おおむね福利厚生は良好。ただし、寮・社宅に入らない場合は、住宅補助がほとんど出ず、位置づけのよくわからない6900円/月のみ。
設備投資への消極的な姿勢が顕著であり、大型投資が必要なプロジェクトをつぶすことしか考えていない経営陣が不思議と大きな発言権を持っている。成功を収めた人ではなく、失敗をしなかった人が出世し、経営陣の大半を占めていることが原因に思える。とにかく今の経営体制では将来性を感じない。
この企業体にしては恵まれていると思う。素材業界、化学業界独特の水準といえる。平均は低く見えるが工場従業員がカウントされているからであり、実態は見栄えより相当上。それゆえにぶら下がり無能社員も多数生息しており、活力を削いでいる。
本社は非常にコントロールしやすい。工場はそうもいかないが。本社においては権利が重視されすぎて義務を果たさない事務職も多い。
査定は年功序列だが、役職登用は実力主義になってきた。ただし降格などはないので結局キャリアを諦めたり無能ないわゆるヤバいやつがそのまま野放しになっており、結果ミドルクラスが大変苦労している例が散見される。
かなりいい。だがそれ故に勘違いしている社員が多い。
会社としてはオープンだが、そもそもそういった意欲のある女性社員がいない。オーナーシップよりも責任を嫌うレベルの高くない社員が多い印象。
ビジョンはいい、というかよくあるスローガンだが実態が伴っていない。また世間体を気にしすぎてビジネス面でリスクを取ることをしないので成長性がない。
将来性とは何かによる。この会社は現状維持・微衰退していくイメージ。成長というものが持続的拡大であるとするならば不可能。そもそもそのような業界ではない。ぬるく、適度に過ごしたい人向け。過去の看板で古い世代には名前が通るので実力はないが古い世代にはチヤホヤされたい人は丁度良いだろう。
これまでの打ち手について反省・責任をとは体制をとり、事業入れ替えなど不断の経営を行うべき。いわゆる現状維持の素人サラリーマン社長経営が脈々と続いた体たらくを継承するのか、経営者として事をなすのか真剣に受け止めてもらいたい。