
高卒資格を取得するための条件や費用と共に高卒認定との違いも解説!
高卒資格の取得条件は?高卒資格を取得するのにはいくらかかるの?などの疑問を持っている人もいるでしょう。本記事では、高卒資格の取得条件やかかる費用、高卒認定との違いなどを解説しています。
高卒資格とは?
高卒資格とは、高校を卒業することで得られる高校卒業資格のことです。
高校資格を取得するには、全日制、定時制、通信制のいずれかの学校の課程で卒業要件を満たして卒業する必要があります。
高卒資格を取得するための必須条件や高卒資格の取得にかかる費用、全日制・定時制・通信制の違いなどについて解説していきます。
高卒資格と高卒認定の2つの違い
高卒資格の他に高卒認定というものがあります。
高卒認定の正式名称は、高等学校卒業程度認定試験です。
高卒資格と高卒認定には、「最終学歴」「取得期間」という2つの大きな違いがあります。
以下でそれぞれの違いについて解説していきます。
最終学歴
高卒資格の最終学歴は「高卒」になりますが、高卒認定の最終学歴は「中卒」です。
高卒資格の場合は、高校を卒業して得られる資格であるため最終学歴が高卒になりますが、高卒認定の場合は、高校を卒業した人の同じぐらいの学力があるということを国から認定された資格です。
つまり、高卒認定は高校を卒業したわけではなくため最終学歴は中卒になります。
取得期間
高卒資格を取得するには最低3年が必要です。
一方で、高卒認定の場合は試験に合格すると取得できるため、勉強をすると短期間で取得することができます。
高卒資格を取得するための3つの必須条件
- ・3年以上高校に在籍する
- ・74単位以上取得する
- ・定められた科目を履修する
高卒資格を取得するための条件として、上記の3つがあります。
ここでは、高卒資格を取得するための3つの条件をそれぞれ解説していきます。
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3年以上高校に在籍する
高卒の資格を取得するには、3年以上高校に在籍する必要があります。
全日制の課程の場合は3年、定時制や通信制の課程の場合は3年以上高校に在籍し、学校を卒業することで高卒の資格を取得することができます。
74単位以上取得する
高卒の資格を取得するためには74単位以上の科目を取得する必要があります。
各学校が定めている科目を履修し、74単位以上取得しましょう。
定められた科目を履修する
高卒の資格を取得するためには、「高等学校学習指導要領」で定められた必修科目を履修しながら、各学校が定めている科目も履修する必要があります。
高校の場合は、大学とは違い履修登録はないので必修科目の取り忘れの心配はないでしょう。
高校の3つの課程区分
- ・全日制高校
- ・定時制高校
- ・通信制高校
高校には上記の3つの課程区分があります。
ここでは、3つの課程区分をそれぞれ解説していきます。
全日制高校
全日制高校とは、平日昼間の時間に授業を受ける過程のことを指します。
多くの人が全日制で高校に通っており、最も一般的な高校の課程区分です。
定時制高校
定時制高校は、毎日登校が必要ですが1日の授業時間は4時間となっている学校が多くあり、全日制高校よりも1日の授業時間が短いです。
また、夕方から授業が始まる学校が多いため、仕事をしながらでも通うことが可能です。
日本には800校ほど定時制高校が存在し、そのうちの9割が公立となっています。
通信制高校
通信制高校は、学校に通う必要はなくレポートやテストをパソコン通信や郵送で行うことで高卒の資格を取得することができます。
通信制高校は、自分の好きな時間に学習することができる点がメリットとしてあります。
スポーツ選手や芸能活動を行っている人は、通信制高校に通っているケースが多いです。
【課程別】高卒資格の取得にかかる費用
ここでは、高卒資格の取得にかかる費用を過程別で解説していきます。
過程 | 費用(公立) | 費用(私立) |
全日制高校 | 約140万円 | 約290万円 |
定時制高校 | 約45万円 | 約100万円 |
通信制高校 | 約3〜6万円 | 約15〜30万円 |
通信制高校が最も費用が安く、次に定時制高校、全日制高校の順で費用が高いです。
また、どの過程区分においても公立よりも私立の方が費用が高くなっています。
まとめ
高卒資格と高卒認定の違い、高卒資格を取得するための条件、高卒資格を取得する際にかかる費用などを解説しました。
高卒資格は就活の面で見ても、取得しておいて損はないでしょう。
本記事を通して、高卒資格の取得について悩んでいる人の助けになれば幸いです。
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