
二次面接でよく聞かれる質問内容や対策法を解説!
二次面接は深掘りをされやすいため事前の対策が重要になります。自己分析や企業分析などを通して、深掘りされても焦らずに答えられるように事前準備をしておきましょう。今回の記事では、二次面接でよく聞かれる質問内容や二次面接の質問対策法について解説していきます。
二次面接の特徴
二次面接とは、一次面接を突破した人が受けられる面接です。
一次面接と二次面接の主な違いは以下です。
- 一次面接:多数に上る応募者をある程度の人数に絞り込む場
- 二次面接:面接参加者の性格や能力、価値観を把握し、自社が求める人物像に合致しているかどうかを見極める場
つまり、二次面接は「本格的に自社とマッチする人材を見抜くための面接」であると言えるでしょう。
そのため、二次面接では自身が企業にマッチする人材であることをアピールできれば選考通過の可能性が高くなります。
ここで、実際にJobQに寄せられたQ&Aを確認していきましょう。
転職活動をしてるのですが面接の1回目と2回目の違いはなんですか?
20代で正社員とアルバイトを含め、転職を4回経験しています。
今月1月中旬にもフルの非常勤でクリニックで医療事務をしていたのですが、正直、未経験からでもあったのですが自分の適正に合わず、3ヶ月の試用期間で退職をしてしまい、今無職です。
それで現在転職活動をしているのですが、やっぱり頑張っていても面接でいつもなかなかうまくいきません。
1社だけ2回目に進む面接があるのですが、多分人が変わるのと1回目の面接と何が違うのかどなたか経験者がいたら教えていただきたいです。(今まで1回目だけしか経験がないので)
あと、今まで転職を考える度に転職エージェントを利用していたのですが、何か自分の場合だと合わなかったりしたのでなるべくあんまり転職エージェントを使いたくないと思っているのですが、無職で自分のペースで探したければ、無理に転職エージェントを使わなくてもいいですよね??
1回目は人事と現場の人間(所属する部署)
2回目はその上司、または役員
3回目は役員または社長・・・続きを読む
より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
二次面接の評価基準
- ・入社希望度が高いか
- ・求めるスキル・能力があるか
- ・人柄・基本的なマナーは備わっているか
二次面接の評価基準としては以下の3つが挙げられます。
ここからは、上記の3つについて詳しく解説していきます。
入社希望度が高いか
二次面接の評価基準の1つ目は、入社希望度が高いかどうかです。
会社側は内定辞退や早期離職を避けるため、志望度の高さを非常に重要視しています。
そのため、志望動機のブラッシュアップや企業研究の深掘りで、他者との差別化を図る必要があります。
より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎転職活動をしてるのですが面接の1回目と2回目の違いはなんですか?
求めるスキル・能力があるか
二次面接の評価基準の2つ目は、求めるスキル・能力があるかです。
企業にどれくらい貢献してくれるか?という視点も入るため、スキルや能力を見て、採用するメリットがあるのかが判断されます。
例えば、SEやプログラマーであれば、新卒入社だとしてもある程度のPCスキルが求められます。
このように企業や職種によっては求められるスキルや能力があるため、事前に把握しておくことが重要になります。
人柄・基本的なマナーは備わっているか
二次面接の評価基準の3つ目は、人柄・基本的なマナーは備わっているかです。
二次面接は現場の責任者による面接の場合が多く「一緒に働きたいか」などが基準となるため、人柄やマナーが備わっているかも評価されます。
そのため、入室のマナーや敬語など、基本的なマナーは確実に押さえておきましょう。
また、二次面接を辞退する場合でもマナーが必要になります。
二次面接を辞退する際のマナーの関連記事も確認しておきましょう。
二次面接でよく聞かれる質問内容
- ・志望動機に関する深掘りの質問
- ・自己PRに関する深掘りの質問
- ・長所・短所に関する深掘りの質問
- ・ガクチカに関する深掘りの質問
- ・将来に関する深掘りの質問
二次面接でよく聞かれる質問内容は以下になります。
ここからは、上記の質問内容についてご紹介していきます。
志望動機に関する深掘りの質問
志望動機に関する深掘りの質問の例は以下です。
- 志望動機を教えてください
- 将来の夢や成し遂げたいこと、キャリアビジョンについて教えて下さい
- 企業選びの軸について教えて下さい
- 他にどのような業界を受けていますか?
- この業界を志望する理由は?
志望動機の深掘りを答える際のポイントは、「他社ではなくなぜ自社を志望したのか」を伝えることです。
自社を第一志望にした理由をアピールすることができれば、入社熱意を的確に伝えることができるでしょう。
志望動機についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎【例文21選】新卒の志望動機の書き方を履歴書から面接まで徹底解説
自己PRに関する深掘りの質問
自己PRに関する深掘りの質問の例は以下です。
- その強みを発揮したエピソードはなんですか
- まわりからはどのような人だと言われますか?
- その強みはどのように仕事に活かせますか?
自己PRの深掘りを答える際のポイントは、自身の強みをどのように仕事に活かせるかをアピールすることです。
どのように活かせるかを伝えることによって、入社後に活躍するイメージを持たれやすくなるでしょう。
自己PRについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎自己PRは締めで決まる!最高の終わりの言葉を例文でご紹介
長所・短所に関する深掘りの質問
長所・短所に関する深掘りの質問の例は以下です。
- 長所に関して具体的にどのように行動をしたのですか?
- 他にこの短所で失敗をしたと感じたことは何かありますか?
長所・短所の深掘りを答える際のポイントは、長所をどのように活かしたのか、短所をどのように改善したのかを伝えることです。
そのため、短所をどのように改善したのかのエピソードを用意しておくことが重要です。
長所・短所についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎長所が思いつかない時に使える長所の一覧や面接のコツをご紹介!
▶︎【例文あり】短所「マイペース」を強みにできる方法!
ガクチカに関する深掘りの質問
ガクチカに関する深掘りの質問の例は以下です。
- なぜ取り組んだのか教えてください
- その取り組みを継続できたのですか
- 最も困難だったことは何ですか
- 困難にどのように向き合い、解決しましたか
- 取り組みにおける学びと今後どう活かすのか教えてください
ガクチカの深掘りを答える際のポイントは、挫折を乗り越えて何を学んだかをアピールすることです。
挫折した経験がないとなるとエピソードに深みが出ない可能性があるため、挫折を乗り越えたエピソードを選ぶことが重要になります。
ここで、ガクチカに関するQ&Aを確認していきましょう。
頑張ったことや挫折した経験がない場合、面接で何と答えればいいですか?
面接等でよく聞かれる「頑張った経験や挫折した経験」がほとんど思い当たりません。
それなりに勉強してそれなりの高校に入りそれなりの大学に入りました。
就活もこれといった努力をせずまあまあ世間体のいいところに収まったという感じです。部活や習い事も大会に出るようなものは経験せず、趣味もこれといって自慢できるようなものはありません。
小学生からこれまでの人生そこそこ、それなり、で生きて来てしまいました。皆様の経験を聞いてみたいです。
こんな人間でも今から何か頑張れるのでしょうか。なにか挫折を乗り越え成し遂げることができるでしょうか。
その質問ってただそれを無意味に聞いているのではなくて、あなたが会社に入った後にどういう風に働くのか、困難に当たった時にどういう対処をする人なのか、のように未来のあなたが会社で上手く働いていけるかを知りたいんですよ。
入社させたけどちょっとしたミスで心が折れて・・・続きを読む
ガクチカについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎【例文10選】挫折経験を就活面接で話す時のポイント4つと注意点を解説
▶︎【例文15選】ガクチカでアルバイトをアピールするポイントを徹底解説
▶︎【例文あり】ガクチカで勉強(学業)を魅力的に伝える方法|成績(GPA)の基準も解説
将来に関する深掘りの質問
将来に関する深掘りの質問の例は以下です。
- 今後のキャリアプランは?
- 将来この会社で何を実現したいですか
将来の深掘りを答える際のポイントは、「この会社で何を実現したいか」をアピールすることです。
会社の特色を把握し、この会社だからこそ実現できる目標を持っていることをアピールすることが重要です。
二次面接でするべき逆質問例
- ・仕事に関する逆質問
- ・将来に関する逆質問
仕事、将来、社風別に、逆質問をする例を紹介していきます。
仕事に関する逆質問
仕事に関する逆質問の例は以下です。
- 仕事をしていて、楽しいと思ったことやつらいと思ったことを教えてください
- 1日の仕事の流れを教えてください
- 仕事で最もやりがいを感じた瞬間を教えてください
仕事に関する逆質問のポイントは、インターネット上では収集できない情報に関して質問をすることです。
例えば、やりがいを感じた瞬間などは実際の社員でなければ答えることはできません。
逆質問という機会を積極的に利用していく必要があります。
しかし、質問しない方が良い内容の質問などもあります。
それが、残業の話や福利厚生、給料面などの質問です。
これらについて安直に質問すると面接官にマイナスな印象を与える可能性があります。
そこで「面接で給料や休日に関する質問はどのタイミングで聞くのがベストなのか」という質問・回答の投稿がJobQにありましたのでご紹介します。
面接で給料や休日に関する質問はどのタイミングで聞くのがベスト?
面接で、給料や休日に関する質問ってあまりしない方が良いと言いますよね?
では、どうしても聞きたい場合はどのタイミングで聞くのがベストですか?
例えば、応募する前に問い合わせる。面接中に聞く。面接後、結果が出る前に聞く。採用の結果が出た後に、こちらからの返答を数日待ってもらいその間に聞くなど。
賞与額、昇給額、休日数はだいたい求人票に載ってることが多いですが、私が聞きたことは、例えば経験で言うと給料はどれくらいになるのか、手当などはあるのか、有給所得率はどれくらいか、連休は取れるのか、シフト制の場合休みの希望は月にいくつ出せるのかと言ったことです。
もちろん、この質問は企業に対しすべてアピールになる内容ではないです。なので、あまり詳しく聞いてこられるとマイナスに受け取られると思うんです。
そう考えると、採用してもらった後に聞く方がそれで却下されることはないでしょうし、ある意味再確認ということにもなるので良いのかなと思ったのですがいかがでしょうか?
上記でクロネコさんが回答されているので、中途採用の場合は割愛させて頂きます。
新卒採用の場合、給与や福利厚生、待遇面の質問はタブーと言われていますね。色々な就活本にそういう風に書かれています。
ただ実際の働く会社の待遇に興味がない人なんていないと思います。
それを聞いてはいけないというのは理にかなってないですよね。
だから私は会社でどういうキャリアを描けるかなどの質問が終わった後に・・・続きを読む
将来に関する逆質問
将来に関する逆質問の例は以下です。
- 評価制度・昇進制度について教えてください
- 入社までにさらに勉強をしておくことはありますか?
- 御社の〇〇という商品に憧れているのですが、その商品に携わることは可能ですか?
将来に関する逆質問のポイントは、向上心をアピールすることです。
この逆質問のタイミングで、将来を見据えながら向上心を持っていることをアピールすることができれば相手に好印象を与えることができるでしょう。
逆質問についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎一次面接の質問例41選|逆質問例62選と共に面接のポイントを解説
社風に関する逆質問
社風に関する逆質問の例は以下です。
- 社員はどのような人が多いですか?
- 他部署との交流はありますか?
- 御社には部署や事業部によって、組織風土などに違いはありますか?
社風に関する逆質問のポイントは、しっかりと「実情」を聞くことです。
インターンをしていない限り、入社してからでなければ本当の意味で会社の社風を体感することはできません。
そのため、少しでも会社の実情を知るため、少し突っ込んだ質問でも恐れずにしてみることが重要です。
二次面接の質問対策法
- ・企業研究分析を行う
- ・自己分析を再度する
- ・将来図を考える
二次面接の質問対策法としては以下の3つが挙げられます。
ここからは、上記の対策法について詳しく解説していきます。
企業研究分析を行う
二次面接の質問対策法の1つ目は、企業研究分析を行うことです。
企業研究では、インターネット上の企業ホームページに目を通す程度では不十分です。
具体的には、OB訪問や長期インターンに参加するなど、行動力が必要になる企業研究分析を行うことが効果的になります。
また、企業研究分析を行うにあたっては、「自分が入社したら何ができるのか」「自分のビジョンと会社のビジョンをどうリンクさせるのか」ということまで明確にしておくことが重要です。
ここで、企業研究分析に関するQ&Aを確認していきましょう。
就職活動では自己分析と企業研究はどれほど重要なんですか?
就職における
自己分析
企業研究
が大切だとよく聞くのですがやはり大切ですか?
自己分析→ES、面接で自分がどんな人間かをアピールするために必要
企業研究→ES、面接で自分がなぜこの企業に入りたいかをアピールするために必要
自分の経験としてはネットの意見を元に1人で四苦八苦するよりも・・・続きを読む
企業研究分析についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎企業研究の正しいやり方とは?具体的な方法やポイントをわかりやすく解説
自己分析を再度する
二次面接の質問対策法の2つ目は、自己分析を再度することです。
二次面接では一次面接と同様、志望動機や自己PRなどの質問が多く聞かれることになります。
その際、矛盾が生まれないように一次面接との一貫性を持たせることが重要です。
自己分析し、自分自身に対する理解を深めることで一貫性のある回答をすることができるでしょう。
また、自己分析を行うことによって、「自身の就活の軸」を明確にすることができます。
就活の軸を明確にすることで、「その会社が自身とマッチしているか」を判断しやすくなるでしょう。
ここで、自己分析に関するQ&Aを確認していきましょう。
自己分析の仕方を教えてください
自己分析の仕方を教えてください
・なんでもいいからいつも通り人と話して、それを細かに書き留める。
後で見直して、
・自分の言葉を他の人が言っていたらどう思うか、褒める前提とけなす前提で整理して書き留める。
・相手の言葉を自分が言っているとしたら・・・続きを読む
将来図を考える
二次面接の質問対策法の3つ目は、将来図を考えることです。
自分自身のキャリアプランを言語化し、面接官に上手く伝えることが重要です。
3年・5年・10年などの細かいタイミングで目標を立てることによって、自身の将来についてしっかり考えていることがアピールできます。
二次面接でよくある質問
- ・二次面接と一次面接の違いは?
- ・二次面接で落ちる就活生の特徴は?
二次面接でよくある質問として以下が挙げられます。
- 二次面接と一次面接の違いは?
- 二次面接で落ちる就活生の特徴は?
ここからは、上記の質問について解説していきます。
二次面接で聞かれる質問とは?
二次面接ではどのような質問が聞かれやすいのでしょうか。
「二時面接ではどんな質問をされるのか?」という投稿がJobQにありましたのでご紹介します。
二次面接で聞かれるのはどんな質問?逆質問の準備は必要?
二次面接で聞かれることはどんなこと?
文系か理系か分かりませんが、二次面接だと部長クラスの方が面接をして下さるので、具体的な研究内容について聞いてくることが多いです。
自分の研究内容を相手に分かりやすく・・・続きを読む
文系・理系によって異なりますが、かなり深ぼった質問をされることが多いようです。
二次面接と一次面接の違いは?
以下は二次面接と一次面接の違いを表しています。
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学生の基礎の部分を確認する | 本格的に一緒に働きたい人を見極める |
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人事や若手社員 | 現場の責任者や管理職 |
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15~60分 | 30~60分 |
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形式的な質問が多い | 一つの答えに対して深掘りをされやすい |
二次面接と一次面接には上記のような違いがあります。
中でも最も大きな違いは、二次面接は「深掘りをされやすい」ということでしょう。
深掘りをされた際に、一次面接の時と矛盾した回答をしたり、焦って支離滅裂な答え方をしてしまった場合、二次面接を通過することは難しくなります。
二次面接で落ちる就活生の特徴は?
二次面接で落ちる就活生の特徴は以下の3つです。
- 自己分析が不足している
- 入社意欲が感じられない
- 企業研究が足りていない
自己分析が不足している場合、自身の本当の強みを把握できないため、自身について深掘りされた際に曖昧な回答しかできなくなってしまうでしょう。
また、二次面接は本格的に一緒に働きたいと思う学生を見抜くために行われるため、入社意欲が感じられない就活生は選考を通過することができません。
企業研究を重ね、どのような深掘りをされたとしても焦らず答えられる状態にしておくことで、自身の入社熱意に説得力を出すことができるでしょう。
二次面接で失敗しないためにも事前準備は大切
二次面接は深掘りをされやすいため事前の対策が重要になります。
自己分析や企業分析などを通して、深掘りされても焦らずに答えられるように事前準備をしておきましょう。
今回の記事では、二次面接でよく聞かれる質問内容や二次面接の質問対策法について解説してきました。
今後二次面接を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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