
入社式のスーツの身だしなみやマナーを男女別に詳しくご紹介!
入社式のスーツは多くの方が迷うポイントです。今回は入社式のスーツについて詳しく解説します。入社式のスーツの色や柄、ネクタイやカバンなどの小物、男性・女性別のポイントなど、入社式の服装についてポイントを押さえていきましょう。
入社式の服装|マナーと着こなし方
入社式は、社会人として経験するはじめての大きなイベントになります。
入社式での服装について、押さえておきたいポイントとして、次のような例が挙げられます。
- TPOを意識する
- 自分の体に合ったサイズ感
- インナーの色は濃くないように
-
髪型や立ち振る舞いも見ている
それぞれのポイントについて確認していきましょう。
TPOを意識する
社会人となるにあたって、TPO(時・場所・場合)をわきまえることはとても大切です。
それを意識する最初の機会が入社式だと言えます。入社式は式典であり、厳かな雰囲気で行われるフォーマルな場です。
そのため、雰囲気に合わせた服装で行くのがマナーとなります。
具体的には、清潔感があり、そして落ち着いた服装であることがポイントになります。
スーツを選ぶ際には、「TPOに適しているか?」という視点で選ぶことがおすすめです。
自分の体に合ったサイズ感
スーツを購入する際には、専門の量販店などでしっかりと丈を測ってもらい、自分の体に合ったものを着用しましょう。
というのも、体に合っていないものを選んでしまうと、どうしてもだらしなく見えてしまうからです。
具体的には、サイズの大きすぎるスーツを着ていると、全体的にやぼったい印象を与えてしまいます。
そして、しわができやすいため、清潔感がない印象につながってしまうこともあります。
第一印象はとても重要になるため、スーツ選びの際はぜひ参考にしてください。
インナーの色は濃くないように
インナーを着用するときには、ワイシャツから透けない色を選びましょう。
理由として、インナーは汗を吸収したり防寒するための下着の役割ですから、透けて見えるとだらしない印象になってしまうからです。
入社式では白のワイシャツが基本となるため、黒や紺など濃い色は避けましょう。
また、白でも見えやすいため、肌の色に近いベージュなどがおすすめです。
そのほか、ライトグレーなどを着用することもできます。当日までに着てみて、様子を確認してみましょう。
髪型や立ち振る舞いも見ている
入社式では、服装はもちろんのこと、髪型や立ち振る舞いもチェックされています。
いくら服装がきっちりしていても、髪型が派手だったり、緊張感のない態度を取ってしまったりすると、最初から印象の悪いスタートになってしまいます。
常に見られている意識を持ち、緊張感を持って式に参加することが大切です。
また、入社式の適切な髪型について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
入社式のスーツ:男性の場合
では、男性の場合の入社式で着ていくべきスーツを中心に、身だしなみについて詳しく見ていきましょう。
ポイントを以下の表にまとめてみました。
スーツの色柄 |
色 ・色は黒・紺・グレーが基本 ・おすすめは黒 柄 ・無地が基本 ・他にシャドーストライプなど |
ワイシャツ&ネクタイ |
ワイシャツ ・白 ・襟汚れやシミに注意 ネクタイ ・ネイビーがおすすめ ・無地や小紋柄など |
小物 | ・ベルトやシューズ ・同色系で合わせる ・カバンはA4サイズ |
詳しく確認していきましょう。
色は黒・紺・グレーが基本
まず、スーツの色は黒(ブラック)や濃紺(ネイビー)が基本となります。
入社式での服装について最も重視すべきポイントは、清潔感があり、そして派手ではないことです。
明るい色を選ぶと、かなり目立ってしまいますし、汚れも目立ちやすいです。
そのため、ここはオーソドックスな黒(ブラック)や濃紺(ネイビー)を選ぶことが適切と言えるでしょう。
ご参考までに、おすすめは黒です。これは、幅広い場面で着用でき、着回しができるからです。
このとき、ビジネスシーンで着る黒スーツと冠婚葬祭用の黒スーツでは色味が異なるため、注意しましょう。
入社式のスーツの柄は無地
入社式に着ていくスーツの柄は、基本的に無地のものを選びましょう。
ビジネスシーンではストライプやドットなどの柄も人気ですが、これらが式後に着用するのがおすすめです。
業界によっては、シャドーストライプ(遠目で見ると無地に見えるくらいのストライプ)も着用できます。
あまりに目立つ柄のものを選ぶと、入社式の雰囲気に合わず、悪目立ちしてしまうため注意が必要です。
ワイシャツは白
フォーマルな装いが求められる入社式では、ワイシャツの色は白が基本となります。
白いワイシャツは濃紺のスーツとも合わせやすく、冠婚葬祭など幅広い場面で着用できるためおすすめです。
注意点として、白いワイシャツは襟汚れやシミが目立つため、クリーニングを忘れずにしておきましょう。
ネクタイはネイビーがおすすめ
ネクタイの色ですが、白ワイシャツや濃紺スーツと相性が良いネイビーがおすすめです。
そのほか、臙脂色やブルー系もさわやかな印象を与えられるので持っておくと良いかもしれません。
ネクタイの柄は、無地・小紋柄、レジメンタルタイなどがあります。
そして、ネクタイの太さについては、太すぎず細すぎないレギュラータイがおすすめです。
これらの選び方については、購入する際に相談してみると良いでしょう。
ファッション性の高いコットンタイ、ニットタイは適切ではないため避けるようにしましょう。
小物系は同系色で合わせる
ベルトやシューズといった小物系は、よく見えないと思って手を抜きたくなってしまうかもしれません。
しかし、こういった小物に気をつかうことで、全体がより引き締まった印象になります。
まず、ベルトやシューズは同系色で合わせて統一感を出すのがおすすめです。
ベルトはジャケットを脱いだ際に目立つため、シューズを合わせてスマートな着こなしができるように意識してみましょう。
気になる色ですが、式典の場であるため明るい色は避け、ブラックやダークブラウンがおすすめです。
ストレートチップやプレーントゥの紐靴であれば、ビジネスとフォーマルの両場面に兼用することもできます。
カバンはA4サイズ
当日持参するカバンですが、これはA4サイズの手持ちカバンを持っていきましょう。
これは就活時に購入したものでかまいません。
しかし、新しい社会人生活のスタートを意識して買い替えたいという方は慎重にカバン選びを行いましょう。
入社式のスーツ:女性の場合
次に、女性の場合の入社式で着ていくべきスーツを中心に、身だしなみについて詳しく見ていきましょう。
スーツの色柄 |
色 ・色は黒・紺・グレーが基本 |
シャツ |
シャツ ・シャツか襟付きブラウス(シャツブラウス) ・白や薄いブルー ・フリルなどは避ける |
小物 |
靴 ・ヒールの高すぎないパンプス |
ブラックかネイビーが基本
まずスーツの色ですが、あまり目立つ色は好ましくありません。
ベージュなどを明るい色は避け、ブラックやネイビーを選ぶのがおすすめです。
スカートとパンツはどちらも可
女性の場合はスカートスタイルとパンツスタイルがあり迷ってしまいますが、どちらも着用することができます。
スカートを選ぶ際には、膝丈くらいのあまり短すぎないものを着用しましょう。
また、フレアスカートやワンピースタイプのものがありますが、式典に参加するのにふさわしいタイトスカートを選びます。
そのほか、ストッキングは肌色を着用するのがのぞましいでしょう。
シャツか襟付きブラウスを着用
ジャケットの内側には、シャツや襟付きのブラウス(シャツブラウス)を着用します。
色は白や薄いブルーなど落ち着いたものを着用し、フリルやレースなどの装飾がついたものは避けます。
そのほか、柄付きはフォーマルな場にふさわしくないため、無地がのぞましいでしょう。
パンプスはプレーンなものを履く
続いて靴ですが、ヒールの高すぎないプレーンなパンプスを履きます。
黒色が基本となり、就職活動時に履いていて、すでにくたびれている場合にはぜひ新調しましょう。
全体の印象をきれいにまとめ、社会人生活を心機一転始めるためにも買い替えがおすすめです。
カバンはA4サイズ
カバンはA4サイズのものを選ぶようにしましょう。
入社式では、ガイダンスなどが行われ必要書類が配られることもあるため、対応できるようにしておきます。
入社式のスーツについてよくある質問
ここまで入社式の服装について、注意点や男女別のポイントを解説してきました。
ここで、よくある質問をまとめてご紹介していきます。
ストライプ柄は着ても大丈夫か
スーツの柄は無地が無難ですが、式の雰囲気を損なわない、派手すぎないストライプ柄はOKの場合もあります。
シャドーストライプなど、遠目からは無地に見えるくらいの薄いストライプ柄は、業界によっては許容されます。
入社式前に、先輩などで聞いて確認してみるのがおすすめです。
スーツはいつどこで買うか
入社式のスーツを購入するタイミングで迷う方も少なくありません。
まず、おすすめの時期は、入社前の1月~3月ごろになります。
入社直前の時期になると、勤務地への移動や入社前の準備などが忙しいほか、人気の商品が品薄になってしまう可能性があるからです。
余裕を持って購入しておくと良いでしょう。
また、スーツを選ぶときにはリクルートスーツのときと同様に、量販店でスタッフの方に相談しながら決めてみると安心です。
ネクタイやシャツはどれくらい用意するか
ネクタイやシャツをどれくらい用意しておけばいいのか、という質問もしばしば見られます。
ネクタイは3~5本、シャツは1週間分用意しておくと安心でしょう。
ネクタイは色柄が派手なものは選ばず、ブルー系やえんじ色などでフレッシュな印象にまとめます。
また、シャツは汚れてしまうと目立つため、1週間分を着回して常に清潔な印象を出せるようにするのがポイントです。
まとめ
今回は、入社式の身だしなみについて解説してきました。
スーツやワイシャツ、ブラウス、その他革靴やパンプスなどのアイテムには、入社式や新卒時にふさわしい選び方があります。
ぜひこの記事を参考にして、良い第一印象が与えられるよう意識してみましょう。
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