富士ソフトはSIerの中でも人気企業ですが…
就活生からの質問です。なので、抜けている情報もあるかもしれません。
さて、富士ソフトは、新卒800人募集!ということもあり、門戸が広いです。
そのためか…?四季報の就活生人気企業ランキングでは上位のほうに富士ソフトが掲載されています。
昔はIT暗黒四天王の一つとまで言われていたようですが、ここ数年でホワイト500に認定されるなど、(残念ながら今年はホワイト500に認定されず、健康経営優良法人認定ですが)かなり労働環境が変わったようですね。
そういうわけで、「内定が出やすい」+「労働環境そこそこ」+「給料もそこそこ(20代のうちは多いほう?)」といった因子から、富士ソフトが人気なのでしょうか。
しかし、個人的に疑問なのですが、富士ソフトはそこまで手当が厚くないのですよね。
富士ソフトのウルトラフルフレックス制度という、コアタイムが存在せず好きな時間に出社出来るという制度は、極めて魅力的ですが、これは"富士ソフトのオフィス"で勤務出来ている社員のみが恩恵に預かることの出来る制度であり、大多数は客先常駐であり、利用できませんよね?
そういった点を踏まえると、NSW(日本システムウエア)のほうが手当に関しては厚いように思えます。
富士ソフトは住宅手当が出ませんが、NSWは毎月16,000円の住宅手当が出るそうです。
また、有給休暇とは別に、毎年必ず5日間連続で休みを取りましょうという独自制度(取得率95%)もあります。
さらに、平均勤続年数はNSW:15年 富士ソフト:9.6年です。公開されている残業時間も両者誤差程度のもの。
そう考えると、NSWの方が働きやすいのでは…?と思うのですが、なぜ、NSWはランキング圏外で富士ソフトはランキング上位なのでしょうか?
富士ソフトは独立系としては大手で、グループ全体では従業員数もNSWの7倍ほどあり、知名度もNSWとは比較にならない程高く(ネームバリューがある)、海外進出もしており安定性が伺えますが、その点に関してはNSWも創立54年ですし、十分問題ないと言えるのではないでしょうか?
ランキングは、単純にブランドというかネームバリューが独り歩きした結果なのでしょうか?