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転職回数 多い 職務経歴書 書き方

転職回数が多い・複数社の職歴がある場合の職務経歴書の書き方と見本

転職回数が多い方で、職務経歴書の作成の際に不安を感じていませんか。職務経歴書は企業側に提出する資料の中でも重要な資料であり、あなたの採用の合否に関わってきます。この記事では転職回数が多いと不利になってしまう理由から、不利にならないための伝え方の工夫について解説や書式別で使えるテンプレートまでをご紹介します。転職回数が3回以上の方はぜひご覧ください。
 

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転職回数の「多い」は約3〜4社から

そもそも転職回数の「多い」に明確な定義はありませんが、年齢に応じて基準は変わります。

20代であれば3〜4社を経験していると、転職が最も盛んとされている30代は5社を経験していると人事採用担当に「多い」と判断される可能性が高いです。
この数字から考えるに、1社あたり3年以下の状態が続くと転職回数が多いとみなされる上に「1つの企業に長く務める事ができず、離職する可能性が高い」とも判断されてしまうようです。

終身雇用の時代は終わりつつあると言われている現代ですが、今もなお残っている事は事実です。
あなたの転職活動を成功させるためにも転職回数の多さがプラスに捉えられるように工夫して伝えるようにしましょう。

転職回数が多い場合、転職エージェントの力を借りて転職をするのも良いでしょう。
転職エージェントの選び方については「転職エージェントの選び方」をご覧ください。

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転職回数が多いと、転職活動がなぜ不利になるのか?

そもそも転職回数が多いと転職活動が不利になると言われている原因には終身雇用の風潮はもちろんですが、加えて以下の2つの理由があります。

  • 採用後も早期で退職するリスクがある
  • 能力面で不安を感じる

採用後も早期で退職するリスクがある

転職回数が多く、1つの会社あたりの勤続年数が少ないものが続いていると人事採用担当は「採用後も早期で退職するリスクがある」と考えます。
ここでいうリスクとは採用コストに対する社員のパフォーマンスが見合わない事を指します。

また、採用コストは転職エージェント等に支払う報酬(外部における採用コスト)だけでなく、人事採用担当の人件費(内部における採用コスト)もさしています。
例えばあなたのために企業側が時間と労力を割いたにも関わらず、あなたが結果も残さずして退職した場合その時間と労力は無駄になってしまうのです。

よって、企業側は「外部への報酬や時間と労力をかけて入社してもらうからには、結果を残してもらいたい。そのためにも一定年数以上は勤務して欲しい」と考え、あなたの採用に対し前向きに検討する事ができなくなってしまうのです。

能力面で不安を感じる

転職回数が多く、経験した業種や職種が異なっていると人事採用担当が「この求職者は浅く広く経験した」と解釈し職種能力面において不安を感じるため、転職回数の多さが不利に働く場合もあります。

多くの中途採用の場合、求職者に求められているのは即戦力経験です。
(もちろん、第二新卒等の経験が少ない求職者には上記は求められず、基本的なビジネスマナーが求められますが、20代後半からは即戦力と経験が大きく関わってくるでしょう。)

にもかかわらず、求職者の1つの職種や業種への勤続年数が浅く行っていた業務も浅いものである場合、応募職種で即戦力として働ける可能性は低いと人事採用担当は判断するでしょう。
よって、企業側はあなたの能力に問題がある事を恐れて採用に前向きになる事ができなくなるのです。
 

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転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方のコツ

以上のように転職回数が多い場合は転職活動が不利に働く可能性があるため、職務経歴書の書き方を工夫する必要があります。
工夫の方法は以下の5点です。
職務経歴書の書き方

1,転職によりキャリアアップしていることを伝える

転職回数が多く様々な職種を経験したとしても、あなたの仕事において重視している事が一貫していて転職毎にキャリアアップしているのであれば、その事実を伝えましょう。

ここでいうステップアップとは必ずしも役職のレベルが上がっていなくても構いません。
あなたが様々な企業や職種を経験した中でどうレベルアップしたか、例えば視野の広がりやスキルの増加など、を伝えると良いでしょう。
 

2,一貫したキャリアであることをアピールする

転職回数が多く、様々な職種や業種を経験したことをそのまま職務経歴書に書いてしまうと、人事採用担当に「キャリアに一貫性がないのではないか」と疑われる可能性があります。

本当に一貫性のないキャリアであれば、その点を認めた上で反省していることを伝える必要がありますが、職種や業種ではないところ(例えば、仕事に対する姿勢等)で一貫性があるのであれば、その旨を伝えましょう。
 

また、先に一貫性のないキャリアの場合は認める必要があると述べましたが、仕事は職種や業種が異なれど仕事の姿勢や考え方においては通ずるところが多々あります。
よって、最初から自分のキャリアには一貫性がないとみなすのではなく「本当に一貫性がないのか」振り返ってみると良いでしょう。
 

3,数字を積極的に使用し、客観性のある実績を記載する。

転職回数が多い一方で、実績を各企業にて出しているのであれば、数字を用いた客観的な方法で実績をアピールしましょう。

冒頭の段落でも述べたように、転職回数の多さが転職活動に不利に働く理由として「能力の不足が疑われること」にありました。
よって、数字を用いた客観性のある実績を用いることで「能力の不足」への疑いを払拭することが可能になります。

また、数字を用いた客観的な表し方が一番良いですが、明確にはわからない場合あなたが工夫した点などについて詳細に書くと良いでしょう。

4,入社へのモチベーションをアピールし、退職のリスクを感じさせない

転職回数の多さが転職活動に不利に働く理由に「定着率の低さによる離職の可能性」がありました。
よって、入社へのモチベーションをアピールすることで退職のリスクを感じさせないようにすると良いでしょう。

入社へのモチベーションはただ「企業に入りたい」という熱意を示すのではなく、下記2点のようなことを示すと良いでしょう。

  • 企業に入りどういった点で貢献できるか

  • 過去の経歴やスキルをどう企業に活かすか

「もしこの企業に転職できたら」と採用された後のことを明確に語ることで、採用担当側もあなたと一緒に働く姿がイメージしやすくなるという効果も生まれるため、入社へのモチベーションは具体的な考えとともにアピールしていきましょう。

5,経歴を誤魔化さない

一番やってはいけないのが「経歴をごまかすこと」です。
その場では乗り切れても後に必ずバレてしまいますし、バレてしまうと経歴詐称として内定取り消しや解雇につながる可能性があります。
転職回数の多さが不利に働くかもと不安になるかもしれませんが、経歴を誤魔化さずに正直に書きましょう。

転職回数が多い方で面接での転職理由の答え方が気になる方は「面接での転職理由の答え方」をご覧ください。

 

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複数社経験している場合の、職務経歴書の書き方(フォーマット)

ここでは複数社経験している場合の職務経歴の書き方をフォーマットと併せてご紹介します。
 

編年体式の例

編年体式では、古い経歴から記載していきます。
時系列に沿っていて、転職回数の多さが目立つため転職回数の多い人には推奨できないフォーマットです。


◯◯◯◯年×月〜◯◯◯◯年△月
■■株式会社
業務内容:メーカー
資本金 :◯◯万円
売上  :◯◯億円
従業員数:◯◯◯名
営業職として、大手電機メーカー向けに提案営業を行う。

◯◯◯◯年△月~◯◯◯◯年■月
株式会社××
業務内容:ITコンサルティング
資本金 :◯◯万円
売上  :◯◯億円
従業員数:◯◯◯名
ITコンサルタントとして、大手メーカー向けに管理会計システムの導入するための提案活動を行う。

◯◯◯◯年◯月~現在
◯◯株式会社
業務内容:商社
資本金:◯◯万円
売上:◯◯億円
従業員数:◯◯名
営業企画部にて一般事務、受付に従事。

 

逆編年体式の例

逆編年体式は名前の通り、編年体式の逆であり新しい経歴から順に記載していきます。

先にも述べた通り中途採用では即戦力のある人と経験のある人が求められますが、転職志望先が前職と同じ職種である場合、即戦力と経験が一番にアピールできるためオススメのフォーマットです。
 

◯◯◯◯年■月~現在
◯◯株式会社
業務内容:商社
資本金:◯◯万円
売上:◯◯億円
従業員数:◯◯名
営業企画部にて一般事務、受付に従事。

◯◯◯◯年△月~◯◯◯◯年■月
株式会社××
業務内容:ITコンサルティング
資本金 :◯◯万円
売上  :◯◯億円
従業員数:◯◯◯名
ITコンサルタントとして、大手メーカー向けに管理会計システムの導入するための提案活動を行う。

 

キャリア式の例

時系列ではなく、経験した職種分野別に並べて経歴を書くフォーマットです。

経験やスキルベースで書いていくため、転職回数の多さが目立たないだけでなく、経験した業務の幅広さが目立つフォーマットになっているため、様々な職種を経験した人に推奨できます。

 

■コンサルティング関連
◯◯◯◯年△月~◯◯◯◯年■月
××株式会社
業務内容:ITコンサルティング
資本金 :◯◯万円
売上  :◯◯億円
従業員数:◯◯◯名
ITコンサルタントとして、大手メーカー向けに管理会計システムの導入するための提案活動を行う。

◯◯◯◯年■月~◯◯◯◯年×月
△△株式会社
業務内容:事業拡大支援サービス
資本金 :◯◯万円
売上  :◯◯億円
従業員数:◯◯◯名
コンサルタントとして、中小企業向けに事業拡大のための提案活動を行う

■営業関連
◯◯◯◯年×月〜◯◯◯◯年△月
■■株式会社
業務内容:メーカー
資本金 :◯◯万円
売上  :◯◯億円
従業員数:◯◯◯名
営業職として、大手電機メーカー向けに提案営業を行う。


 

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転職が多い方向けの職務経歴書の書き方のまとめ

いかがでしたか。

転職回数が多いことにはきっと何かしらの理由があるはずです。
しかし、その理由を認めずして職務経歴書にそのまま転職回数と職歴を記載してしまうのは非常にもったいないことにつながる可能性があります。

今回ご紹介したフォーマットを利用して、

  • どうすれば不自然に転職回数が多いように見られないか

  • どうすれば転職回数の多さがプラスに働くか

を考えながら職務経歴書を作成しましょう。

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