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高卒 大卒

高卒と大卒の違いとは?それぞれのメリット・デメリットなどをご紹介

基本的に大学を卒業していた方が企業に勤めた際、給料が高いというイメージがあると思います。大卒の方が将来的にも有利なようにも思えますが、実際には高卒と大卒、それぞれメリットとデメリットがある事も事実です。今回は、高卒で就職するか大学に進学するかで悩んでいる学生の方に向け、両者の違いやメリット・デメリットについてなど、詳しくご紹介します。
 

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高卒と大卒の違い

高卒と大卒の違いは、社会に出る時期が高校卒業後か大学卒業後かどうかという事はいうまでもありません。

基本的に大学を卒業していた方が企業に勤めた際、給料が高いというイメージがあります。

一見、大卒の方が将来的にも有利なようにも思えますが実際には高卒と大卒、それぞれメリットとデメリットがある事も事実です。

この記事では、高卒で就職するか大学に進学するかで悩んでいる学生の方に向け、両者の違いやメリット・デメリットについて解説していきます。
 

最終学歴が異なってしまう

就職する際に作成する履歴書には、最終学歴を記載する欄があります。

企業によっては学歴の有無で採用を決める場合があり、求人募集の時点で大卒を条件としている時もあるのです。

このような場合、高卒者は書類審査の時点で採用条件から外れてしまうので、その企業での就職は諦めざるを得ません。

高卒者は大卒者に比べると、求人募集の数が少なめであり就職先が絞られてしまう事も考慮しておく必要があります。
 

就職率自体はあまり変わらない

しかし、現在の社会では学歴はそこまで関係ないとされる風潮も出てきていることも事実であり、最終学歴が異なるからといって就職が難しいという訳でもないのです。

実際に厚生省労働省が発表した「平成30年度の3月大学卒業者就職状況」及び「高等学校卒業者の就職状況」によると、平成29年度の両者の就職率は以下のような結果になっています。

  • 平成29年度大卒就職率:98.0%
  • 平成29年度高卒就職率:98.1%

比較してみると平成29年度においては両者ともに高水準であり、ほぼ同じ数である事が分かります。

よって、高卒者は大卒者に比べて就職が難しいなどの学歴だけで判断した考えは避け、両者ともに意欲的な姿勢で就職活動に臨むことが大事なのです。
 

生涯賃金で見ると大きく差が出る

働いている年数は高卒者の方が長い事になりますが、大卒者の場合は初任給などの違いがあります。

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2016」によると、学校卒業後にフルタイム正社員雇用で60歳まで仕事を続けた場合、両者を比較すると男性で6000万円・女性で9000万円の生涯賃金の差がある事が分かりました。

当然、職種や業種による年収の違いも出てくるため、これらの統計を鵜呑みにするよりも参考程度にしておくことが適切です。

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高卒のメリットデメリット


まず高卒者のメリットとデメリットをみていきます。
 

高卒のメリット

  • 早く社会に出る
    10代の内に働き出すことで、20代前半の頃には仕事に対する自信や技術を身に付けることが出来ます。職種によっては経験年数や技術の高さが評価され、昇給があったり資格の取得といったステップに進める可能性もあります。
     
  • 大学費用がかからない
    大学に通う費用がかからず、社会に出ても奨学金の返済といった心配がありません。そのため、若いうちから貯蓄や自分の好きなようにお金を使う事が出来ます。
     
  • 自立が早い
    自分で稼いだり、社会の人と接する機会を10代で経験できるので、親から自立できるのが早いです。

高卒のデメリット

  • 求人数が少ない
    大卒を条件としている求人には応募ができません。就職したい企業が大卒者のみを採用条件としている場合は、諦める事も考えなくてはいけないのです。
     
  • 統計的に生涯賃金が低い
    働いている期間は大卒者に比べて、長いものの生涯賃金で算出した場合は高卒者の方が賃金が低い事が分かっています。
     
  • 学歴に対するコンプレックス
    人によっては大卒者の方が優れていて、高卒者はそれに劣るような考えを持つ人も少なくありません。高卒者である事に対するコンプレックスを持ってしまったり、他人からコンプレックスを持っていると思われる可能性があります。

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大卒のメリットデメリット


次に大卒者のメリットとデメリットをみていきます。
 

大卒のメリット

  • 求人数が多い
    大卒を条件としている企業の求人にも応募が出来ます。そのため、求人や職種の幅も多く就活や転職時には有利に事が運べる可能性があります。
     
  • 統計的に生涯賃金が高い
    高卒者に比べ働きはじめが遅くなるにも関わらず、初任給の額が高いです。
    生涯賃金で算出した場合、高卒者よりも高い事が統計で分かっています。
     
  • 将来設計が立てやすい
    大学生活の4年間で、様々な体験をしたり留学や旅行といった自由な時間も多く、余裕をもって将来の事を考えられます。

大卒のデメリット

  • 社会に出るのが遅くなる
    高卒者に比べると、社会に出るには4年の遅れがあります。就職した際に同年代の高卒者が居た場合は、仕事に対する技術に差がついている可能性が高かったり、自分より年齢が低い若者に後輩として扱われるケースも否定できません。
     
  • 大学費用がかかる
    大学に通うには多額の費用が必要です。奨学金を借りている場合は、社会に出てからも返済をしていく事になります。
     
  • 将来設計が立てづらい
    自由な時間が多いという事は、将来設計を立てやすいのと同時に立てづらくなる可能性もあります。特にやりたいことや目標もないまま何となく4年間を過ごしてしまうと、せっかく将来の事を考える時間が多いのに、無駄に過ごしてしまう場合もあるのです。当然、将来設計がないまま大学を卒業してしまうと、就活にも意欲的になれず親からの自立もできないままになってしまいます。

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高卒でも稼げる時代に


これまでの解説により、高卒者は大卒者よりも社会において不利な立場にある訳ではない事が確認できたと思います。

今では高卒者でも十分に稼ぐ事ができる時代になってきたのです。

よって、高卒であるという理由でコンプレックスを持つ必要はありません。
 

高卒を積極的に採用する会社

高卒者のメリットでは、早く社会に出られるという事があります。

企業によってはこの点に重点を置き、高卒者は伸びがあり早い内から仕事に対する能力を養えると考えられる会社も存在します。

このように若い力を求めている会社では、高卒者を積極的に採用する場合もあります。
 

フルコミッションで稼ぐ

例えば、営業職のような歩合制を導入している企業では、経験年数や学歴よりも会社の利益や原動力に繋がる営業成績が給料にも影響します。

フルコミッションと呼ばれる完全歩合制という働き方は、固定給がなく歩合のみが収入源となり、実績がなければ収入もゼロに近いになる場合もあります。

逆に実績次第では、一般的な固定給の額よりも多くの収入を得られる可能性もあります。

ハイリスク・ハイリターンとなる働き方ですが、若いうちから失敗や挫折を味わう事で確実に社会で生きていく力も身に付きますし、将来家庭を持った時も家族と安定した生活を手に入れる事も出来ます。

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まとめ

結局のところ、社会に出て良い結果を得る為には学歴にこだわるのではなく、高卒と大卒それぞれのメリットとデメリットを把握し、自分に合った選択をする事が大事なのです。

高卒者と大卒者、両者ともに歩める道筋に違いはありますが、いざ社会に出れば意外と重要視されない事もあります。

そして何より自分自身がどのような生き方をしたいのか、目標をしっかりと定める事が体制つであり、目標があれば自然とその行動も変わってきます。

まずは、高校卒業を前に将来設計について考えてみるのが就職か進学かを決める第一歩といえるのです。

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