【東京で就職したい人必見】上京して就職するメリットやデメリットは？

はじめに、地方から東京に就職する上で考えておくべき事項についてご紹介します。

地方からの就職・転職は難しい

地方から東京で就職や転職を考えた時に難しい点として主に次の3つがあります。
 

1. 仕事探し
   1. 地方と比較した場合、東京の方が企業の数が多く仕事探しも簡単に思えるかもしれません。確かに東京の求人数は多いのですが、同時に求職者も多く優秀な人材も集まるため競争が激しくなります。
      そのため東京での就職は決して簡単ではありません。また、東京で働けるならどんな仕事でも良い、と考えるのは危険です。
      
      ブラック企業に就職してしまうとせっかくの東京での生活が苦痛になってしまいます。東京での仕事探しは想像よりも難しいと考えておいた方が良いでしょう。
       
2. 家探し
   1. 地方から東京で働くためには、仕事と同時に家探しが必要になります。同じ東京都内でも家賃には大きな差があります。家賃は築年数や部屋の広さだけでなく、住みやすさや環境も影響していますので、家賃の安さだけで選んでしまうと危険です。特に土地勘の無い人は情報収集が重要になるでしょう。
      
      また、家探しでは通勤の利便性も大切になります。家探しの大変さを考えると、最初は社員寮や社宅のある仕事を探すのも良いでしょう。
       
3. 費用と時間
   1. 地方から東京への就職活動では交通費も大きくなります。面接を複数回行う企業も少なくありませんし、面接をしても不採用になる可能性もあります。
      
      また、家探しを行う場合も物件の確認や契約で現地に行く必要があります。遠方であれば更に宿泊費も必要になります。費用と同時に大変なのは時間の確保です。在職中に転職活動を行う場合は休暇を取らなければなりません。
      
      費用と時間を抑えるためには、計画的な就職活動が必要になるでしょう。

東京で就職する主なメリットとして次の3つが挙げられます。 

就職の選択肢が広い

地方によっては希望する企業や職種が無い場合もありますが、東京は企業の数が多く、選べる職種も豊富にあります。やりたい事が明確になっている人は、それを目指して東京で就職するのも良いでしょう。

東京は就職の選択肢が広いため、転職する場合でも新しい仕事を探しやすいというメリットもあります。

地方と比べて年収が高い就職先が多い

東京の企業は地方と比較して給料が高い傾向があります。地方よりも物価が高い事もありますが、企業と人がたくさん集る東京では実力次第でより高い給料を目指せるチャンスも多いと言えます。

また、給料や年収を生涯年収で考えた場合、地方との差は更に大きくなるでしょう。

東京ではプライベートが充実する

毎日の生活を充実させるためには、仕事以外のプライベートの過ごし方も大切になります。東京は食事や買い物、遊ぶ場所や文化的な施設も豊富にあります。

仕事の疲れをリフレッシュさせて更に仕事で活躍する、ワークライフバランスの良い生活を実現しやすいでしょう。

東京で就職するデメリットとしては主に次の3つがあります。

結果を求められる

東京には企業だけでなく人もたくさん集まっています。それだけ仕事のライバルも多くなります。希望通りの企業に就職できても、求められる成果や仕事の結果を出さなければ自分より優秀な人材にポジションを奪われる可能性もあります。

キャリアアップできるチャンスと同時に、努力し結果を出し続けなければ仕事を失うリスクがある事がデメリットと言えるでしょう。

地元との関係が浅くなる

東京で就職した場合、地元に帰る機会は少なくなります。家族や親戚などは盆正月などの帰省で会えますが、友人や地元の人達の中には極端に接点が少なくなる人も増えるでしょう。

地元との関係を重視する地元志向の人は東京での就職は向いていないかもしれません。

物価が高い

東京は地方と比較して物価が高い事がデメリットと言えるでしょう。家賃や食費、駐車場代など生活費の大半は地方よりも高くなります。

地方よりも給料が高い企業が多いのですが、就職後に思うような結果が出せず収入が減った時には、生活が苦しくなるリスクが大きいと言えるでしょう。

東京で就職するメリットとデメリットをご紹介しましたが、次に、新卒は東京で就職すべきかについて考えてみましょう。

新卒は東京で就職した方が良い

東京には多くの企業と人が集まっており地方よりも仕事の競争環境は厳しいと言えます。そのため、仕事を通して得られるスキルや情報量も地方よりも東京の方が多くなるでしょう。

将来的に地元に戻って働く場合でも東京での経験やスキル、人脈を活かす事ができます。よりビジネスマンとしてのスキルを身に付け、将来の選択肢を広げたいのであれば、新卒は東京で就職した方が良いと言えるでしょう。

東京で就職するために必要なポイントとしては次の2つがあります。

直接情報収集する

地方の学生でも努力次第で東京の企業や就職活動に関する情報を得る事はできます。東京の企業が行う就活イベントやインターンシップへの参加、大学のOBや社会人の先輩との交流、就職活動で知り合った学生など、情報源はいくつもあります。

また、転職エージェントなどの採用のプロに相談する方法もあります。まずは直接情報収集する努力をしてみましょう。

WEBを効率的に使おう

東京の企業や業界、就職活動に関する情報はWEB上にも多くあります。東京へ行くには費用と時間が必要になりますのでWEBで効率的に情報を集めましょう。

また、求人サイトに自身の情報を登録する事で企業からのスカウトや採用情報を得ることもできます。情報量が少ない地方ではより積極的にWEBを活用すると良いでしょう。

新卒、転職に関わらず、東京で就職したいと考える人は多いと思います。

しかし、その気持ちが優先するとメリットばかり考えてデメリットに気づかない場合があります。

地方から東京に就職するためには費用と時間も大きくかかります。それだけにメリットとデメリットをよく考えた上で決断する必要があります。

まずは、なぜ東京で就職したいのか、その目的をしっかりと考えてみましょう。