【バイヤーの資格】難易度・合格率や勉強法も詳しく解説

バイヤーになるための必須の資格というのはありません。

しかし取得しておくと有利になる資格はあります。

ここからは以下のバイヤーにおすすめの3つの資格をご紹介していきます。

1. 販売士検定
2. ファッション販売能力検定
3. ファッションビジネス能力検定
    

1.販売士検定

販売士検定とは、多様化した顧客のニーズを正しく捉え、豊富な商品知識や顧客に配慮した接客技術を武器としてニーズにあった商品を提供するとともに、商品の開発や仕入、販売、物流などを効率的かつ効果的に行うことができる「販売のプロ」を認定する試験のことです。

販売士の資格を取得することで、会社からの信頼につながるだけでなく、買い付けの際に自分の自信にもなるでしょう。

また、販売士の資格を取得すると、売場や店舗を管理する能力、経済の動き全体からみた店舗経営の能力、接客に関する基礎知識などが身に付くため、バイヤーだけでなく、より幅広い分野で活躍できるようになります。

（参考：商工会議所の検定試験）
 

2.ファッション販売能力検定

ファッション販売能力検定とは、ファッション商品販売の仕事に携わる場合に必要とされる基本的なファッション商品知識や販売基本知識、接客基本技術などを測る検定です。

バイヤーにとって基本的な商品知識は必須です。

商品知識がなければ、適切な買い付けはできないでしょう。

またファッション販売能力検定で、接客基本技術を学ぶことで、交渉を有利に進めるスキルも身につけます。

3.ファッションビジネス能力検定

ファッションビジネス能力検定とは、ファッション業界におけるマーケティングや生産、物流やマネジメント知識などをはかる試験です。

近年ではファッション業界において、トレンドが多様化しているため、商品についての情報収集にも活かせる知識が身に付くファッションビジネス能力検定はおすすめの資格と言えます。

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バイヤーのおすすめ資格の取得は難しいのでしょうか。

ここからはバイヤーのおすすめ資格の難易度・合格率をご紹介します。

1.販売士検定

商工会議所によると、販売士検定の合格率は以下とされています。

• 3級：54.7%
  受験者数：8,125名
  合格者数：4,441名
   
• 2級：60.6%
  受験者数：4,916名
  合格者数：2,979名
   
• 1級：21.3%
  受験者数：909名
  合格者数：194名

3級の合格率が54.7%ということで、かなり低くなっています。

3級だから簡単という思い込みをしてはいけません。

この合格率を見ると、販売士検定に合格するためには、普段から勉強する習慣をつけて知識を積み上げていく必要があることが分かります。

（参考：商工会議所）
 

2.ファッション販売能力検定

基本的なファッション商品知識や販売基本知識、接客基本技術などを測るファッション販売能力検定の合格率は以下とされています。

• 3級：約70%
• 2級：約50%

試験範囲はあまり広くなく、一般常識的な問題も多く出題されるため、しっかり対策をすれば合格できる可能性は高いでしょう。

3.ファッションビジネス能力検定

ファッション業界におけるマーケティングや生産、物流やマネジメント知識などをはかるファッションビジネス能力検定の合格率は以下とされています。

• 3級：約70%
• 2級：約40%
• 1級：約10%

3級で合格率7割というのは、かなり難易度の高い試験と言えるでしょう。

実際に取得を目指すのであれば、相当な試験対策が必要になります。

バイヤーに有利になる資格のための勉強法とは？

ここからはそれらの資格に共通する勉強法をご紹介していきます。

問題集を解き直す

どの資格にも共通することですが、合格するためには対策問題集を何度も繰り返し解くことが大切です。

一度解いただけでは知識は脳に定着しません。

しかし同じ問題集を何度も解くことによって、知識が定着しやすくなります。

また、何冊も問題集を買うことはおすすめしません。

まずは全範囲を網羅している一冊の問題集を何度も解き直しましょう。

時事問題を意識する

多くの資格試験において、時事問題が出題されます。

問題集を完璧にしていても、時事問題でつまずいてしまうと、合格するのは難しくなってくるでしょう。

日頃からニュースなどを積極的に見るようにして、時事問題の対策をしていきましょう。

今回はバイヤーのおすすめ資格から、おすすめ資格の難易度・合格率、勉強法まで詳しくご紹介しました。

ここまででバイヤーの資格に関する知っておくべきことが分かったと思います。

バイヤーへ就職・転職を検討している方はこの記事を参考にして準備を始めましょう。