
Webテストとは?対策方法や種類について解説!
就職活動でよく用いられるWebテストですが、「そもそもWebテストってなに?」と思っている人もいるでしょう。本記事では、Webテストの種類や対策方法、注意点などを詳しく解説していきます。ぜひご覧ください。
Webテストとは
Webテストとは、就職活動や転職活動の際によく活用されるもので、応募者の能力や性格を見極めるためのオンラインテストのことです。
企業側がWebテストを実施することで、採用活動の効率化を図っています。
Webテストでは、面接では見抜けない応募者の能力や性格を把握することができるため、企業の求める人材を確保しやすくなります。
また、大手企業や人気企業では、膨大な応募数になるため、Webテストに行うことで応募者の足切りもしています。
自分がエントリーする企業がどのWebテストを採用しているのかの確認方法を知りたいという人も多いでしょう。
JobQにWebテストの確認方法に関するQ&Aが寄せられていたのでご紹介します。
希望の企業の採用でSPIやWebテストの実施はどこで確認する?
SPIやWebテストについて質問です。自分が受けたい企業がこれらを採用しているかどうかはどこで確認するのでしょうか。
また、これらは全企業が採用しているのですか?
SPI3が有名ですが、他にも玉手箱やCABなどいくつか種類があります。
その会社独自のテストを行うところもあります。
過去どのテストが使われたかは就職四季報に記載されている場合があります。過去の実績ですので...続きを見る
Q&Aによると、過去にどのWebテストが実施されたかは就職四季報に記載されているようです。
就職四季報とは、東洋経済新聞社が発行している就活生向けの書籍です。
気になる方は、購入してみるといいでしょう。
その他にも、企業のホームページや口コミサイトなどで、どのWebテストが実施されるかを確認できる場合があります。
気になる企業があれば確認しておきましょう。
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▶︎web適性検査とは|出題内容や対策方法をわかりやすく解説
Webテストの内容
- ・能力検査
- ・性格検査
Webテストには上記の2つの内容があります。
就職活動や転職活動で用いられるWebテストでは、能力検査と性格検査が課されます。
以下で能力検査と性格検査がどのようなものなのかを解説していきます。
能力検査
Webテストの能力検査では、言語分野、非言語分野、英語分野が出題され、応募者の学力を測定します。
ほとんどの企業では言語分野と非言語分野のみの出題ですが、一部の企業で英語分野が出題されます。
特に、外資系の企業や総合商社で英語分野が出題される可能性が高いです。
応募者は幅広い知識や能力が求められるため、対策勉強が必要となります。
性格検査
Webテストの性格検査では、日頃の行動や考え方に関するいくつかの質問を通して、応募者の特徴や性格を分析します。
性格検査は、応募者と企業との適合性や仕事に対する意欲を把握することを目的としています。
ただし、企業が求める人物像に寄せすぎるような回答はあまりおすすめできません。
実際、JobQに以下のようなQ&Aが寄せられていました。
性格検査は企業理念などに合わせて回答した方が内定をもらえますか?
適性検査の中に、性格などのパーソナリティ診断、性格検査があると思います。
こういったものは正直に応えず、企業の理念に回答を合わせる必要はあるのでしょうか。
それとも自らの性格に正直に回答するべきなのでしょうか。
私は面接官をしたことがありますが、面接時には、手元には性格検査の結果や学力試験の結果シートがあります。
そこに性格や考え方の特性が書かれているため、それを確認する質問もします。
ここで、検査と面接で違う志向の発言をすると、当然、面接官の印象は悪くなります。
また、嘘つき可能性が高いという判定は、検査の中で同じような質問が何回か出題されるので...続きを見る
Q&Aからもわかるように、性格検査の結果内容と面接での発言に矛盾が起こっていると、面接官に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
そのため、性格検査ではありのままの自分で回答するようにしましょう。
Webテストの3つの対策方法
- ・アプリ
- ・参考書・問題集
- ・模擬試験
Webテストの対策方法として、上記の3つがあります。
Webテストを効率良く対策するには、自分にあった対策や本番をイメージできる対策をする必要があります。
以下で、アプリ、参考書、模擬試験のそれぞれの対策方法について解説していきます。
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アプリ
Webテストの対策方法の1つ目は、アプリを使った対策です。
Webテスト対策ができるアプリをダウンロードすることで、練習問題を何度も解くことができます。
無料の対策アプリもありお金をかけずに学習できるのも大きなメリットです。
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参考書・問題集
Webテストの対策方法の2つ目は、参考書や問題集を使った対策です。
市販で販売されている参考書や問題集を購入することで、練習問題や過去問に取りかかることができます。
また、詳しい解説が付いているため、論理的思考力を身につけることもできます。
参考書や問題集は、さまざまな種類があるため、自分に合った学習しやすいものを選ぶようにしましょう。
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模擬試験
Webテストの対策方法の3つ目は、模擬試験を使った対策です。
模擬試験では、本番と似たような形式で試験を受けることができるため、実際の本番の雰囲気を体験できます。
アプリや参考書で学習したあとに、模擬試験で力試しするのがおすすめです。
Webテストの種類
近年、適性検査の受験方法として主流になってきているのがWebテストですが、Webテストにはさまざまな種類があります。
以下の表でそれぞれのWebテストについて解説していきます。
種類 | 内容 |
SPI | 言語 , 非言語 , 英語 , 性格検査 |
玉手箱(Web-GAB) | 言語 , 計数 , 英語 , 性格検査 |
Web-CAB | 暗算 , 法則性 , 命令表 , 暗号 , 性格検査 |
TG-WEB | 言語 , 計数 , 英語 , 性格検査 |
GPS | 批判的思考力 , 創造的思考力 , 協働的思考力 |
CUBIC | 言語 , 数理 , 論理 , 図形 , 英語 , 性格検査 |
以下でそれぞれのWebテストを詳しく解説していきます。
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SPI
SPIは、多くの企業が適性検査として採用しているWebテストであり、自宅でも受験可能です。
中学・高校レベルの問題であり、難易度はあまり高くないですが、制限時間に対して問題数が多いため、しっかりとした対策が必要です。
問題内容は、言語、非言語、英語、性格検査です。
英語分野に関しては、オプションメニューとなっており、企業によって出題されるところもあれば、出題されないところもあります。
ここで、SPIに関するQ&AがJobQに寄せられていたのでご紹介します。
SPIはどれくらい重視されますか?
SPIはどれくらい重視されますか?
企業はSPIを一人受けさせるだけでも相当な費用を払っているので、実施している会社は結果を必ず見て判断しているはずです。
現職では...続きを見る
大企業や有名企業のように応募が殺到する会社では、ESと共に実質足切りで利用します。
無名大学の方がここで落ちて学歴フィルターだと言っているケースがありますが、多くの場合、ESがまともに書けていないか、SPI等webテストの成績や良くないかです。
SPIの内容は...続きを見る
Q&Aによると、企業側はSPIを通して応募者の足切りを行う場合もあるようです。
そのため、しっかりと高得点を狙って対策を行う必要があります。
また、SPIは定期的にバージョンアップされるため、問題内容も変わる可能性があります。
そのため、最新のものは何か確認しておきましょう。
現時点(2023年1月)の最新版は、SPI3となっています。
以下の関連記事でSPI3について解説しています。ぜひご覧ください。
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玉手箱(Web-GAB)
玉手箱もSPIと同じくらい企業で採用されているWebテストです。
難易度はSPIよりも高い傾向にあります。
問題内容は、言語、計数、英語、性格検査です。
よく、「玉手箱とGABの違いってなに?」という質問がありますが、受験方法が異なるだけで問題内容は同じです。
C-GABは玉手箱をテストセンターで受験するものであり、Web-GAB玉手箱を自宅などで受験するものです。
以下の関連記事で玉手箱について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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Web-CAB
Web-CABは、IT企業でよく採用されているWebテストです。
CABはテストセンターで受験する形式で、Web-CABは自宅などで受験する形式です。
問題内容は、言語、計数、英語、性格検査です。
CABとWeb-CABの問題内容には変わりはありません。
ここで、CABに関するQ&AがJobQに寄せられていたのでご紹介します。
ITエンジニアのWebテスト、CABの検査の採点方法を教えてください。
ITエンジニアのWebテスト、CABについて質問です。
面接とセットでWebテストをするとこがあると思いますが、この検査の採点方法はどのようなものですか?
四則、法則性、命令表など内容がわかれていますが、それぞれ合格ラインを決めているのか、総合点で合格ラインを決めているのか教えていただきたいです。
どうしても苦手な分野が1つだけあり、得点をあまり見込めないため、他の分野で点を稼ぎたいのですが…、
もし各分野で合格ラインを決めている場合、いくら他のとこで頑張っても意味がないですよね?
もし、総合点で決められるのであれば、先に得意を伸ばす形にしたいのですが、どうなのでしょうか?よろしくお願いいたします。
ABの受験結果そのものに合格不合格があるわけではありません。
結果を見て判断するのは企業側です。
よって、総合点を見るのか、各ジャンルの点数を加味するのかは、企業次第です。そしてそれをどう評価するかは...続きを見る
Q&Aによると、CABには合格ラインというものがなく、結果を見て企業側が合否を判断しているようです。
ただし、高得点を取るに越したことはないでしょう。
以下の関連記事でWeb-CABについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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TG-WEB
TG-WEBは、Webテストの中でも難易度が高いテストです。
特に、日系企業の大手金融系企業や外資系企業などでよく出題されます。
問題内容は、言語、計数、英語、性格検査です。
SPIや玉手箱と比べて、高い思考力が求められるため、初見では対応が難しい問題が多いです。
以下の関連記事でTG-WEBについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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GPS
GPSは、応募者の思考力を測るWebテストです。
問題内容は、批判的思考力、創造的思考力、協働的思考力の問題が出題されます。
GPSはマイナーなテストであり、参考書や対策本が少ないため対策が難しい面もあります。
以下の関連記事でGPSについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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CUBIC
CUBICは、難易度は中学・高校レベルですが出題範囲が広いため、しっかりと対策を行う必要があります。
問題内容は、言語、数理、論理、図形、英語、性格検査です。
近年では、CUBICを採用している企業も増えてきています。
以下の関連記事でCUBICについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
Webテストに取り組む際の3つの注意点
- ・出題範囲を確認する
- ・効率良く学習を進める
- ・接続トラブルの対策を行う
Webテストの学習や本番での注意点として、上記の3つがあります。
Webテストでは、出題範囲を確認し、効率良く学習を進めることが大切です。
また、本番時には、接続トラブルが内容に対策しておくようにしましょう。
以下で注意点をそれぞれ詳しく解説していきます。
出題範囲を確認する
Webテストでの注意点の1つ目は、「出題範囲を確認する」ことです。
自分が受験するWebテストでは、どの分野の問題が出るのかを事前に確認し対策するようにしましょう。
範囲外の分野を学習しても意味がありません。
出題範囲を把握し、目標や指標を立てたうえで学習を進めた方が効率的です。
効率よく学習を進める
Webテストでの注意点の2つ目は、「効率よく学習を進める」ことです。
Webテストはむやみに学習を進めるのではなく、コツを把握したうえで学習に取りかかった方が効率的です。
企業ごとに出題傾向を把握して学習に取りかかることがおすすめです。
出題傾向に関しては、ネットの情報や体験談を参考にするといいでしょう。
接続トラブルの対策を行う
Webテストでの注意点の3つ目は、「接続トラブルの対策を行う」ことです。
接続トラブルの例としては、画面のフリーズや回線が切れてしまったなどが挙げられます。
自宅でWebテストを受験する場合は、接続トラブルにより悪い影響を受けないように注意が必要です。
トラブルが起きても再受験できない場合があります。
就活でのWebテストに向けて対策しよう
本記事では、Webテストの種類や対策方法、注意点などを解説しました。
適性検査をWebで受験する方式は、就活での主流となってきています。
自分がどのWebテストを受験するのかをしっかりと把握して対策をしていきましょう。
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