給与は就職難易度とまったく比例していない。これはコロナの影響の有無によらず、水準としてかなり低い。年収1000万に到達するには40歳くらいで管理職になってからであり、それまでは大学の同期と比べても低いほうである。しかしその分、福利厚生の優待航空券はほぼいくらでも使えるため、見かけの収入は大きくなる。
どの仕事も航空機1便を飛ばすことに繋がっており、仕事のやりがいは感じることができる。社員も温厚で優しい方が多く、とても働きやすい環境である。
360度評価が取り入れられておらず、直属の上司と評価面談を行うだけなので、公平な評価はされない。また同期で足並みがだいたいそろっており、一人頭抜けて昇格するようなことはほとんどない。
将来性には期待できない。航空需要はコロナが明けて多少戻るであろうが、ビジネス需要が激減すると思われ、収入の柱である国際線が戻らない以上将来性には不安が残る。
夏冬2ヶ月ずつと、6月に業績連動のボーナス(多い時で6ヶ月など、低い時でなし)があった。総合職スタッフレベルでは基本給はそこまで高くない。飛行機が好き、旅行がしやすいなどのモチベーションが満たされることが一番の手当かもしれない。
配属部署による。総合職の場合、コーポレート部門によっては長時間残業が当たり前で、かなり遅くまで働いていた印象があるが、近年は変わってきているかと思う。
当時はかなりの体育会系であった。専門性が高い職掌ではとくに先輩の言うことは絶対、先輩を立てることが絶対のような古い文化があったが、現在は大分変わってきているとも聞く。
航空会社スタッフ向けの優待航空券が国内線、国際線ともにある。年間で使いきれないほど付与されているが、基本空席待ちなので利用はしやすいとはいえない。
女性の多い職場もあり、総じて働きやすいのではないかと思う。フレックス、リモートなど必要な制度はそろっている。
ボラティリティに弱い業界のため、現在頑張って事業の多角化を進めているが専門人材が弱いためなかなか将来像を描ききれていない。航空事業以外でどうやって食べていくかは今後の課題。