すると予測されているほどです。
これは、IT産業の成長によってIT人材ニーズがますます増加するであろうことが関係しています。
したがって、IT業界は今後ますます発展をしていくという予想となり、将来性がある業界だということができます。
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AI化の加速に対してIT業界の人材は必要不可欠
人口知能であるAIは、膨大なデータを分析したり、未来を予測する時に用いられる技術です。
医療業界でも、病気の診断をAIに行なわせようとする取り組みが進んでいるほどです。
そして、このAI化の加速には、IT業界の人材は必要不可欠です。
その点からも、IT業界に将来性はあるということができます。
まとめ
IT業界で働くとなると「やめておけ」と言われてしまう理由や、ブラック企業とホワイト企業の見分け方、そしてIT業界の将来性についてご紹介しました。
IT業界にもホワイト企業は確かに存在していますし、応募前に見分けることができることもあります。IT業界への就職や転職を希望している方は、ぜひこちらの記事を参考に、IT業界での就活を行ってください。
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