
【国家資格の種類】超難関から比較的簡単に取れるものをご紹介
皆さん、国家資格の種類についてご存知でしょうか。この記事では、国家資格の種類や、国家資格を有効に活用するポイントについて詳しくご紹介致します。また、難易度が高い国家資格や、比較的簡単に取れる国家資格なども解説致しますので是非参考にしてみてください。
超難関国家資格には法律系が多い
国家資格は様々な種類があり100種類以上あるといわれています。
また、国家資格もそれぞれ難易度が違い数週間の学習で取得できるものもあれば数年勉強しないと取得できないものもあります。
特に、難易度が高い国家資格は「法律関係」です。
学ぶべき範囲が広いだけではなく、難しい専門用語が多いため、意味を理解するのにも知識が必要になります。
難易度トップは司法試験と公認会計士
国家資格の中で難関といわれる部類は「法律関係」の資格になります。
その法律関係で、特に難しいのが「司法試験」と「公認会計士」です。
司法試験は裁判官や弁護士、検察官を目指している方が目標にする資格になります。
受講資格を満たすだけでも大変ですが、合格率は22%となっています。
一方の公認会計士は経理・会計業界では、最高峰とされる資格です。
公認会計士は独占業務が行えるので社会的責任も重く信頼性が求められる仕事になります。
合格率は、司法試験よりも低く10%となっています。
不動産関連では不動産鑑定士が難易度トップ
不動産鑑定士は「司法試験」・「公認会計士」にならんで難関資格として3大国家資格と呼ばれる資格になります。
主に「固定資産税評価」や「基準地価格の評価」など、土地に関する鑑定を行うことがメインです。
合格率は32%となっています。
情報通信系ではITストラテジストが最難関
情報通信系では、難関資格とされる「ITストラテジスト」。
IT技術を用いて高度化・最適化を行うための提案や策定を行うのが仕事です。
合格率は14%となっており、狭き門となっています。
主な分野別の国家資格にはこんな種類がある
国家資格は、様々な分野の資格が用意されています。
大きくわけると
- 不動産系
- 情報通信系
- 法律系
- 建築系
- 看護医療系
上記5つがあります。
この章では、ジャンルごとに国家資格を紹介します。
不動産系
不動産関係の国家資格では
- 宅地建物取引士
- 管理業務主任者
- マンション管理士
- 測量士・測量士補
- 土地家屋調査士
- 不動産鑑定士
上記6つがあります。
情報通信系
情報通信系では
- ITパスポート
- 情報処理技術者
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- システム監査技術者
- ウェブデザイン技能検定
- ITストラテジスト
上記7つがあります。
法律系
法律関係の国家資格では
- 司法書士
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 司法試験
- 弁理士
上記5つになります。
建築系
建築関係の国家資格では
- 建築士
- 建築施工管理技士
- 土木施工管理技士
- 管工事施工管理技士
上記4つがあります。
看護医療系
看護関係の国家資格では
- 看護師
- 作業療法士
- 理学療法士
- 言語聴覚士
- 歯科衛生士
- 歯科技工士
- 臨床検査技士
上記7つになります。
比較的簡単に取れて仕事や転職に役立つ国家資格
これまで紹介と比較して難易度が低く尚且つ仕事で使える国家資格を紹介します。
しかし、比較的簡単といっても、国家資格は専門スキルを持っていることを証明する資格です。
そのため、数日程度の勉強で合格できるほど簡単ではありません。
試験に備えて勉強を行い試験対策を行う必要があります。
国内旅行業務取扱責任者
国内旅行業務取扱責任者は、国内旅行業務を行っている営業所の管理者になれる資格です。
1つの営業所で1名以上常駐していることが義務になっており、資格保有者は重宝されます。
合格率は33%となっており、比較的取得しやすい資格です。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、情報処理技術者試験レベル1と同等の資格になります。
情報技術の基礎知識を問われる資格で、ストラテジ系やマネジメント系、テクノロジ系などの基礎概念を問われます。
合格率は48%となっており、IT系の国家資格の中では取得しやすい資格です。
危険物取扱者丙種
危険物という資格は、知っている方も多いのではないでしょうか。
危険物取扱丙種は「甲種・乙種・丙種」の3種類があり、丙種は第1種~第6種まであります。
消防法に基づいた危険物の点検や保安などを行います。
また、ガソリンスタンドでガソリンや灯油などの配達なども行えます。
合格率は42%ほどとなっています。
知的財産管理技能士3級
知的財産管理技能士3級は、企業や団体が保有している知的財産の管理を行える資格です。
特許技術や独自ブランドなどを保護したり、契約に関わる課題の洗い出したり解決したりします。
難易度は1級~3級まであります。
1級が1番、難易度が高いです。
国家資格を有効に活用するためのポイント
国家資格を取得すれば、劇的に人生が変わるというわけではありません。
自身の立場や業務内容を判断して適切な資格を取得することで、初めて役に立ちます。
この章では、国家資格を有効に活用するポイントについて紹介します。
目標や目的に合う国家資格を選んで取得する
現状の仕事に関係する資格を取得しないと、例え難関資格であってもほとんど意味がありません。
ちょっと極端な話ですが、ITエンジニアが司法試験の資格をもっていても、役にたつことはほとんどないはずです。
それぞれの立場や仕事内容次第で、役に立つ資格というのは変わってきます。
自身の置かれた立場をしっかりと理解して、必要な資格を取得しましょう。
資格を取っても向上する努力を怠らない
仕事に関係する資格を取得しても、資格を取得するだけで満足しては、高収入を得ることも難しいです。
資格を取得した後は、資格を活かした働き方などを模索して常に向上心を忘れないようにしないといけません。
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▶︎国家資格は高卒で取得できる?就職や転職に役立つ資格とは
まとめ
国家資格を取得することで一定の評価を得ることはできます。
しかし、本当に「自分にとって必要な資格なのか」ということを確認した後に、取得する資格を検討しましょう。
資格を活かせるか否かは、自身の置かれた立場や仕事内容で変わっていきます。
誰にでも役に立つという、万人受けする資格というのはありませんので注意が必要です。
自分が「将来目指していること」・「自分仕事に活かせる資格」などをしっかりと確認して、スキルアップのために資格を取得するようにしましょう。
資格はスキルアップのために取得すべきであって、資格取得を目的としてはいけません。
「資格を取得して何をしたいのか」明確にして、取得する資格について検討して下さい。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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