
SPIの高得点の目安は?高得点の時の指標やテストセンターの評価方法も解説
SPI試験においては、高得点の目安に関する指標が存在します。受験中に高得点の目安が表示された場合、受験者は安心して問題に取り組むことができます。また、高得点の目安を理解するためには、問題の種類や評価方法についても十分に理解しておくことが大切です。今回は、SPIテストセンターの評価方法や高得点の目安、高得点目安に関するよくある質問などを解説します。この記事を参考にすることで、SPIテストセンターの高得点の時の目安がわかり、安心して解答しやすくなります。
SPIテストセンターの評価方法
SPIテストセンターの評価方法は、正答率に応じた「偏差値」で決められています。偏差値で決められている理由は、問題の内容によって結果に差が出ないようにするためです。
SPIは、受験者の解答内容に応じて異なる難易度と問題形式が表示されます。偏差値を用いた一定の評価方法を確立することが、SPIの特徴の1つとされています。
SPIは7段階で評価されている
SPIの評価では、偏差値が取り入れられています。
評価は主に7段階に分けられ、それぞれの段階には偏差値に基づいた区分が設けられています。偏差値ごとの段階や一般的な出現率については、以下の表をご参照ください。
引用:SPI3公式サイト│リクルートの適性検査
上表を参考にすると、偏差値が55の場合は7段階中5の評価となります。一般的には、偏差値が60以上あれば、多くの企業の合格ラインになると考えられています。
しかし、企業がどこを合格ラインに定めているのかは公表していません。過去の傾向などを調査した上で、応募企業の選考に通過するためには、どの程度の偏差値が必要なのかを理解しておきましょう。
SPIテストセンターの高得点目安の指標
SPIテストセンターの高得点目安の指標は、以下の2つです。
- チェックボックスとは?
- 複数タブとは?
SPIテストセンターで高得点を獲得するためには、高得点目安の指標を熟知しておくことが重要です。高得点目安を熟知しておくことによって、正答率を大まかに予想しつつ焦らず問題解答を進められます。
チェックボックスとは?
SPI試験におけるチェックボックスとは、複数の選択肢から正しい選択肢のみを選ぶ形式の問題のことです。チェックボックスの特徴は、すべての解答に正解していなければ、正解として認められません。
例えば「以下の内容として、適切なものを全て選びなさい」のような形で出題されることが多いです。すべての解答が正解でなければ正解として認められないため、難易度は通常の選択問題よりも高くなることから、高得点の目安として考えられています。
複数タブとは?
複数タブとは、1つの問題に対して複数の解答が存在する問題形式のことを指します。基本的な問題では、解答に必要なタブは2つです。
しかし、前半部分で正答率が高かった場合には、4つのタブが表示されることがあります。タブの数が増えるほど、問題の難易度も高まり、より高いスコアを達成できる可能性があります。
【項目別】SPI試験の高得点の目安
SPI試験の高得点の目安としては、以下の4つが挙げられます。
- 言語
- 非言語
- 英語
- 構造的把握力
SPI試験の高得点を獲得するための目安は、試験の種別によって異なります。高得点目安は、チェックボックスや複数タブに限らず、問題のタイプに応じても異なります。試験に臨む前に、これらの目安を理解しておくことが重要です。
言語
SPI言語の高得点の目安は、以下の2つです。
- 長文でチェックボックスが出る
- 長文問題が数問出題される
SPI言語問題において、高得点を狙うための代表的な指標としてチェックボックスが挙げられます。また、高得点を狙うには、複数の数値や数式に関する長文問題が多数出題されることも理解しておくべきです。
長文でチェックボックスが出る
SPI言語問題では、前半の正答率の出来によってチェックボックスになるかどうかが異なります。前半の正答率が高ければ、チェックボックスが出る可能性も高いです。
反対に、SPI言語問題でチェックボックスが出題されない場合には、前半の正答率が低い可能性があります。
長文問題が数問出題される
SPI言語問題で、長文問題が数問出題された場合にも高得点の目安となります。基本的には、長文問題が出題されるのは1問のみです。しかし、正答率が高かった場合には、2〜3問の長文問題が出題されることが多いです。
長文問題は難易度が高いですが、数問出題された場合にはここまでで高得点を取れている可能性が高いため、心配せずに解答を進めましょう。
非言語
SPI非言語の高得点の目安は、以下の3つです。
- タブ数が多い
- 推論の解答が複数ある
- 推論の問題数が多い
SPI非言語問題では、推論を中心に高得点かどうかを判断できます。非言語問題特有の指標もあるため、高得点を狙うなら必ず確認しておきましょう。
タブ数が多い
非言語問題において、タブ数が多い場合には、高得点に近づいている可能性が高いです。言語問題の場合と同様、前半の正答率が高い場合には、タブ数が増える可能性があります。
通常は2タブ形式ですが、高得点を出している場合には4タブ形式になることがあります。したがって、SPI非言語問題のタブ数が2つか4つかにより、前半の正答率を判断するのがおすすめです。
推論の解答が複数ある
複数の解答がある推論問題においても、高得点を獲得するチャンスが十分にあります。実際、推論問題はSPI非言語問題の中でもきわめて重要な部分を占めています。
推論問題では、提示された選択肢から正しいものを選択する必要がありますが、正答率が高い場合には、複数の選択肢が正しいこともあり得ます。このようなケースでは、チェックボックス形式が採用されることがあり、高得点である可能性が高いです。
推論の問題数が多い
推論は、SPI非言語問題の中でも特に重要であり、難易度も高いとされています。推論問題数が多い場合、前半で得点を獲得できている可能性が高いです。
多くの就活生から人気のある一定の大手企業や人気企業は、推論問題を選考の重要な要素と考え、SPI通過に必要な条件として推論問題が総問題数の半数を占めていることがあります。したがって、推論問題の出題数が増えた場合には、高得点を狙う目安として考慮することが望ましいでしょう。
英語
SPI英語では、長文問題が4問以上出題されるかどうかが高得点の目安となります。英語の長文問題は難易度も高く、基礎的な問題ができて初めて長文の解答が可能です。
つまり、長文問題が多けれ基礎がしっかりできていると評価されている可能性が高いため、高得点の目安となります。
構造的把握力
SPI構造的把握力の高得点の目安については、明確な指標がありません。なぜならSPI構造的握力検査では、問題の数や難易度が正答率によって変動しないためです。そのため、SPI構造的把握力を測定する際には、高得点の目安を気にすることなく、問題に落ち着いて取り組むことが大切です。
SPIテストセンターの高得点目安に関するよくある質問
SPIテストセンターの高得点目安に関するよくある質問としては、以下の3つが挙げられます。
- わからない問題は飛ばしたほうがよい?
- どのくらいの正答率が必要?
- タブの数で高得点かどうかの目安になる?
SPIテストセンターの高得点目安に関する質問に対する解答を理解しておくことで、実際の試験にも安心して取り組みやすくなります。最後に、どのような質問が多いのかについても理解しておきましょう。
わからない問題は飛ばしたほうが良い?
SPIテストセンターの試験でわからない問題があっても、飛ばさずに全て解答しましょう。SPI試験では、間違った問題の数はカウントしていません。つまり、答えなければ答えなかった分損をしてしまいます。
また、間違った問題はカウントされないため、わからなくても埋めておくことが大切です。解答しておくことで、偶然正解することもあります。少しでも高得点を取るためにも、わからない問題がある場合でも、すべての問題に解答した上で次に進むことをおすすめします。
どのくらいの正答率が必要?
SPIテストセンターにおいて、一般的な企業では正答率が全体の60%程度であることが目安とされます。しかしながら、一流企業や競争の激しい企業では、正答率が90%未満であっても足切りとなることがよくあります。
なお、SPIの正答率と合格ラインには企業ごとに異なる基準が設けられているため、何割以上を取得することが求められるかについては一律には決められません。応募先企業がどの程度の正答率を求めているのかを理解した上で、選考に通過できるように対策しておくことが大切です。
タブの数で高得点かどうかの目安になる?
SPIのテストセンターにおいて、高得点を獲得するための目安は、問題に含まれるタブの数とともに、各タブ内の難易度に依存します。タブの数が増えるほど、問題はより困難になり、前半部分で高得点を獲得することがより重要になります。
通常、問題には2つのタブが含まれますが、4つ以上のタブが連続して出題されている場合、高得点を獲得する可能性が高いとされます。反対に、2つのタブのみが含まれている場合は、得点が低くなる可能性があるため、注意が必要です。
さらに、高得点を獲得するためには、タブだけでなくチェックボックスの存在も重要です。多くのチェックボックスが含まれている場合、高得点を獲得する可能性が高くなるため、正確な解答とともに焦らずに解答を進めることが大切です。
SPIでは全科目で高得点目安に達しなくても良い
SPI試験では、全科目で高得点目安を目指さなくてもよいです。得意な科目は確実に取り、他の科目も満遍なく対策しておきましょう。ただ、推論に至っては重点的に対策しておくことをおすすめします。
また、SPIテストセンターの出題傾向を掴んでおくことも大切です。出題傾向がわかれば、効果的な対策も立てやすくなるため、高得点を狙いやすくなります。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
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