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私が考える50代で海外の企業へ転職するべき理由と方法とは

50代と言えば定年も見えてくる年代です。やはり転職は国内でと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし海外に転職するという方法もあるのです。ぜひこの記事を読んで選択肢の幅が広がっていただければと思います。

はじめに

50才代になれば定年も見えてくる年代で、
起業や転職などの冒険は考えない方がいいとされています。

それでもやむを得ない理由で転職を
選択する人がいるのも事実です。

転職先は日本国内の場合がほとんどですが、海外に活躍の場を求める人もいでしょう。

私自身、50代で海外に転職しています。

悩んだ末の決断でしたが今はその決断は
間違ってなかったと思っています。

そんな私の体験記を元に
海外転職の理由と方法をご紹介していきます。

関連相談

転職は全く考えてなかった

私は工業高校を卒業して愛知県にある
自動車部品製造会社に就職し40年間のそこで勤めていました。

最初の2年間現場で働き、その後は自動車用の
プレス金型設計部門で技術畑一筋でした。

その間、アメリカに2回、技術指導で海外出張を経験。

この時の経験から海外で働くことに憧れを持ち、会社が将来海外に工場を持った時のために、
英会話を勉強する社内研修にも参加しました。

40代後半には設計課の課長に昇進し、
53才の時タイへ技術指導に1年間出張しました。

その時タイにエンジニアリング会社を作る計画があり、
同時進行で新会社のFS(事業化可能か調査)を精力的にこなして申請書類を完成させます。

いよいよ、タイ貿易投資委員会(BOI)に申請直前までいきましたが、
最終段階で進出断念と会社が判断し新会社設立は幻に終わりました。

しかし、1年間生活したタイは親日国で物価も安く日本料理店もたくさんあり、
日本人には住みやすい国だと実感しました。

タイの出張を終え日本に帰国すると、タイでの成果が認められ次長に昇進し、
新たに受注した高級ワンボックスカーの開発責任者に任命されました。

この時は転職することなど全く頭にありませんでしたが、
開発責任者になったことが退職する引き金になるのでした。

関連相談

過労から休職を余儀なくされる

ワンボックスカーの発売日前に、
受注したプレス部品の品質を合格させました。

問題なくラインで生産できるようにすることが私の任務でしたが、
数点問題部品があり、発売日に間に合うか危惧される状況になりました。

そのため発売前4か月間は長時間残業と休日出勤で対応する日が続き
その結果何とか発売日に間に合わせることができました。

しかし私の心身がダウンしてしまいました。

心療内科で“うつ”と診断され医者から「休職しないと治らない」と
アドバイスを受け休職することにしました。

3か月後に復職して仕事上の責任を緩和してもらい
3年間は大きな問題がなく経過しました。

しかし再び会社からの辞令で責任ある立場に戻ると、
半年後“うつ”が再発してしまいました。

再休職と役職定年

“うつ”が再び再発し、休職を取りました。

この時、役職定年が半年後に迫っていました。

役職定年は、満57才になると管理職の役職をなくし、専門職として60才の定年まで勤務する制度で、一般的には専門職としてこれまでの経験や知識を生かした仕事を担当します。

私は、役職定年後に設計のノウハウを凝縮した「設計大全」を完成させ、それを教科書にして私の技術を継承したいと考えていました。

役職定年前に、そのことを常務に話しましたが「君には実務をやってもらう」と私の希望は一蹴されてしまいましたが、定年までは会社にしがみついていくしかないと諦めていました。

関連相談

日本には居場所がなくなった

役職定年後の仕事は、新たに受注したハイブリッドカーのモデルチェンジに伴うプレス部品の工程計画で仕事に熱中できました。

若いころの技術者時代に戻ったようで、楽しくやり甲斐も感じていましたが希望だった私の技術を後継者に伝承することは叶わず悩んでいました。

役職定年から1年が過ぎたころ、私は「自分の技術を伝えたい、教えたい、育てたい」と強く思うようになり転職を決意しました。

しかし、今の会社では私の技術を伝える場はなく、おそらく日本国内ではその場はないし、あったとしても“うつ”の再発を恐れていました。

関連相談

転職の場は世界中にある

日本に伝える場がないのなら思い切って海外に行こう!
それに海外なら日本語が聞こえない環境になりストレスを感じないので“うつ”の再発もないと考えました。

「海外で働くなら5年前に駐在したタイがいいな」
と考えタイの知人に相談しました。

その時は、私を受け入れる会社はないとの返事でした。

そこで、JODC(海外貿易開発協会:現在はHIDA)の海外専門家に登録することにしました。この制度は海外で技術指導をする専門家として登録し、企業が登録者の中から希望者を選び派遣を要請する制度です。

登録してから1ヶ月ほどったたころ静岡の会社から電話があり「インドの現地子会社で技術アドバイザーとして働いてもらえませんか」と声がかかり、数回の交渉を経てインドに転職することを決意しました。

前の会社を退職し、静岡の会社とJODCと3者で専門家契約を結び、58才の夏にインドへ赴任しました。

関連相談

最後に

転職と言えば、普通は日本国内でしますが、海外にも転職先がありますという事例でした。

海外に技術者として行くと現地の人たちは、日本から来た技術者を品定めし、指導できる人物かどうか判断します。

そこで、いい評価を得られたら信頼して付いてきてくれます。

そのためには、日本で技術を習得しておくことはもちろんですが、海外に赴任したら率先垂範で手本を示すことが重要にです。私のように日本で“うつ”を経験した人は日本語がない環境に身を置けば、再発する可能性が低くなります。

私は海外で6年間働きましたが“うつ”の再発はありませんでした。
転職先に海外を選択肢に加えてみたらいかがでしょうか?

本記事の初回公開日は2017年08月20日です。

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