
インターンシップのマナーを解説!挨拶や服装で気を付けることも紹介
インターンシップでは、マナーが非常に大切です。さまざまな状況で重要なマナーを理解していないと、インターン先企業の担当者に悪い印象を与えてしまうかもしれません。インターンシップにおけるマナーは、知っていればすぐに実践できるものも多いため必ず確認しておきましょう。今回は、インターンシップでのマナーの重要性やオフラインとオンラインでの違いについても解説します。この記事を参考にして、マナーを押さえた上でインターンシップへ参加しましょう。
インターンシップでマナーが重要である理由
企業の人事では、インターンシップへ参加する学生のビジネスマナーを7割以上が気にしています。
引用:インターンシップ中のマナー、人事が気になるポイントは? - リクナビ就活準備ガイド
具体的には言葉づかいや挨拶、時間を守ることなどが挙げられ「マナーができている=人柄が良い、常識がある」と判断されることが多いです。
学生は、下記のような目的でインターンシップへ参加していることが多いかもしれません。
- その会社での具体的な仕事内容を知るため
- 会社の雰囲気を知るため
- 選考を有利にするため
上記ばかりに捉われてしまっていると、企業が求める人材とミスマッチが起こる恐れがあります。「企業はマナーを見ているが、学生は別のところを気にしている」となると、企業に対しても好印象を与えづらくなることも考えられます。
あくまでも、インターンシップは参加させてもらうものと捉え、失礼のないようにマナー守ることは非常に重要です。
インターンシップで注意するべきマナー
インターンシップで注意するべきマナーとしては、下記7つが挙げられます。
- 1. 挨拶
- 2. 清潔感
- 3. 言葉遣い
- 4. 姿勢や熱意
- 5. 時間を守る
- 6. 身だしなみ
- 7. 視線
自分自身ではできていると思っていても、ビジネスマナーとして間違っていることもあります。「出来ているから確認しなくて大丈夫」と考えるのではなく、再確認の意味も込めて全ての項目を確認しておきましょう。
1. 挨拶
まず、インターンに参加する上で最も重要なマナーが挨拶です。
具体的には、以下のものがインターン参加時に使われることが多いでしょう。
- おはようございます。
- よろしくお願いします。
- ありがとうございます。
このように挨拶は、普段の生活においても使うことが多く、基本的なものと言えるでしょう。ただ、だからこそ学生がそのような基本的なマナーができていることが重要になるのです。挨拶する際には、普段よりもハキハキと大きな声で明るく行うようにしましょう。
2. 清潔感
インターンのマナーとして、髪型や服装に代表される清潔感も重要です。髪型の色に関しては基本的に、女性でも男性でも黒が望ましいです。企業にもよりますが、仕事体験をすることがメインであるため派手な髪色で参加することは控えるようにしましょう。
男性は、髪の毛が眉毛や耳にかからないようにすることが望ましいです。また女性も、髪の毛が長い場合にはゴムでとめて、顔がしっかりと見えるようにすることが望ましいです。
服装に関しても、私服で問題ない場合にはビジネスカジュアルを心掛けるようにすることが重要です。パーカーや短パンでインターンに参加することはマナー違反ですので、控えるようにしましょう。
3. 言葉遣い
基本的には、丁寧な言葉で対話を行うことができれば問題ありません。企業の人事担当者に失礼のない言葉で対応することを心掛けましょう。
インターンの雰囲気が和むことで、緊張感がなくなり言葉遣いがおろそかになってしまうこともあるので注意してください。
- ×「了解しました。」→◯「承知しました。」
- ×「分かりました。」→◯「かしこまりました。」
- ×「ご苦労様です。」→◯「お疲れ様です。」
以上のものは、ビジネスマナーとして勘違いされることが多いものです。少なくともインターンに参加している際には、言葉遣いに気をつけましょう。
4. 姿勢や熱意
ここでいう姿勢は、インターンを受ける上での主体性や積極性のことを言います。インターンに参加する際には必ず主体的に自分から取り組むようにしましょう。これはインターンを開催してもらっている企業側に失礼がないようにするためです。
インターンは企業が採用の一環として行っている側面もありますが、参加することで学生も得られることは非常に多いです。そうしたことを頭に入れながら、インターンには積極的に取り組むようにしましょう。
また、インターンでは必ず質問の機会が設けられているため、そこで積極的に質問するとなおよいでしょう。
他にも、JobQより質問の投稿があったので見ていきましょう。
Q.企業の人事担当者がいいなと感じた就活生にどんな対応をとりがちですか?
企業の人事担当者はいいなと思う就活生にはどのようなことを言いますか?またはどのような態度ですか?
人事は人間なのでその人の性格も様々です。会社としての...続きを見る
5. 時間を守る
これはインターンのマナーに限らず、人としてできて当然とされていることです。具体的には、インターンの開始時間5分前には会場に着くようにしておきましょう。
ただ、開始時間の10分以上も前に着くと会社に迷惑をかける場合もあるので、5〜10分前集合が理想的です。
これはオンラインのインターンでも変わることのないマナーです。オンラインのインターンに参加する場合にも、開始5分前にはパソコンの前で待機するようにしましょう。
6. 身だしなみ
インターンシップでは、第一印象が非常に大切です。第一印象を良くするためには、身だしなみに注意しましょう。身だしなみには、服装や髪型だけではなくメイクなども含まれます。
衣類に関しても、汚れやシワなどがない状態で参加することが大切です。スーツ以外の服装を指定された場合には、カジュアルすぎない服装で参加しましょう。
インターン先の担当者に「一緒に働きたい」と思わせるような身だしなみを意識することで、好印象を与えられる可能性が高くなります。
7. 視線
見た目の部分以外にも、注意すべきポイントがあります。それは「視線」です。コミュニケーションを取る際に視線は非常に大切であり、目を合わせて会話をしなければ相手に不信感を与えてしまう恐れがあります。
相手と会話する際には目を見て話すことを意識し、良好なコミュニケーションを取りましょう。
インターンシップのマナー【オフライン編】
インターンシップのマナーは、参加前や参加し、参加子によって覚えておくべきポイントが異なります。オフラインのインターシップで失礼のないように、状況に応じたマナーを理解しておきましょう。
インターンシップ参加前
この章では、オフラインでのインターンシップ参加前に理解しておくべきマナーについて解説します。
メール
インターに参加する企業へインターン中にメールを活用する場面も多いです。メールでは文字でしか内容を伝えられないため、表現の仕方や言葉遣いに注意しましょう。
できるだけ簡潔に書き、具体的に内容を伝えることが大切です。不安がある場合には、第三者にチェックしてもらった上で送信しましょう。
電話
インターンシップでは、電話対応をすることもあります。特に、急にかかってくる電話がかかってくることもあるため、焦らないように準備しておくことが大切です。社内の人間は「さん」を使わないことや「もしもし」を使わないなどを理解した上でインターンに参加しましょう。
インターンシップ参加時
オフラインでのインターンシップでは、人と直接関わることも多いため挨拶や身だしなみなどにも気を配りましょう。
挨拶
インターンシップでは、様々な人と関わります。挨拶が徹底していなければ、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。挨拶する際には、言葉遣いや声の大きさを意識し、伝えたいことをはっきり伝えましょう。
身だしなみ
身だしなみによって、第一印象は大きく異なります。最初に好印象を与えられれば、その後のコミュニケーションもスムーズに進めることができます。清潔感を意識し、抑えめな服装やメイクなどシンプルなものを心がけましょう。
規則を守る
社会人では、学生の時よりも時間や規則に厳しくなります。時間や規則が守れなければ、信頼関係を構築するのに時間がかかってしまいます。反対に、規則をしっかりと守って行動できれば、早いうちから信頼関係を構築することが可能です。
業務内容
インターンシップであっても、実際の業務で最低限のビジネスマナーを求められます。インターンシップに参加する際には、業務を行う上でのビジネスマナーについても理解しておきましょう。
メモ
インターンシップでは、何度も同じ失敗を繰り返さないように注意が必要です。一度受けた説明を覚えておくためにも、必ずメモを取りましょう。大きなノートではなく、持ち運びに便利なポケットサイズのメモ帳を用意しておくことをおすすめします。
報告・連絡・相談
仕事をする上では、報告・連絡・相談が非常に大切です。小さな仕事であっても、報告・連絡・相談ができていなければ、情報を共有できません。信頼関係をスムーズに構築するためにも、報告・連絡・相談を徹底しましょう。
名刺交換
基本的に、インターンシップでは自分の名刺を使うことはありません。しかし、取引先から名刺を受け取る機会があります。どこで必要になるかわからないため、名刺交換で重要なマナーについても理解しておくことが大切です。
インターンシップ参加後
インターンシップは、参加して終了ではありません。参加後のマナーを守ることで、自分自身の存在もアピールできます。インターシップ参加後には、メールで感謝の気持ちを伝えることが大切です。
また、インターンシップ中に借りた備品があれば、参加後に必ず返却しましょう。
インターンシップのマナー【オンライン編】
この章では、オンラインでのインターンシップ参加前に理解しておくべきマナーについて解説します。
インターンシップ参加前
オンラインのインターンシップでは、オフラインのように直接会う機会がないため、事前にできる限りの準備をした上でインターンシップに臨みましょう。
メール
オンラインのインターンシップに参加する際のメールでは、直接コミュニケーションを取れない分、より丁寧に伝えることが大切です。社内の人間であっても、取引先とメールするのと同様に伝えましょう。
電話
オンラインで電話する際は、オフラインで人と話す時よりも声をやや高めに話しましょう。また、画面越しで電話する際には、リアクションを大きめにすることで感情を伝えやすくなります。
通信環境
オフラインとの決定的な違いは、通信環境です。通信環境が悪いと、スムーズなコミュニケーションが取れません。スムーズにコミュニケーションを取るためにも、通信環境は事前に整えておくことが大切です。
インターンシップ参加時
オンラインのインターンシップでも、オフラインの時と変わらず挨拶や規則などのマナーを覚えておきましょう。
挨拶
挨拶は、オンラインやオフラインに限らず絶対に必要です。ただ、オンラインで挨拶する場合は、直接挨拶するよりも感情が伝わりづらいです。オンラインで挨拶する際には、感情が伝わるように仕草や声を少し大げさに伝えましょう。
規則
オンラインの場合、出社しているわけではないため、自分自身で全てを管理しなければいけません。特に、打ち合わせの時間や書類の提出時間などを忘れてしまう可能性も高いため、アラームをセットしてリマインドすることが大切です。
業務内容
オフラインとは異なり、定期的にコミュニケーションを取れないのがオンラインのデメリットです。そのため、オフラインで働く時よりも密に報告・連絡・相談を心がけましょう。
インターンシップ参加後
インターンシップ参加後のマナーは、オフラインのオンラインも変わりません。備品を借りていれば返却した上で、メールで感謝を伝えましょう。
また、お礼を伝える際には、担当者に忘れられないように1週間以内に伝えるのがおすすめです。
インターンシップではマナーを守ろう
インターンシップをスムーズに進めるためには、インターン先企業の担当者と信頼関係を構築することが大切です。信頼関係を構築するためにはマナーが非常に大切であり、スキルを上げるよりもすぐに対策できます。
インターンシップの経験を就活で有利に進める目的以外の人でも、参加するための事前準備として必ずマナーを身に付けておきましょう。
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