
【関西外国語大学×リカレント教育】国の文化・歴史・社会が学べる公開講座とは
『関西外国語大学 リカレント教育』の取り組みについて、三村さんに取材!気になるポイントをお聞きしました。
多くの公開講座を開催する『関西外国語大学』に注目!
JobQではSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の視点から、リカレント教育に取り組む大学を取材していきます。
今回ご紹介するのは、『関西外国語大学』。
大阪府枚方市にある中宮キャンパス、御殿山キャンパス・グローバルタウンの2のキャンパスを有する外国語大学の一つです。
国際文化研究所とイベロアメリカ研究センターで講演会・研究会を開催しており、広く学びが得られる機会を提供しています。
それでは『関西外国語大学』のリカレント教育の取り組みについて、研究支援センター 三村さんに詳しくインタビューをしていきます!
外国語で学べる大学として、国内外で活発な国際交流を実現!
編集部
『関西外国語大学』について、教えてください。
三村さん
「外国語で」現地の学生とともに興味のある専門分野を学ぶ留学をはじめ、留学制度が充実しているのが特長です。
また、外国人留学生も毎年数多く受け入れ、国内でも活発な国際交流を実現しています。
現在、短期大学部も含む5学部7学科1コース体制で、2023年4月には新たに「国際共生学部 国際共生学科」と「外国語学部 英語・デジタルコミュニケーション学科」を開設。
また2024年4月には、「外国語学部 国際日本学科」「短期大学部 未来キャリア英語学科」を新設する予定です(共に設置構想中)。
世界55カ国・地域395大学の留学ネットワーク
編集部
留学制度も充実しているとのことですが、具体的に教えてください。
三村さん
世界55ヵ国・地域、395大学と協定を結んでおり、留学期間も4週間から3年までさまざまです。
語学だけではなく「外国語で」専門分野を現地の学生とともに学ぶプログラムを用意し、各自の目的に合わせた多彩な留学が可能です。
また、留学先大学の授業料・住居費・食費を免除または支給するフルスカラシップなど、定員上限のない給付型の留学奨学金も充実しています。
コロナ禍でストップしていた留学派遣・受入も再開し、2022年度実績として約1,250人を海外に派遣、外国人留学生受入れは約960人を数えています。
国内では、御殿山キャンパス・グローバルタウン内 に約650人が入居できる「GLOBAL COMMONS 結 -YUI- 」を開設。
外国人留学生と外大生が学・食・住を共にする共同生活を通して、異文化理解を深め、問題解決力、自己管理力、チームワークなど社会人基礎力を養う拠点となっています。
「国際文化研究所」「イベロアメリカ研究センター」で広く学べる
編集部
貴学の公開講座には、国際文化研究所とイベロアメリカ研究センター主催のものがあります。
それぞれの公開講座について教えてください。
三村さん
国際文化研究所は、内外の学者、研究機関と提携し、大学院の開設に先駆けて1972年に設立されました。
各国文化の比較研究を目的に、次のような運営をしている施設です。
- 研究成果の発表
- 海外からの学者の招請
- 一般社会人を対象とする公開講座
- セミナー
- シンポジウム
- 英語劇の開催など
最近は院生、学生にも参加を呼びかけて、第一線で活躍する研究者との交流の場を広げています。
そしてもう一つが、イベロアメリカ研究センターです。
スペインとラテンアメリカの研究活動の充実と、学生の教育に資する活動を促進する目的で2010年に設立されました。
スペインは不思議なオーラを放つ国ですが、ラテンアメリカにもそのような国が多くあります。
それらの文化・歴史・社会に関する情報の地域社会における発信源ともなるために、公開講座を開催しています。
魅力あるテーマが勢揃い!『関西外国語大学』の公開講座
編集部
公開講座のテーマや内容など特徴について教えてください。
三村さん
国際文化研究所で行っている公開講座では、高岡市万葉歴史館名誉館長(奈良女子大学名誉教授)坂本信幸氏の『万葉集の魅力』があります。
「柿本人麻呂の石見相聞歌」「雪の日の贈答歌」など、毎回テーマごとに万葉集の魅力を伝える人気の講座です(次回以降の開催は未定)。
参考:IRI言語・文化研究フォーラム 坂本信幸氏が「万葉集の魅力 雪の日の贈答歌」と題し講演
そのほか、過去には次のような公開講座を開催しました。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
また公開講座だけでなく「ロミオとジュリエット」や「真夏の夜の夢」などの英語劇も定期的に講演しているのも特徴です。
イベロアメリカ研究センターでは、毎年連続公開講座を実施しています。
2018年度は「新大陸からの贈物」をテーマとして、カカオ、ジャガイモ、トマトの文化論についてお話をしました。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
参考:イベロ研 連続公開講座「新大陸からの贈物」 最終第3回はスーパー野菜トマトがテーマ
恒例の秋の連続公開講座では、スペインやラテンアメリカについて、毎年多彩なテーマで講演が行われています。
なお本学の公開講座は全て無料で、本学学生と地域住民が対象です。
公開講座は「キャリアプラン設計に役立つ」という声も
編集部
公開講座を受講した学生について、今までにどのような変化がありましたか?
三村さん
イベロアメリカ研究センターでは、春学期に世界や社会で活躍する本学卒業生を講師に公開講座を行っています。
受講した学生は、学生での学びや行動が、社会人になってどのように結びつくかが実感できているようです。
自らのキャリアを考える上でも、大きなプラスになっていますね。
まとめ
取材を終えて、『関西外国語大学』は興味の持てるテーマが充実している公開講座が多いと思いました。
さらに詳しい情報を知りたい方は、『関西外国語大学』をぜひチェックしてみてください。
関西外国語大学
▶︎大学HPはこちら!
関西外国語大学
▶︎国際文化研究所はこちら!
関西外国語大学
▶︎イベロアメリカ研究センターはこちら!
関西外国語大学
▶︎国際交流WEBマガジンはこちら!
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。