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研究者 将来性

研究者にとって将来性のある職場とは?気になる現状について解説

科学技術や医学・薬学などの分野で、研究者の存在は欠かせません。研究者としてのキャリア選択を考えたとき、どのような職場で働けるのか、将来性はあるのかを知りたい方も多いと思います。そこで、研究者にとって将来性のある職場はどこなのか、現状を踏まえてこの記事では紹介します。

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研究者の現状と将来性


学問の発展や新しい技術を生み出す研究者に、憧れを抱く方も多いでしょう。

しかし実際は、研究者として生きるには難しいという現状があります。

そこで、研究者になりたいと考えている方に向けて、研究者の現状と将来性についてご紹介します。

 

1.博士号取得者を採用する企業は少ない

大学を卒業すると、「学士」を取得できます。

さらに、大学院に進むと「修士」「博士」の学位を取得できます。

博士というと、専門分野に秀でた才能を持つ方々で、就職するのも簡単だと思われるかもしれません。

しかし実際は、過去数年間の就職率が7割程度と、一般的な新卒と比較すると低いことが分かります。

また、博士号取得者が選択するキャリアとしては、大学に就職する方が全体の半分ほどで、民間企業への就職は極端に少なく採用率も低いです。

これは、専門性が高く企業側とのマッチングがそもそも難しいこと、新卒と比較して年齢が高くポテンシャル採用をしづらいことなどの理由が挙げられます。

 

2.終身雇用の常勤ポストが減少している

博士号取得者の現状は、民間企業の採用率が低く、大学などの研究機関に就職する割合が高いと説明しました。

しかし、近年は研究機関への就職状況も暗雲が立ち込めていて、終身雇用の常勤ポストが減少しているのです。

研究分野によって差はありますが、その理由には少子高齢化による学生数の減少や国からの予算が少ないなどが挙げられます。

また、常勤ポストを諦めて、ポストドクター(ポスドク)という期限付きのポストから常勤ポストを目指す方もいます。

しかし、定員数が少ない以上、長期間に渡ってポスドクから抜け出せないという方も多いようです。

 

3.成果が出せないと研究が打ち切りになる

研究者は、得意な専門分野や興味関心の強い学問を突き詰められ、好きなことに打ち込める魅力のある仕事です。

その一方で、成果を求められる厳しい仕事ともいえるかもしれません。

研究分野に多大な時間を費やして試行錯誤を繰り返し、どれだけ努力を重ねたとしても、結果がでなければその研究が打ち切りになるかもしれません。

特に、基礎研究と呼ばれる分野では、10年以上取り組み続けても成果が出ないことさえあります。

厳しいようですが、研究には膨大な時間とお金が掛かるわけですから、成果が求められるのは当然です。

したがって、研究者としてキャリアを積みたいなら、必ず結果に結びつけるという強い覚悟を持つ必要があるでしょう。

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研究者にとって将来性のある職場とは


先ほど述べたように、博士号取得から民間企業への就職は厳しく、大学などの研究機関の採用数も少ない状況です。

このことから、研究者としてキャリアを積むのは簡単ではないと分かります。

そこで、研究者にとって将来性のある職場とはどこなのか紹介します。

 

研究開発の投資が大きい民間企業

前章で説明したように、少子高齢化に伴い学生数は減少しており、大学への就職が困難である以上、これからも厳しい状況は続くでしょう。

こうしたことから、今後の研究者の将来性として、最も可能性があるのは、研究開発への投資が大きい民間企業への就職です。

特に、日本の企業よりも、外資系企業の方が積極的に研究開発に投資する傾向があります。

ただし、このような企業は競争率も高いのが現実ですから、就職するのは簡単ではありません。

さらに、専門知識だけでなく、語学能力やビジネススキルも求められるでしょう。

しかし、採用されれば、先進的な技術開発を行う企業の研究員として、輝かしいキャリアを歩めるのも夢ではありません。

高い壁であることは確かですが、目指してみる価値は十分にあるでしょう。

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まとめ

研究者にとって将来性のある職場はどこなのか、現状を踏まえて紹介しました。

世の中に新たな価値を生み出す素晴らしい職業ですが、現状の就職状況や将来性は決してよいとはいえません。

研究者を目指す場合は、そういった現状を把握した上で、キャリアから逆算した行動を心がけてみましょう。

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