
ESのあなたらしい自己PR写真|選び方のコツ・注意点・NG例を解説
エントリーシートでは「あなたらしさを表す写真で自己PRをしてください。」という質問をされることがあります。写真で自己PRをするとき、どんな写真を選ぶべきか、選ぶときのポイントや注意点が気になります。今回は自己PRの写真について、ポイントやNG例などをご紹介していきます。
自己PRの写真を提出する3つのワケ
エントリーシートの設問で「あなたらしさを表す写真/自分らしい写真/自分を表す写真」の提出が求められる場合があります。
これにはいったいどんな理由があるのでしょうか。
- 応募者の人間性を知るため
- 求める能力・特徴があるか知るため
- 応募者の写真選びから特徴を知るため
それぞれの理由について確認していきましょう。
応募者の人間性を知るため
1つ目の理由は、写真によって応募者の人間性を知るためです。
というのも、エントリーシートには応募者の能力や価値観を知るためにさまざまな設問が用意されていますが、文章では伝わらない特徴を知るために写真が用いられます。
履歴書の証明写真だけではなく、その人の普段の表情や活動の様子が伺える写真を見て、より多面的に応募者を知ろうとする意図があります。
文章だけでは伝わらない「自分らしさ」を伝えるためのチャンスになるため、良い印象を与えられるような写真選びが肝心です。
求める能力・特徴があるか知るため
2つ目の理由は、企業が求める能力・特徴があるか知るためです。
具体的には、ES内で応募者が書いている個性や特徴をより多角的に判断するために写真が用いられます。
ESには、応募者の価値観や個性を知るための質問がありますが、文章だけでは知ることができない魅力があります。
これを知るため、写真が有効な手段になります。
応募者の写真選びから特徴を知るため
3つ目の理由は、写真選びから応募者の特徴を知るためです。
より具体的に言うと、どういった写真を選び、またそれにどんな説明をするのかという点が見られています。
写真選びのポイントは後ほど解説しますが、自分を知ってもらうためとはいえどんな写真でもOKというわけではありません。
あくまで選考ということを意識しながら、よりインパクトある写真を選び、それにどんな説明を加えるのか、という点に応募者の特徴が現れます。
これから解説する写真選びのポイントなどをよく確認して、効果的なアピールにつなげましょう。
自己PRの写真選びのポイント3選
では、写真を選ぶときにはどういったポイントを意識すればよいのでしょうか。
具体的なポイントは次のような例があります。
- 自分の存在がはっきりと認識できる
- 自分の人柄・特徴のアピールに繋がる
- オリジナリティがある
それぞれのポイントについて確認してみましょう。
自分の存在がはっきりと認識できる
1つ目に、自分の存在がはっきりと認識できる写真を選ぶことが大切です。
- 自分1人が映っている
- 複数人が映っているが、自分の存在が強調されている
以上のような写真だと、面接官も写真をひと目見て判断することができるため、印象づける事ができます。
人数が多い集合写真などはできるだけ避けて、他に写真がない場合には自分がどれかわかってもらえるように説明を加えます。
自分の人柄・特徴のアピールに繋がる
2つ目のポイントは、自分の人柄・特徴のアピールに繋がる写真を選ぶことです。
エントリーシートには学生時代に力を入れて取り組んだことなどを記入する箇所があると思います。
ここで紹介する自分の強みやエピソードをより印象づけるため、関連する写真を選ぶのがポイントです。
サークル、アルバイト、旅行、支援活動、そのほか普段の様子など、写真を用いることで面接官がイメージしやすくなります。
オリジナリティがある
最後のポイントは、オリジナリティがある写真を選ぶことです。
採用担当者は、選考の過程で数え切れない程をエントリーシートに目を通します。
このとき、「この写真はどういうことだ?」と思わず目をひかれる写真を選ぶと、「気になるので面接に呼んでみよう」となる可能性が高まります。
文章と異なり、写真は視覚的に関心を集めることができるため、大きなチャンスと考えてオリジナリティある写真を選んでみましょう。
ただし、オリジナリティある写真というのは、単に奇抜な写真にすればよいということではないため注意が必要です。
また、コンセプトが分かりづらい、意図が伝わりづらい写真も興味をもってもらえずスルーされてしまう可能性があります。
このあとご紹介するNG例を参考にしながら写真選びを進めていきましょう。
自己PRの写真選び|NG例
自己PRの写真を選ぶときのポイントについて解説してきましたが、ここからはNG例をご紹介していきます。
写真は自分の印象をわかりやすく伝えられるチャンスですが、選び方を誤ってしまうと印象を悪くしてしまう可能性もあります。
次のようなNG例を参考に、適切な写真選びをしていきましょう。
-
悪い印象につながりそう
お酒、タバコ、ギャンブル、そのほか公序良俗に反するもの - 自分がはっきりと映っていない
- 画質が悪い・ピンぼけしている
- 過度な加工がされている
- コンセプトがわからない
さっそくそれぞれのポイントについて見ていきましょう。
悪い印象につながりそう
はじめに、悪い印象につながりそうな写真が避けたほうが無難と言えます。
- お酒を飲んでいる、酔っ払っているときの写真
- タバコを吸っているとき
- ギャンブルをしているとき
- 公序良俗に反している、その可能性があるとき
以上のような写真だと、面接官によっては良い印象を抱かない可能性があります。(公序良俗に反している疑いのあるものは例外なく良い印象にはつながらないでしょう。)
こうしてエントリーシートの選考段階で落ちてしまえば、自分らしさをアピールする対面の機会もなくなってしまいます。
そのため、印象が下がってしまうそうな写真は選ばないようにしましょう。
自分がはっきりと映っていない
次に、自分がはっきりと映っていない次のような写真を選ぶのはできるだけ避けましょう。
- サークル等の集合写真
→自分がどこかわかりづらい - 友人との旅行の写真
→本人が強調されていない
採用担当者がたくさんのエントリーシートに目を通す中、自分がはっきりと映っていない写真は印象が弱くなってしまう可能性があります。
目に止まらず書類選考で落とされてしまう可能性が高まってしまうため、自分がはっきりと認識できる写真を選びましょう。
画質が悪い・ピンぼけしている
画質が悪い、ピンぼけしている写真についても使用は避けたほうが無難でしょう。
先ほどご紹介した内容と同じく応募者がはっきりと認識できない写真では、せっかくにアピールチャンスが活かしきれません。
最近はカメラ性能が向上しているためしっかりと確認することが減っているかもしれませんが、提出時のサイズ変更などに注意が必要です。
写真を選ぶとき、また提出するときにはよく確認するのが大切です。
過度な加工がされている
次に、過度な加工がされている写真はできるだけ使用を避けたほうが良いかもしれません。
- 証明写真と異なるくらい表情などを加工する
- アプリでキャラクターの顔にする
- そのほか変顔などの加工をする
というのも、自分をより良く見せようと加工をしても、面接などで実際に会ったときにマイナスのギャップができてしまう可能性があるからです。
採用担当者は「あなたらしい」姿を見たいと考えているため、それからかけ離れてしまわないよう注意しましょう。
そのほか、アプリでキャラクターの顔にしたり、変顔の加工をしてしまうと、採用担当者が本人であるとわからないため加工は避けたほうが無難と言えます。
ただし、清潔感を出したり明るい印象をだすため、肌色を少し明るくするなどの加工は問題ないと思われます。
コンセプトがわからない
写真をひと目見て意味が伝わりづらい写真は、落とされる可能性が高まるため注意が必要です。
これは質問の種類によりますが、写真に説明が加えられないときには、ひと目でコンセプトがわかる写真が必要になります。
ESに記載している自分の個性や強みに繋げられるような、ストーリー性を意識します。
自己PRの写真についてよくある質問
ここでは、自己PRの写真についてよくある質問をご紹介していきます。
自己PRの写真がない場合には撮るべきか
自己PRの写真がない場合には、自分らしさが伝わるような写真を撮ってもらうのがおすすめです。
日常の様子を撮ってもらったり、あるいは友人が持っている写真の中で自分が映っているものを送ってもらっても良いでしょう。
写真がないからといって載せないのは、質問を無視してしまっているためNGです。
フリー素材を使うのはOKか
自己PRの写真にフリー素材を使うことは可能です。
ただし、説明を加えることで写真を選んだ意図がしっかりと相手に伝わるようにすることが大切です。
自分のガクチカエピソードやそこからわかる個性、強みに繋げられるように、ストーリー性をもたせた写真を選びます。
写真のサイズはどれくらいか
提出する写真のサイズについては、各企業の採用サイトに案内されていることがほとんどですので、案内をよく確認して提出します。
またご参考までに、1つのESを複数企業の選考に使用できるサービスにおける写真のルールをご紹介します。
OpenES |
|
My Career Box |
|
ファイル形式やサイズについて、詳しくは各企業の採用サイトやサービス元の情報をご確認ください。
参照:
OpenES
My Career Box
旅行やアルバイトの写真は使えるか
自己PR用の写真について、旅行やアルバイトの写真が使えるのか疑問に思う方も少なくありません。
結論から、写真選びに気をつければ旅行やアルバイトの写真を使うことはできます。
1つ目の理由として、旅行中に撮った写真は自然な笑顔で撮られていることが多く、応募者の人柄を知るには十分な写真です。
また、アルバイト中の業務に集中している様子がわかる写真であれば、物事に真剣に取り組む様子をアピールできるかもしれません。
先ほどご紹介したNG例に当てはまらないような写真であれば、旅行やアルバイトの写真でも十分に自分をアピールできるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は自己PRで用いる写真についてご紹介してきました。
文章だけでは伝えられない自分の個性や特徴を伝えるために、写真を用いるとより効果的だということがわかりました。
写真の提出が求められる場合は企業ごとに異なりますが、写真が必要な場合にはチャンスと捉えて良い写真選びをしましょう。
自分がはっきりと映っていること、強みや個性に説得力をもたせられるもの、面接官の気を引けるものなど、ポイントや注意点がいくつかありました。
より良い写真を選んで、効果的に自分のアピールができると、選考突破の可能性がぐっと高まるかもしれません。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
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