この業界を取り巻く環境は厳しく、東芝、シャープ、三洋など競合他社は次々と経営危機になった。一昔前は、ソニーや日立も含めて、家電やAVなど重なっている部分が多かったけど、今はすっかり様変わりして、競合している部分がかなり減った。その代わり、海外企業が低コストを武器に攻めてきているので、生き残りをかけた戦いはずっと続くと思う。パナソニックは車関連の事業を柱にしたいところだが、テスタの思わぬ失速があり、大変苦しんでいる。
強みとしては、長年の歴史により積み上げられてきた謎の安心感、安定感というブランドとごく稀にいる超優秀なエンジニア(ハードもソフトも一定数いる印象)。
基本的には業界をリードするような商品作りはしていない。 コンシューマー向けから法人向けビジネスに展開使用とはしているが幹部と現場の考えに乖離があるため、新しいことをやろうとしても現場が安定感を求めているため、成長しようとしてもなかなか難しいのではないかと思う。
近年、クロスバリューイノベーションやヨコパナと称して事業部間連携を進めようというトップの意思は感じられるが、現場レベルではまだまだ事業部間連携が乏しく、実質は中規模企業の集まりになってしまっている印象がある。 また、今後の事業の柱を明確に打ち出せない状況が続いており、今後の成長に懸念を感じる。
今後は厳しいと思う。事業売却しているため、将来何で食っていくのかと思う。
・販売力は強いが、国内市場は衰退する一方であるため、海外に活路を見出そうとしている。現状はまだ改革の途上であり、安定しているとは言えない。
もともと車載専業メーカーではないので、それ故の強みと弱みがあると感じます。 現在は、強みを生かしきれず、弱みばかり出ている印象で、正直将来性は心配です。 強みとしては、家電等、他の事業で培った幅広い技術やノウハウがある事です。自動車業界が変革の事態を迎え、この強みに対する車メーカーさんの期待は大きくなっていると感じます。 弱みは、自動車業界のノウハウが少ない事です。若手社員から見ても、大丈夫?と思うことが正直あります。 今後、経営者のリーダーシップのもと、強みを生かして経営を立て直してほしいです。
本社が強く、事業部が弱いが、本社には現場を理解した人が少なく、社内調整に長けた人が多い。 事業領域がかなり広く、どの事業にリソースを重点的に投資し伸ばしていくつもりなのかが見えないのが大きな課題。社長自身もパナソニックが何の会社か定義できないとおっしゃっているくらい。 また、マーケティング視点で長期戦略を策定する文化がなく、画餅になりがちな中期計画策定に終始。市場/技術オリエンテッドな長期計画を策定する必要があるとの認識。 加えて、大企業は往々にしてそうなのかもしれないが、内向きの仕事が多く、売りや利益に繋がる仕事にかける時間が少ない。 社外からいろいろ優秀な方を招聘しているが、このまま低空飛行が続くと思われる。
事業が多岐にわたり、社内制度を利用して異動すればやりたいことは何でもできる。 多岐にわたる一方で赤字部門もあるため、黒字部門と相殺され会社としてなかなか利益率増につながっていない。 数年注力してきた車載電池もなかなかトップに立たず、次の矢を必死に探している状況。
多くの製品を扱ってはいるが、これといって商品力のある製品はなく、赤字続きの製品も多々ある。競争力のある製品作りをしていかなければ、会社の将来は危ない。