【就活うつは甘えなのか】内定が出ないときにやってみる思考法

うつ病は働いてる人だけに起きてしまう症状ではありません。ここ最近増えているのが、就活うつと言われているうつ病です。

就職活動や転職活動をしていてストレスなどをため込みすぎて、それに耐えきれなくなってしまいうつの症状を発症してしまう方が増えているのです。

たかが就活でと思う方も多いかもしれませんが、実は結構なダメージを受けてしまうのです。一向に就職先が決まらないとなると将来に不安を覚えてしまうなど、就活にはうつになる原因が多くあると言われています。

今回はそんな就活うつに関して情報をまとめてみました。
 

就活うつの特徴

どのような特徴があると就活うつの状態なのかと言うことですが、いくつか例を上げます。

• 朝起きるのがつらい
• 落ち着きがない
• 集中力がない
• 疲れていても眠ることができない
• 何をするにも意欲がわかない
• 自分に対して価値を持てない
• 楽しいと思える時がない

これらのようなことが特徴として上げられます。

気になった方はネットのサイトなどでうつかどうかチェックできるものもありますので、試してみてはいかがでしょうか。
 

就活うつの原因

では、就活うつになってしまう原因とは何なのでしょうか。

企業から内定をもらえない状態が続いてしまうことで、自分に対して自信を失ってしまうことからうつになってしまうとも言われています。また、周囲で同じく就活をしている人たちが次々と内定をもらっていく姿を見るたびに、自分と他人を比べてしまうことも、原因の1つと言われています。
 

就活うつのチェックポイント

就活うつかどうか、見極めるためのチェックポイントのようなものがございます。

いくつか例を上げますので、その中に当てはまることが多ければ、就活うつに陥っていたり就活うつ予備軍の危険性があったりします。

• 同じことばかりずっと考えてしまう
• 眠ることができない
• 食欲がない
• 自分に自信が持てない
• 腹痛や頭痛が激しい
• 体がしんどいと感じる
• 気が落ち込んでいる
• 何をしても楽しくない

などの例が挙げられます。

自分には当てはまらないと思っていても、就活うつになりやすい可能性があります。では、どのような人がなりやすいのでしょうか。

まずは完璧主義者です。完璧にこだわりすぎると、何かに失敗した時に落ち込む加減が普通の人よりも大きいのです。

また、周囲を気にしてしまう人も就活うつになりやすいのです。内定をもらえなかったという事実から、世間から冷たい目で見られていると想像してしまい、結果的にうつになってしまうと言うこともございます。
 

大きな失敗の経験がない

就活をしていると、よく高学歴な人と一緒に面接をされたと言う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、高学歴な人ほど、就活うつになりやすいと言われています。

高学歴であるゆえに失敗を経験していない可能性があり、内定がもらえない失敗が人生の中での特に大きな失敗となってしまうことがあります。
 

完璧主義者

先述の通り、完璧主義者は就活うつに陥りやすいです。

全てにおいて完璧を追い求めてしまうため、内定が取れないことにも原因を探りたがるのです。

しかし、不採用の知らせは聞くことができても、理由までは聞かされることはございません。そのためになぜ？なぜ？と状況を冷静に見極めることができなくなってしまい、やがて就活うつになってしまうと言われています。
 

自分を追い込んでしまいやすい

そのほかにも、自分を追い込んでしまうタイプの人間も、就活うつに陥りやすいと言われています。

内定をもらえないことに対して、自分自身を必要以上に卑下してしまうことがあります。ネガティブに陥りやすいため、その結果うつになってしまう可能性があります。

就活をしているが、なかなか内定をもらえることができない。

そんな状況が続くと就活うつになってしまうと言われていますが、実はこの就活うつが甘えではないかと指摘している方々もいらっしゃいます。

就職できないのはその人自身に問題があり、それを理解していなくうつになるのは良くないという考えです。
 

就活うつは甘えではない

ただ、就活うつは甘えではありません。

自分が内定をもらえない一方で、周囲の仲間たちが内定をもらい始めている姿を見ると、どうしても焦ってきてしまうのです。また、1日に2社以上から不採用の通知がきたりすると、どうしても落ち込んでしまいます。

就活の場合、受験とは違って合格ラインがわかりません。そのため、悩みが解消されず、うつになってしまう危険性が高いのです。これは決して甘えではありません。
 

適応障害である可能性も

就活うつは一種の適応障害と言われている場合もございます。これは、ある特定の出来事が原因で情緒面や行動面などに問題が生じてしまい、社会生活に問題を引き起こしてしまうことを言います。

つまり、就活がある特定の出来事であり、それが原因で情緒や行動に問題が生じてしまった場合は、適応障害の可能性もあるのです。
 

では、そんな就活うつですが、今の日本ではどのくらい起きているのでしょうか。結構多くの人がこの就活うつに悩まされていると言われています。
 

7人に1人はうつ状態とも言われている

統計的に見ると、実は7人に1人が就活うつの状態に陥っていると言われています。

これは結構高い割合と見ることができます。2009年のリーマンショック以降、就職することが大変なイメージを持たれてしまっていることも、大きな原因になっています。
 

大企業への就職が正解ではない

現在もそうですが、昔から日本では大企業に就職することが一種の正解のような風潮があります。

しかしながら当然、大企業にいても成功できない人はいます。

また、インターネットの発達により、企業名よりも個性を見られる時代になっているのです。誇張を恐れずに言うならば、無理に大企業に入ろうとしなくてもいいのです。

就活うつに陥ってしまった場合に、どのような対処法をとれば良いのでしょうか。ここからは就活うつの対処法をお伝えします。
 

心に余裕を持つ

就活うつになってしまう原因として、言ってしまえば内面の弱さがあります。つまり、心に余裕を持つことができないと、うつになってしまうのです。

では、どうすれば余裕を持つことができるのでしょうか。

たとえ内定をもらえなくても、自分と会社の相性がよくなかったと考えるようにしましょう。つまり、内定がもらえないことも、プラスに考えるという方法があります。

リフレッシュ方法見つける

うつになってしまうと、何をやっても楽しくなく感じてしまいます。しかし、あなたが好きなことや興味があることをすればそんな時でも楽しいと思えるはずです。

好きなことをしてリフレッシュし、嫌なことから目を逸らすことも大切なことです。
 

診療内科を受診する

あまりにもひどいと思うのであれば、うつ病診断を受けて見るのも一つの方法です。

客観的な視点をもつ医師から判断を受けることで、自分を客観視してみるのも良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。

就活生にとって、内定をもらえるかもらえないかは人生の大きな出来事でもあります。しかし、今は売り手市場であることを忘れてはいけません。

会社に選ばれるのではなく、会社を選ぶ立場にいることを理解しましょう。