
【強みの例】新卒・転職で使える例文や書き方を職種別に紹介
就職・転職活動をしていて、自分の強みがわからなくなった方も多いのではないでしょうか。この記事では、強みの例や、強みと弱みの違いを紹介します。また、職種別に使える強みの例文や、面接で強みを伝えるときに気を付けることも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「強み」と「弱み」の違い
就職・転職の面接で「強み」を聞かれるケースは多くあります。
まずは、「強み」とは何なのかを探っていきましょう。
ここでは、以下2つの内容について紹介します。
- 強みとは自分がもつ最も優れた能力
- 弱みは判断材料のひとつ
それぞれ順番にみていきましょう。
強みとは自分がもつ最も優れた能力
強みと聞くと、ほかの人と比べてずば抜けている能力や特殊な能力だと考えている人もいるでしょう。
強みは自分がもつ最も優れた能力のことで、他人と比較するものではありません。
面接官が強みについて質問するのは、あなたを採用してどのようなメリットがあるのかを知りたいからです。
そのため面接においての強みとは、応募先の企業で力になれる自分の個性や特徴を指します。
企業や職種によって、求められる人材や強みは異なるでしょう。
企業が求める人物像を理解し、自分の強みとマッチしそうか考えてみる必要があります。
弱みは判断材料のひとつ
面接官が弱みについて聞くのは、「応募者が企業の社風に合っているか」「自己分析ができているか」を判断するためです。
企業によって社風や、求められるスキルはさまざまです。
応募者の弱みが企業の社風と合っていなければ、ミスマッチが起こってしまいます。
また弱みを聞くことで、自分を客観視できているのか、弱みの改善のためにどのような努力ができる人なのかもチェックしています。
自分の弱みを見つけて改善するのは、難しいことです。
自分は何が苦手なのか、どのような仕事が向いているのかを客観視できている人は、仕事に対しても対応力があると評価される場合があります。
参考記事
▶︎長所と強みに違いはある?就活・転職者へ例文や面接のポイントを解説
▶︎【仕事における強みと弱みの一覧】聞かれる理由や見つけ方を解説!
▶︎【強みを活かす方法】例文や自分に向いている仕事の探し方をご紹介
新卒・転職の面接で使える!強みの例一覧
ここでは、新卒・転職の面接で使える強みの例を紹介します。
具体的に、以下3つの内容を一覧で解説します。
- 行動力
- チーム力
- 論理的思考力
例を元にオリジナルの強みを作成してみてください。
行動力に関する強みの例一覧
行動力があることは仕事に役立つため、強みとして評価される場合が多いです。
行動力とは、物事を主体的に進められる力です。
自分発信で周囲を巻き込んで行動できる人や、自発的に物事に取り組めることを指します。
行動力は、以下のように言い換えられます。
- 有言実行
- バイタリティーがある
- 向上心がある
- 積極性がある
- ハングリー精神がある
- 好奇心旺盛
具体的なエピソードや、仕事での成果などを伝えるとより説得力が増します。
行動力にもさまざまな種類があるため、自分に合った言葉を選んで採用担当者にアピールできるといいでしょう。
チーム力に関する強みの例一覧
「チーム力」はどのような企業や職種でも重宝される強みです。
周りと意見を交換するのが得意な人やチームをまとめた経験がある人は、チーム力があるといえます。
チーム力には、親しみやすさや協調性などさまざまな力が含まれます。
具体的な魅力や強みが伝わるように、強みの例一覧から自分に近いものをピックアップしましょう。
たとえば、以下のような強みがあります。
- 誠実さがある
- 協調性がある
- 育成力がある
- 臨機応変に対応できる
- 傾聴力がある
いままでの実績を振り返り、どのような成果をあげたのかも合わせて伝えられるといいでしょう。
論理的思考力に関する強みの例一覧
論理的思考とは、物事を体系的に整理する思考法のことです。
とくに問題解決の際に、原因特定や解決策を考えるときに必要な力です。
さまざまなビジネスシーンで活かせる強みのため、しっかりアピールできるといい評価を得られる場合もあるでしょう。
論理的思考力は以下の言葉で表せます。
- 理解力
- 発想力
- 想像力
- 企画力
- 分析力
- 状況把握能力
自分の強みと、裏付ける具体的な行動、成果を一緒に伝えると、より効果的にアピールできます。
【職種別】面接・志望動機で使える強みの例文
ここでは職種別に、面接・志望動機で使える強みの例文を紹介します。
具体的に、以下5つの例文を見ていきましょう。
- 営業職で使える強みの例文
- 看護師で使える強みの例文
- 保育士で使える強みの例文
- 事務職で使える強みの例文
- エンジニアで使える強みの例文
順番に確認していきます。
営業職で使える強みの例文
営業職では、数字や実績、コミュニケーション力が重要になります。
強みをアピールするときは、目標の達成率や社内の順位など具体的に伝えるようにしましょう。
営業職で使える強みの例文を参考に、評価につながりそうな経験を探してみるといいでしょう。
前職では、営業職として働いていました。
私の強みは、クライアントの悩みを聞き出す傾聴力です。
まずは信頼関係を築くために、週1回の訪問と連絡を徹底しました。
クライアントのニーズや要望をしっかり聞き、問題解決のために提案をしてきました。
その結果、社内で新規契約獲得件数1位を獲得しました。
看護師で使える強みの例文
看護師では冷静さ、協調性などが大きなアピールポイントになります。
看護師はチームを組んで仕事を進めることが多いため、協調性が必要になります。
また、どのような状況でも落ち着いて仕事をこなせる冷静さも大切です。看護師で使える強みの例文を参考にしてください。
私の強みは協調性です。
前職では慢性期での看護を経験しました。
看護師同士のコミュニケーションはもちろん、医師や栄養士、薬剤師など他業種と協力して業務にあたっていました。
貴院でも、この協調性を活かしてチームワークを大切にし、よりよい看護を提供したいと思います。
保育士で使える強みの例文
保育士は、コミュニケーション力、責任感、ポジティブな考え方が大切です。
以下の保育士で使える強みの例文を参考に、自分の強みをアピールしましょう。
私の強みは、コミュニケーション能力が高いことです。
前園では、発表会の企画や運営を任されていました。
企画の内容などで職員同士意見が分かれることもありましたが、それぞれの意見を聞き、間を取り持ちました。
貴園においても協調性を活かし、職員とのチームワークを大事にしながら保育をしていきたいと考えております。
事務職で使える強みの例文
事務職は、忍耐力、正確性が強みになります。
書類の作成やデータ入力など細かい業務が多いため、仕事を正確に進められる人が求められます。
ミスを減らすために、どのような工夫をしているのか伝えられるといいでしょう。
事務職で使える強みの例文は、以下の通りです。
私の強みは正確性があることです。
前職でも事務職として見積書や請求書を作成してきましたが、自分を過信せずに確認を徹底し、余裕を持って業務を進めてきました。
その結果ミスが少ないと上司からお褒めの言葉をいただきました。
貴社でも正確さを活かしていきたいと思います。
エンジニアで使える強みの例文
エンジニアは、個人で取り組む業務が多くあります。
そのため集中力の高さや、学習意欲の高さなどを強みとするのがいいでしょう。
エンジニア職で使える強みの例文は、以下の通りです。
私の強みは、学習意欲が高いことです。
以前からプログラミングに興味があり、スクールに通ったり、独学で勉強を進めました。
プログラミングスクールなどで得た知識を元に、△△というプログラムを実際に作成しました。
自分でプログラムを作成したことにより、さらにプログラミングへの興味が強くなりました。
貴社でもこの学習意欲を活かして、さまざまな業務に関わりたいと思っています。
面接で強みを伝えるときに気を付けること3選
- ・強みは結論ファーストで伝える
- ・エピソードも含めて強みをアピールする
- ・入社後にどれだけ貢献できるかを伝える
ここでは、面接で強みを伝えるときに気を付けることを確認していきましょう。
面接では緊張してしまい、いつも通り話せないかもしれません。
事前にポイントをチェックして、自分をしっかりアピールしましょう。
強みは結論ファーストで伝える
面接で自分の強みを伝えるときは、結論ファーストで伝えましょう。
「私の強みは○○です」と結論から話はじめることで論点が整理されて、伝わりやすくなります。
強みを最後に書いてしまうと、面接官は何が強みなのかわからないまま話を聞くことになり、ストレスを感じてしまいます。
結論を話したあとに、強みによってどのような結果を残したのか、具体的なエピソードを述べると説得力が増すでしょう。
上記の理由から、面接で強みを伝えるときは、結論ファーストで話はじめるのがおすすめです。
エピソードも含めて強みをアピールする
強みをアピールするときは、具体的なエピソードを含めて伝えましょう。
強みに関するエピソードもあると、聞いている側はイメージしやすく、印象に残りやすくなります。
面接官が知りたいのは「あなたが強みを活かしてどのような成果をあげたのか」「今後はどう活躍してくれるのか」です。
強みを伝える際は根拠となるエピソードを盛り込むことで、説得力が増します。
関心を持ってもらうためにもエピソードと共に強みを伝えましょう。
入社後にどれだけ貢献できるかを伝える
強みを伝える際、実際に入社後どのように力になれるかを具体的に話すのがおすすめです。
自分の強みと関連した仕事内容があれば、紐付けて話すといいでしょう。
また入社後のイメージがしっかりついているなら、企業から見ても入社への意欲があると判断されます。
自分の強みと応募先に共通するものを見つけて、面接を受けてみてください。
強みの例でよくある質問
最後に、強みの例でよくある質問を見ていきましょう。
今回は以下2つの質問を解説していきます。
- 強みが思いつかないときはどうする?
- 弱みもアピールになるの?
どのような回答になるのか順番に確認していきましょう。
強みが思いつかないときはどうする?
強みが思いつかないときは、自己分析や他己分析、SWOT分析を利用してみましょう。
自分の経験で褒められたことや得意なこと、克服したことなどを書き出してみるのがおすすめです。
また、家族や友人、会社の同僚などに聞いてみるのもいいでしょう。自分では見えていない魅力がわかるはずです。
SWOT分析は、戦略を考えるためのフレームワークで、ビジネスでよく使われますが自己分析に応用できます。
「強み・弱み・機会・脅威」を書き出し、自分の強みを探してみましょう。
なお、JobQにこのようなQ&Aの投稿がありました。
自分の強みを皆さんはどのようにして見つけましたか?
新卒4年目で初めて転職を検討しています。
ただ「これっ!」という自分の強みを明確にできていないように思います。
皆さんは自分の強みをいかにして見つけましたか?
考え方としては2点です。
まず1点目。
数ある成功体験を振り返ってみて、なぜ成功したんだろうと思考してください。
絶対に理由があるはずです。そして共通点があるかもしれません。
その理由が自分の強みです。
2点目。
自分の弱みを考えてください。
その対極にあるものが言い方を変えれば強みです。荒技ですが、これも強みを探す考え方になります。
ネットで調べたり誰かの言葉を使っても…続きを見る
今までうまくいった実績を思い出して、共通点を探すのも強みを見つけるきっかけになるかもしれません。
回答にもあるように、弱みから自分の強みを見つける方法もあります。
まずは自分が今までどのような経験をしてきたかを洗い出してみるのがいいでしょう。
弱みもアピールになるの?
面接では、強みとセットで弱みを聞かれる状況がよくあります。
弱みをしっかり述べるのは、自己分析ができているアピールになります。
自分の強みや弱み、性格を理解していることは、仕事において重要です。
弱みは誰もが持っているものです。
弱みを自覚し、改善に向けて取り組んでいる姿をアピールすると面接官からの印象が良くなる場合もあります。
弱みを聞かれた際は、弱みをカバーするために心掛けていることをセットで述べましょう。
まとめ
- ・強みとは自分がもつ最も優れた能力
- ・強みは結論ファーストで伝える
- ・エピソードも含めて強みをアピールする
- ・弱みもアピールになる
- ・
今回は強みの例について紹介しました。
強みとは自分がもつ最も優れた能力であり、競うものではありません。
自分の強みが何かわからず迷ったときは、この記事で紹介した強みの例を参考にしてみてください。
また職種別の例文も元にして、オリジナルの強みをアピールしてみましょう。
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