
【広島県三原市×男女共同参画】市長自らの「イクボス」宣言!女性活躍にも力を入れる取り組み
『三原市』について小倉さん・向井さんに取材!男女共同参画の取り組みについて、気になるポイントをお聞きしました。
人の笑顔でつながるまち「三原市」に注目!
JobQではSDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の視点から、男女共同参画に取り組む自治体を取材していきます。
今回ご紹介するのは、『三原市』。
広島県南部に位置する『三原市』は、瀬戸内海の温暖な気候が広がるエリアで「人の笑顔でつながるまち。MIHARA」を掲げています。
それでは『三原市』の男女共同参画の取り組みについて、 生活環境部 人権推進課 小倉さん・向井さんに詳しくインタビューをしていきます!
3つの基本目標にもとづく『三原市』の男女共同参画の取り組み
編集部
『三原市』の男女共同参画の取り組みについて、教えてください。
小倉さん・向井さん
『三原市』では平成23年に「三原市男女共同参画推進条例」を制定し、2度にわたるプラン改定を重ねました。
職場における女性の活躍推進や、家庭・地域における男女共同参画の推進などに取り組んでいます。
計画は5年ごとに見直しており、現在は「私らしく暮らせるみはらプラン(第4次三原市男女共同参画プラン)」をもとに推進中です。
このプランは、3つの基本目標「環境づくり」「安心・安全づくり」「人づくり」を掲げ、性別にかかわりなく、個性と能力を発揮できる社会の実現をめざし、さまざまな取り組みをすすめています。
また、男女共同参画に関するセミナーや講演会は、参加者ニーズを参考にその時注目されているテーマを選定し実施しています。
令和5年度は自身も育休を取得した法人代表を講師に迎え、その経験を踏まえた男性育休の取得をテーマにオンラインにてセミナーを開催しました。
さらに令和4、5年度は性の多様性への理解を促進するために、講演会を行いました。
あわせて12月に市庁舎をレインボーカラーにライトアップするなど、多様性の理解促進に関する周知にも努めています。
市長がイクボス宣言!市職員の男性育休取得者も増加
編集部
貴市の共同参画に関する特徴について、教えてください。
小倉さん・向井さん
当市の岡田市長は令和5年4月11日、育児と仕事の両立を推進する「イクボス」宣言をしました。
同年に第一子が誕生したことから、4月中旬から約1ヶ月間、公務に支障のない形で7日間の一日および半日の育休を取得しました。
また、市の男性職員にも積極的に育児休暇取得を促し、昨年度ゼロだった男性の育休取得者に対して、今年度子が生まれた男性職員19人のうち取得予定者を含め6人の32%に増えています。(令和6年1月6日時点)
『三原市』では潜在的な就労を希望する女性の活躍もサポート
編集部
貴市の男女共同参画の取り組みについて、取り組みのきっかけを教えてください。
小倉さん・向井さん
令和4年度の市の施政方針で特に力を入れて取り組む事業の一つに「女性活躍」がありました。
それ以降、「子育て女性等就労支援事業」では、就労を希望する母親などを対象とした連続セミナーや、市内事業者を対象とした「女性人財活用セミナー」を開催しています。
また、両者のマッチングを行う就職ガイダンスも開催し、結果7名の方の就職につながりました。
ほかにも、「女性活躍推進アドバイザー派遣支援事業」に注力しています。
働き方改革により、女性活躍の推進を図りたい企業に対して県が認定している女性活躍推進アドバイザーを派遣し、伴走型の支援により市内企業の2社が一般事業主行動計画を策定しました。
令和5年度は、新たに女性デジタル人材育成事業を行っています。
就労意欲がありながら、子育て等で時間の制約があり、働くことを断念してしまう母親などを対象にしています。
そのような方に向けて、働く場所や時間にとらわれないテレワーク業務のスキル習得に関する連続セミナーを開催しています。
6つの女性団体から発足!「みはらウィメンズネットワーク」
編集部
貴市にある「みはらウィメンズネットワーク」に関する取り組み内容について教えてください。
小倉さん・向井さん
平成13年に発足した「みはらウィメンズネットワーク」は、男女共同参画社会の実現に向け市内6つの女性団体で構成されています。
女性の社会参画への意識啓発、人材育成活動を女性団体が相互連携を図りながら取り組みを行っています。
加入団体は、次の6団体となっており、市は事務局としてサポートしています。
- 三原市女性会連合会
- 国際ソロプチミスト三原
- 三原商工会議所女性部会
- 三原地区更生保護女性会
- 三原パイロットクラブ
- 三原市老人クラブ連合会女性部会
約900人が在籍しており、講演会やセミナーなどを実施し、当市の男女共同参画の推進にご尽力いただいています。
新型コロナウイルス感染症により、中止となっていた「三原市議会の女性議員との意見交換会」が4年ぶりに開催され、多くの市民の方々が参加し、活発な意見交換が行われました。
これからも団体同士が連携を図りながら、引き続き男女共同参画社会の実現に向けた活動を行っていただけるよう市として支援します。
まとめ
取材を終えて、『三原市』は市長のもと職員一丸となって、男女共同参画の取り組みをすすめている市だと思いました。
さらに詳しい情報を知りたい方は、『三原市』をぜひチェックしてみてください。
三原市
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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