
大学生における自己PRの書き方を例文つきで紹介!
就活のエントリーシートや面接で自分の強みを説明する自己PRをどうやって書けば良いか悩む人は多いかもしれません。良い自己PRを書くために必要な事前準備や強みごとの自己PRの例文を紹介しまうす。自分の強みをうまく表現できる自己PRが書けるよう参考にしてみて下さい。
大学生は自己PRを書くために事前準備が大切
良い自己PRを書くためには「自己分析」と「企業分析」が欠かせません。
自分と相手のことを十分に理解することで、説得力のある自己PRを書くことができます。
「自己分析」と「企業分析」の手順とポイントを解説します。
自己分析を行う
自己分析の目的は、自分の強みと適性を知ることです。
具体的手順は、過去の成功体験を振り返り、自分の長所や成功したコツなどを考えることです。
自分が直面した困難を乗り越えた方法を振り返ることも効果的です。
ポイントはなぜ成功したかの要因を深く考えることです。
成功に導いた根本的な要因こそがあなたの強みです。
企業分析を行う
企業分析の目的は、応募先の企業の情報収集と自分との相性を確かめることです。
応募先企業の雰囲気を知ることは評価されやすい自己PRを書くことにつながり、自分との相性を確認することで入社後のミスマッチを防ぐことができます。
具体的手順は、企業のHPやIR情報を閲覧し、企業理念や事業内容を把握します。
社員インタビューを調べたり、OB訪問を行うことも生の声を知ることができる重要な情報源です。
採用担当者に評価される自己PRの書き方
- ・・結論を先に書く
- ・・具体的なエピソードを書く
- ・・入社後に活躍できる内容を書く
自己PRの書き方のポイントは以上の3点です。それぞれ詳しく解説します。
結論を先に書く
結論を先に書くべき理由は、「読みやすいから」です。
例えば、自己PRの冒頭で「私の強みは粘り強さです」と結論が見えると、それ以降の文章を「粘り強さ」を念頭に置いて読んでもらいやすいです。
強みが不明瞭なまま文章を読み進めるより、読みやすいことは明白でしょう。
読みやすい文章は高評価を得やすいので、ぜひ結論から書くことを意識しましょう。
具体的なエピソードを書く
具体的なエピソードを書くべき理由は、「読み手が状況をイメージしやすいから」です。
読み手は強みを書いた人のことを一切知らない状態で自己PRを読むので、書き手の想像以上に状況を掴みにくいです。
そこで、なるべく具体的に書くことで読み手が状況をイメージしやすいようにします。
数字を用いて表す、背景を詳しく説明するなどの工夫も重要です。
入社後に活躍できる内容を書く
入社後に活躍できる内容を書くべき理由は、入社後も強みが発揮され企業の利益になることをイメージさせるためです。
企業が人材を採用するのは入社後の活躍を見込んでいるためなので、入社後に企業にどう貢献するかを事前に考えるべきなのは言うまでもありません。
相手目線で自分の強みがどう役立つのかを説明しましょう。
具体的には、「継続力がある」ことが強みの場合、「入社後も過酷な営業に耐えられる」などのメリットとつなげると良いでしょう。
就職活動に役立つ大学生自己PR例文
- ・・行動力
- ・・向上心
- ・・リーダーシップ
- ・・コミュニケーション能力
- ・・計画性
- ・・真面目
- ・・責任感
自己PRの例文をテーマ別にまとめました。以上の7つのテーマごとに例文を紹介します。
行動力
私には行動力があります。高校時代、憧れの 〇〇大学に入るため、まず計画作りから着手しました。そして、試験範囲を細分化し、1週間の目標に落とし込みました。また、勉強時間をグラフ化することでモチベーションを保ち、1日8時間の勉強を一年間継続しました。勉強を続ける過程で、辞めたいと思った時もありましたが、こうした工夫のおかげで勉強を継続し、合格できしました。 この経験から目標を達成するためには、最初に効率良い計画を立てること、努力を継続できるような工夫をすること、実際に努力を続けることの重要性学びました。 貴社に入社後も行動力を生かし、部品の開発に尽力したいと考えています。
行動力があることを最初にアピールした上で、実際に工夫した点を具体的に語ることで説得力ある自己PRとなっています。
向上心
私の強みは、常に高い目標を目指す向上心です。社会人前にパソコンスキルを身につけるべきだと思い、パソコンスクールでExcelやWordを習いました。ExcelやWordの検定を3級から始め、3ヶ月で取得したのち、もっと上の資格をとりたいと思いMOSの資格取得に向けて学習を開始しました。MOSはそのスクールでは学べなかったので、書店で参考書を書い自学自習しました。自学自習の結果、資格を取得できたので自分の努力は間違っていなかったのだと思いました。この経験から、向上心を持ってその意欲を維持できるところが私の強みだと考えています。
向上心があることをアピールしつつ、文章の最後で抽象的に自分お強みを表現できているところが高評価です。
リーダーシップ
私の長所は、リーダーシップです。
映画サークルに所属しリーダーを勤めていた際に、コンクールの提出期限間近になっても作品が完成しないことが多々ありました。改善のため、全体ミーティングを行いスケジュール管理に課題があることが分かりました。私は、各々に任せてしまっていたスケジュール管理を一括管理する提案をしました。実行まで紆余曲折あったものの、結果的に、作品の納期に間に合うようになっただけでなく、余裕ができたことで作品の質も向上して賞を取ることができました。
この経験を活かし、チームリーダーとして課題発見と解決を効率的に進めるため、率先して行動し、貴社の売上アップに貢献したいと考えています。
時系列に沿って説明することで、自分のリーダーシップを上手に表現できています。
コミュニケーション能力
私の強みは接客業で培ったコミュニケーション能力です。私は学生時代に、飲食店で入口のご案内係を担当していました。お客様を席へお通しするまで時間がかかる場合、お通し後改めて席までうかがいお礼とお詫びのお声掛けがけをするなど、お客さまの様子を見て積極的にコミュニケーションをとりました。その結果、顧客満足度は向上し、リピーターや大人数での利用につながり、売上に貢献することができました。貴社でもコミュニケーション能力を生かし、お客様に満足していただける仕事をして参ります。
コミュニケーション能力があるエピソードを説明した上で、入社後の決意まで述べているので熱意が伝わります。
計画性
私の強みは計画力で、ゴールに向けて優先順位を立てながら行動ができます。 高校時代、将来は海外で働きたいと思い、英語の勉強に注力しました。学習を効率よく進めるためには計画が必要だと考えました。そこで、始めに英語学習の効率的な勉強法を先生に聞くなど、情報収集から始めました。次に、自分が勉強しなければならないことをリスト化しました。リストに優先順位も記載することで、今やらないといけないことを可視化することができ、効率的に勉強に取り組むことができました。また、高校2年生から資格取得の勉強も並行し、TOEIC900点、TOEFLiBT101点、英語検定1級を取得しました。 入社後も計画力を生かし目標に向けて計画を立てながら行動していきたいです。
計画性をアピールした上で、取得した資格を具体的に述べ、計画が正しかったことをうまく伝えられています。
真面目
私の強みは「ひたむきに努力できる真面目さ」です。 大学時代に4年間続けたテーマパーク内でのアルバイト経験で培いました。 最初は仕事が複雑で右も左も分からない状況でした。まずはできる仕事を一つ一つ愚直に実行することを意識しました。具体的には、来園者の方に元気な声で挨拶をしたり、声を掛けられたら丁寧に対応するなどです。 このように凡事徹底を意識した結果、お客様からの満足度も向上し、スタッフの方々にも仕事ぶりを評価していただけました。 徐々にできる仕事も増え、貢献できました。
この例文は、真面目さを具体的に表現するため、実際の行動まで説明できている点が高評価です。
責任感
私の長所は責任感の強さです。学生時代に取り組んだ販売の仕事で、「お客さまの期待以上の接客を行いたい」という思いから、お客様のご要望には多少無理があっても向き合い続けました。お客様が希望する商品がない場合、部分的でも要望を満たせる商品を探したり、代替案を提案しました。アルバイトだという感覚をなくし、プロ意識を持って取り組みました。
この例文は、端的に責任感の強さをアピールするとともに、仕事に対する哲学を語る意識の高さを伺わせることができています。
大学生が使える自己PR強み一覧
大学生が就職活動で使える強み一覧を紹介します。
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まずは、強み一覧を見て自分に当てはまりそうな強みをピックアップします。
その後、強みをPRできる体験が過去にないかを考えます。
自己PRは具体的な体験とともに語るべきなので、実体験に基づいた強みを選びましょう。
他にも自己PRに使える強みはあると思うので、ここにないものでも、自分の強みは一言で表現できるようにしておきましょう。
自己PRを書く際の注意点
- ・・アピールポイントを具体的に表現する
- ・・自己PR文章の文字数が少ない
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自己PRを書く際には、注意点があります。以上の2点に注意してください。
アピールポイントを具体的に表現する
抽象的な説明ばかりだと、読み手に伝わりづらく説得力もないので、高評価を得にくいです。
自分のアピールポイントは体験をもとに具体的に表現しましょう。
初めて読んだ人が自分が頑張っている姿をイメージできることが重要です。
家族や友人に自分の自己PRを読んでもらい、感想をもらい修正することも必要です。
自己PR文章の文字数が少ない
少なくとも指定された文字数の8割以上は書くようにしましょう。
文字数が少ないと人に伝えられる強みがない、入社したいと言う意思が弱い、とネガティブに捉えられてしまう可能性があるので、自分の強みは積極的にアピールしましょう。
ただし、無駄に文章を引き伸ばして字数を稼ぐのは評価を下げてしまうので、しっかりと内容のある文章を書きましょう。
大学生の自己PRまとめ
自己PRを考える前には、自己分析と企業分析から行いましょう。
計画性やコミュニケーション能力など、さまざまな種類の自己PRがありますが、なるべく具体的なエピソードで書くことを意識しましょう。
結論から書く、入社後の活躍に触れるなど細かいポイントもしっかり押さえて書くことを意識してください。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
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