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ゲーム業界で働いているものです。 グリーは2010年〜2013年くらいにかけて、ソーシャルゲームが大盛り上がりした際に、 とても高い給料で人を採用していました。 ですが、パズドラやモンストなどのネイティブゲームに徐々に世の中がシフトしていき、 高い給料を払えなくなってしまうくらいに業績が悪化しています。 高い給料の時代に入社した人は、業績の悪化に伴う給料引き下げにあい、 グリー会社側も希望退職者を募り、人件費の削減をしているくらいです。 その後、時代を先読みできずに人件費や、その他経費にお金を使いすぎた反省を活かし、 今のグリーはWEB業界の標準的な給料で落ち着いています。 会社を評価するサイトなどでは、グリーの年収平均がとても高かったりしますが、 すでに退職してしまった人の高い給料が反映されているのが要因だったりします。 さて、他社との比較ですが、グリーが属している業界がポイントになると思います。 ゲーム業界としてみると、給料は結構高いと思います。 WEB業界としてみると、給料は普通です。 他社と給料水準を比較する場合、新卒給料で見るのが間違いないです。 ■WEB業界(ゲーム事業なし) メルカリ:? Yahoo:430万円 LINE:528万円 ■WEB業界(ゲーム事業あり) DeNA:500万円 グリー:420万円 サイバーエージェント:450万円 mixi:360万円 ■ゲーム業界 スクウェアエニックス:272万円 カプコン:320万円 Cygames:345万円 コロプラ:360万円 各社の新卒ページに記載されている給料を並べました。 基本的には基本給のみで、賞与などが含まれていません(DeNA/LINEは含まれている気がします、スクエニは何かが抜けている気がしますが他ゲーム業界と同じくらいになるかと)。 ゲーム業界は給料水準が低いです。 そのかわり、担当しているゲームがヒットして利益をだすと、インセンティブという形で大きく賞与がもらえる可能性があります。 場合によっては、WEB業界の水準を大きく上回る可能性もあります。 こうみると、今のグリーは特別に給料が高いということがないというのがわかるかと思います。
ちなみに実際の給与がいくらかは上場企業であれば有価証券報告書でわかります。 最新のもの(2018年6月期 有価証券報告書)を見ればわかりますが、 https://ssl4.eir-parts.net/doc/3632/yuho_pdf/S100E72T/00.pdf 平均年齢34.1歳で、 平均年収が810.3万 です。
有価証券報告書の平均年収は高いですが一部高給取りな社員がいる一方で、現場で働くエンジニアやデザイナーの給与水準は同規模の同業他社と同じ水準です。 あくまで平均なので上記にある新卒年収や年収の中央値を意識しましょう。 また社歴が長いという理由で給与が高い社員も多くそれを不満に感じる現場の社員も少なくはないです。 役員の株の保有率からもわかる通りスキルよりいかに役員に好かれるかが鍵です。
ソーシャルゲームはコンシューマゲームと少し違い、ウェブ系の技術や人が必要です。技術的にもかなり難しいものになります。 ですが、昔はまだソーシャルゲームの会社で働くという事が未来も見えないし今よりも微妙な扱いでした。 それでも昔はすごい勢いで成長していて、優秀な人をたくさん欲しいとなっていたので、元々それなりに高いウェブ系の給与よりもさらに良い条件で人を雇おうとしていました。当時はものすごく儲かっていたのでできたんだと思います。
グリーの中の人です。 なぜ高給なのかはわかりません。私は800万オーバーです。 ゲーム一辺倒ではなくいろんな事業に手を広げ、リスクヘッジにもなっているし、それなりに成果を上げていると思います。