
派遣が失業保険をすぐもらう条件!自己都合でも受けとれるのか解説
派遣で失業保険を会社都合にするには、やむを得ない理由が必要です。また、失業保険はいくらもらえるのか、失業保険の加入期間は半年以上である条件についても解説します。さらに、失業保険をもらいながら働けるのかも記載します。派遣の失業保険事情について知りたい方は、ぜひご覧ください。
失業保険と加入条件について
派遣社員が失業した場合、雇用保険を受給するための条件があります。失業した後に、すぐ雇用保険を申請できるよう予め確認しておきましょう。
厚生労働省による、雇用保険の『適用基準及び加入手続』では以下の3つの加入条件があります。
- 31日間以上、働く見込みがあること
- 雇用期間に定めがないこと
- 1週間の労働時間が20時間以上であること
このように、労働期間に定めがなく長期的な雇用が見込めることが重要になることが分かります。
失業保険を考慮する場合は、勤務時間を1週間の20時間以上を確保しましょう。加入条件が当てはまっていないと、雇用保険を申請できないので注意が必要です。
参照:適用基準及び加入手続
会社の退職理由を自己都合か会社都合とではどちらが経歴に傷つきませんか?
営業ノルマを達成出来ず会社を辞める事になりました。
退職理由は自己都合か会社都合か、どちらが履歴に傷がつかないんでしょう?
上司は会社都合だと、何かしたのかと疑われるので自己都合の方が良いと言いますが…、
辞めたい意志があった訳ではなくノルマを達成出来ずに止むを得ず、という状態なので会社都合の方が良いのか?とも思います。
結局どっちがいいんでしょうか?回答よろしくお願いします
転職活動をいち早く開始して、退職迄に転職先が決まれば自己都合にして、なかなか決まらないようであれば会社都合にして失業保険を貰いましょう。
自己都合だと失業保険を貰えるまで...続きを見る
失業保険がもらえる期間と金額
失業保険の期間や金額は、会社都合退職か自己都合退職で異なります。ここでは、失業保険がもらえる期間や金額について解説します。
失業保険がもらえる期間
失業保険をもらえる期間も、自己都合・会社都合で区別されます。自己都合の場合、失業保険(正式名は雇用保険)の加入期間と離職した年齢に応じて、90日~150日しかもらえません。
これに対し、会社都合の場合、90日~330日もらえます。自己都合と会社都合の場合、最長の受給期間で180日の差があり、会社都合退職では、自己都合退職の倍以上の日数を受給することができます。
失業保険をもらえる金額
失業保険をもらえる金額は、稼いでいる金額よって異なります。受給額によって個人差があるので、注意ましょう。
平均して月額15 万円程度の場合支給額は月額11 万円程度
平均して月額20 万円程度の場合支給額は月額13.5 万円程度(離職時の年齢が60歳以上65歳未満の方は月額13万円程度)
平均して月額30 万円程度の場合支給額は月額16.5 万円程度(離職時の年齢が60歳以上65歳未満の方は月額13.5万円程度)
※ およその計算式は、(離職前6か月の給与の総支給額の合計÷180)×給付率です。
ただし正確な金額は、ハローワークで離職票に基づき計算します。
引用:Q&A~労働者の皆様へ
雇用保険の加入期間が半年以上
受給できる条件としては、会社都合の場合、過去1年間に6ヶ月以上の雇用契約の加入期間があれば問題ありません。
これに対し、自己都合の場合、過去2年間に12ヶ月以上の加入期間が必要です。ここでも、自己都合か会社都合で大きな違い差が出てきます。
派遣契約満了した場合は自己都合退職になる?
退職理由が会社都合・自己都合のどちらになるかによって、失業保険の受給期間等に違いが出てきます。では、派遣契約満了はどちらになるのでしょうか。
派遣契約期間満了は会社都合扱いになる
契約期間を満了した場合の退職理由は、会社都合扱いになります。派遣先企業から更新を勧められて断っても、定められた契約期間を満了すれば会社都合退社だと認められるでしょう。
契約社員のメリットとデメリットを教えてください
契約社員のメリットデメリットを教えてください
メリット
・若いうちは採用されやすい
・会社にとってミスが許されない重要な仕事はまかされにくい
・コンプラ意識の高い会社なら、残業はさせられないか、きちんと手当が出る
デメリット...続きを見る
派遣契約を会社都合にしてもらうには
基本的に契約期間を満了しなければ「自己都合退社」とみなされます。しかし、「会社が倒産」「給与が未払い」「セクハラやパワハラ」などやむを得ない理由の場合は、会社都合退社として認められます。
契約更新をするか迷います。辛い状況がもう1年続くと思うと不安です。
もう1年、留まるべきでしょうか。僕は新卒1社目(正社員:サービス、事務)を2年5か月で退職し、現在2社目(契約社員:経理事務)で、2年半ほど勤めています。
(ブランクなし)現職を選んだ背景には、
・1社目において適応障害と診断される寸前になり、正社員に比べ責任が低く、休日日数が多く残業も少ない環境(=求人票)で少し休みながら働きたかった
・経理事務として働きながら資格(簿記2級)を取り、正社員の経理職へステップアップしたかったということがあったのですが、実際に入社してみると、・社内いじめがあった後の欠員補充だったらしく、どことなく雰囲気の悪さが残っている環境
・上記影響で引き継ぎなしの状態で経理事務を担当、人手不足により別業務も行っているため毎月25時間程度の残業が発生
・職種は向いているものの、業界に興味が持てず、ひとり経理も相まって日々孤独感に苛まれる(自分の問題ですが)といったギャップがあり、再び精神的に辛いと感じながら働く現在に至っています。
当初目標にしていた、"1社目よりも長く在籍すること"、"簿記2級を取得すること"は達成でき、転職を視野に入れているのですが、希望に近い求人がなく、契約の更新も迫っているため、悩んでいます。更新することで、今の状況がまたもう1年続いてしまうのではという不安が大きいのが、一番の悩みです。ご助言いただけないでしょうか。
長文失礼いたしました。
転職のタイミングを先に決めてしまうと、タイミングに迫られて希望と違う会社に転職してしまいがちです。
希望する会社への転職が決まってから転職しましょう。
契約更新して、決まったら辞めてしまえばいいのです。
向こうが1年という自分に都合のいい期間を設けているだけですから、それに縛られる必要はありません。辞めるときは...続き見る
派遣社員の失業保険に関する質問
ここでは、派遣社員の失業保険に関する質問について解説します。
契約更新しない場合の失業保険はどうなる?
派遣会社の契約を更新しない場合は、失業保険の申請を行うことがベストです。ただし、完全に失業している状態でないと失業保険を申請できないので注意が必要です。また、退職理由が「自己都合」か「会社都合」によって失業保険の待遇が変わるので予め把握しておきましょう。
失業保険をもらいながら働くことはできる?
一定の条件を守っていれば、失業保険をもらいながらでも働くことはできます。以下の条件内では、働きながら失業保険を受給可能です。
- 待機期間中7日間を過ぎればOK
- 週に20時間未満までならOK
以上の条件を守れば、失業保険を受給している期間でも働くことができます。
派遣の失業保険まとめ
今回は、派遣契約の失業保険について解説してきました。
失業保険をいつから、いくらもらえるかは失業者にとって死活問題です。
この記事を元にしっかりと調べて、将来の見通しを立てましょう。
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