
マネージングディレクターとは|意味は?求人はあるの?
マネージングディレクターという役職をご存知でしょうか?外資系企業ではよく聞く単語で、なかなか日本では浸透してない役職です。そこで今回はマネージングディレクターがどんな役職なのか、年収はどれほどなのか、などご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
マネージングディレクターとは?
マネージングディレクターという役職は、日本企業に勤める社会人にとって耳慣れないものです。
今回は「マネージングディレクター」についてご紹介します。
マネージングディレクターの英語の意味は?
代表取締役を意味する単語です。
米国の金融関係の会社の中では「数字(モデリング)と文字(ドキュメンテーション)の両方に強く、記憶力に優れ多くの人名や数字を覚えており、プレゼンテーション能力や交渉力(押しの強さと引き際の上手さ)があり、リーダーシップ(他人をコントロールする力)があり、更には新しいアイデアを考え出す能力まで兼ねそろえているような人達」であると紹介されています。
参照:NYのマネージングディレクター像
また「取締役を意味する英語であるが、一般には外資系コンサルティングファームや投資銀行において従業員格として最も上位にくる役職を意味する」とも紹介されています。
参照:BuzzWord
つまり、業績が良いだけではマネージングディレクターという役職には就けず、業績に合わせて人間性や人脈など、会社にとって利益になる人材に対して与えられる役職と考えてよいでしょう。
マネージングディレクターは日本ではどの役職になるか?
マネージングディレクターという役職は、日本企業の役職に当てはめると一般的には「常務レベル」といわれています。
マネージングディレクターという役職には経営責任がついていますから、「業務執行取締役」や「最高責任者」ととらえられることが多いようです。
しかしながら、日本企業の企業体質や体制は外資系企業のものとは全く異なっています。
ですので、これらの役職の仕事とマネージングディレクターという役職の仕事は完全に一致せず、微妙に異なっています。
また、同業種の外資系企業であっても、国によってその業務は少しづつ異なっているようで、名刺交換をした際などにはどのような仕事をしているのか聞いてみるのもよいかもしれません。
外資求人でよく見かけるマネージングディレクターの仕事内容は何ですか?
外資系の求人でよく見かけるマネージング・ディレクターという職の仕事内容について伺いたいです。
現在日系企業でマネジメント系の仕事をしている20代後半の者です。
仕事内容に魅力を感じ、とある会社のマネージング・ディレクター職への転職を検討するようになったのですが、あまり情報がなくこちらで相談することにしました。
日系企業にはあまり無い職のように思うのですが、マネージング・ディレクターとはどのような仕事をする職なのでしょうか。
外資系大手にいます。 当社では…続きを見る
マネージングディレクターという名称は日本にあるか?
マネージングディレクターは外資系の役職である
マネージングディレクターという役職は、日本企業においてはあまり一般的ではありません。
マネージングディレクターは外資系のでつかわれている役職です。
「Manager」という役職を日本の役職に当てた場合「課長」となりますが、外資系企業では部長レベルの仕事をしていることがあります。
英語で名刺を作る際には、課長であれば「Departmant manager(部長)」など、1段階高い役職を記載する企業もあります。
外資系会社のマネージングディレクターの年収はいくら?
外資系企業の給与は日本企業と比較すると非常に高めに設定されているのが通常です。
日本の役職で言うと「常務」「業務執行取締役」「最高責任者」であるマネージングディレクターの年収はいくらほどなのでしょうか。
外資系銀行のマネージングディレクターの年収は3000万?
マネージングディレクターの年収はおよそ3000万円ほどといわれています。
日本企業に勤めていると、会社役員の常務レベルで1200万円ほどですから、その差は非常に大きいと入れるでしょう。
参照:中小企業役員の年収は?
マネージングディレクターの求人は?
マネージングディレクターという役職は外資系企業で使われている役職名ですが、日本での求人もあります。
日本の外資系企業での求人はどのようなものがあるか、少し見てみましょう。
日本ではマネージングディレクターの求人はあるか?
統括責任者として、マネージングディレクターという役職が募集されています。
M&Aに関するコンサルティング業務や、金融企業での投資や事業再編業務。
そして不動産業界での募集もあります。
ほぼすべてにおいて「該当事業の経験者」でなければ務まらないであろう、高度な求人ばかりです。
マネージングディレクターの求人での年収は?
マネージングディレクターの給与は企業によってさまざまで、800万円ほどの求人もあれば3000万~1億という求人まであります。
どのような企業で仕事をするか、業務内容はどういったものかによって、年収が大きく異なってくるのが大きな特徴です。
マネージングディレクターは外資系などではどの位置の役職?
マネージングディレクターは日本語に訳すると「業務執行取締役」や「最高責任者」になるとご紹介しました。
かなり上の役職であることはわかるのですが、どの様な位置なのでしょうか。
マネージングディレクターは具体的にどの位置か?
外資系企業の中でも金融系企業の場合、マネージングディレクターという役職は、経営責任のある、「常務」というポジションであると考えてください。
マネージングディレクターの下はディレクターと呼ばれる役職で、取締役・役員です。
そして本部長や支社長である「ジェネラルマネージャー」へと続きます。
ときおり企業によって役職名と業務内容が合致していないこともあります。
しかし、マネージングディレクターと聞けば、経営責任を負っている決定権のある人物なのだと理解するのが良いでしょう。
ちなみにマネージングディレクターの上はエグゼクティブマネージングディレクターである専務になります。
どんな人がマネージングディレクターになれるのか?
マネージングディレクターになれるのは全社員の内7~10%程度です。
業務態度が良い、成績が良いという程度ではなることが難しい役職です。
業務態度や成績に加えてその人の人となり、さらに会社にプラスをもたらすことができるかどうかということは昇進のカギとなります。
日本企業で例えると、まじめに働いていれば課長くらいにはなれるけれど、そのあと部長になって役員になれるかどうかは、社員の性格や周りに与える影響、そしてその時の運次第でもあるといったところでしょうか。
まとめ
外資系企業の役職は、日本企業の役職と整合性を持たせることが難しいといわれています。
それは、企業体制や業務形態に大きな違いがあるからです。
しかしながら、マネージングディレクターというのは、外資系企業に勤める人にとってはあこがれの役職であるといって過言ではありません。外資系企業への転職をきっかけに目指してみる価値はありそうです。
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