
【自動車業界から転職】おすすめの他業界をわかりやすくご紹介
自動車業界から転職したいと考えている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、自動車業界からの転職におすすめな他業界や、自動車業界の今後について紹介します。他にも、自動車業界から転職したい理由についても解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
自動車業界とは
自動車業界の概要
自動車業界は、日本をけん引する業界です。
関連企業も多く、完成車メーカーは14社、一次から3次までの部品メーカーは約2万5千社あります。
日本自動車工業会によると、自動車関連の従業員数は542万人ほどと言われています。
自動車業界は、
- 排ガス規制のクリア
- ハイブリッド車・電気自動車
- 水素ガス自動車の実用化
- 自動運転車の開発
など幾多の試練を乗り越え、新技術を開発し、安定した業績を維持しています。
また、給与水準、休日、福利厚生面で高待遇な業界です。
他業種から見れば羨望の的と言える自動車業界でも、やむを得ない理由やキャリアアップを目指して転職する人はいます。
ここでは、自動車業界から他業界へ転職する人の実態を紹介します。
自動車業界の将来性
そもそも自動車業界に将来性はあるのか
自動車業界自体に将来性はあるのでしょうか。
JobQに投稿が寄せられていたので、ご紹介します。
今後の将来性として自動車業界はどのように変化していきますか?
自動車業界に転職を考えています。
先日ニュースで20年後、自動車を所有している人はいなくなるという記事を読みました。
移動手段は標準化されたモジュールに置き換えられ自動運転化されるだろうとの事でした。
現状の自動車業界では、運転手ありきの開発や製造をしてきたと思いますが、今後はやはり自動運転にシフトチェンジしていくのでしょうか?
またそのようにシフトチェンジしたとして、これからの自動車業界において求められる人材はどのように変化していくのでしょうか?
分かる方いましたらご回答お願い致します。
自動車業界は今後、大きく変わることになるでしょうね。
どのように変わるのかは、現状ではどうしても推論になってしまいますが、
やはり自動運転、コンパクトモビリティ化、動力や駆動方式の変化の3つが挙げられると思います。
自動運転は、我々一般のドライバーよりも寧ろ、トラック等業務用車のドライバーを抱える企業に恩恵があるように思います。
いつの日か完全自動運転が実現すれば、ドライバーいらずで物を運べますからね。
完全自動のクルマ導入、維持と人一人の雇用を比べ、どの程度費用対効果があるかは分かりませんが。
コンパクトモビリティは、上の方の回答にもある一人乗りのクルマです。
ガソリンでなく電気や水素で動くクルマの燃費性能をさらに向上させるには、やはり軽量化は必至です。
車体のコンパクト化は十分あり得ます。
さらにクルマの主な材料は金属でなく、樹脂やゴムがメインになるでしょう。
かつてトヨタ自動車の産みの親、豊田喜一郎氏は良きクルマは良きハガネからと仰いましたが、これからは良き樹脂がクルマを作るのかもしれません。
動力や駆動方式の変化に伴い、自動車業界の勢力図は塗り替わるかもしれません。
アイシンやデンソーのようなメガサプライヤーも、クルマの変化に技術が追いつかないと、現在よりも売上を落とすことになりかねません。
自動車業界に今後必要な人材像は、枚挙に暇がありませんが、この変遷期に存在感をアピール出来そうな人でしょうか。
とのことでした。
技術の進化が日進月歩である自動車業界では、将来性に関しては誰にも断言できない部分があるのではないでしょうか。
自動車業界から転職したい理由
では、自動車業界から転職したい理由として、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
今回は、以下の2つについて解説します。
- 今後が不安
- 会社が合わない
それぞれ順番に確認していきましょう。
今後が不安
1つ目は、自動車業界の将来性に不安を感じて、転職を考えるパターンです。
前述したように自動車業界の将来性は、不透明です。
また当たり前ですが、自動車は利用する人がいるからこそ成り立っています。
しかし、日本の人口は減少傾向にあるため自動車そのものの需要が減っているのです。
なお新型コロナウイルス感染拡大の影響も、自動車業界は受けています。
新たなプロジェクトや、今までおこなってきた計画が無くなってきているようです。
そのため、今後も安定して働くことができるのかどうか不安になり、転職を考える人もいます。
会社が合わない
2つ目は、自動車業界に属する会社と自分が合わないことです。
自動車メーカーの歴史は古く、規模が大きな会社も多いでしょう。
そのため、いまだに昔特有のルール・名残りがある会社も多いようです。
閉鎖的な労働環境に耐えられず、転職を考える人もいます。
自動車業界から他業界へ転職は可能
自分の技術力をいかせる
自動車業界で数年働くとキャリアの先が見えてくる、という人は多い傾向にあります。
なぜなら自動車業界は、昇格の条件としてキャリアを積むことが義務付けられている会社もあるからです。
自動車業界で働く人は、細分化された仕事の中でキャリアを積み、エキスパートとして固有のスキルを持った人が多くいます。
そのスキルがあれば、他の業界でも十分通用するでしょう。
そのため、転職の選択肢を同じ業界に絞らず、視野を広げることは全く問題ありません。
自分の経験や技術を、他の業界にも生かせるんだと自信を持って、転職にチャレンジしてみてください。
また自動車業界から他業界に転職した人たちの多くが、「自分の持っていた技術や経験が、予想以上に汎用性、応用性があった」と語っています。
おすすめの転職先
自動車業界から異業種へ転職する際に、おすすめの業界を3つみていきましょう。
- コンサルティング業界
- ゲーム業界
- IT業界
それぞれ順番に確認していきます。
コンサルティング業界
自動車メーカーの生産技術部門で働いていた人が、戦略的コンサルティング会社に転職した例があります。
元々、コンサル系の仕事が希望でしたが、自動車メーカーでキャリアを積み転職しました。
採用された理由には、コンサル会社では生産技術のノウハウが希少なことや、自動車の生産技術、品質管理はトップレベルだったことなどがありました。
このように、コンサルティング業界への転職も可能でしょう。
ゲーム業界
ゲーム業界にも自動車業界からの転職者はいます。
共通する職種の営業や経理はもちろんですが、ゲームソフトの開発部門にも転職の可能性はあります。
実際に転職した方の自動車業界での前職も様々です。
ディ―ラーでお客さん相手に営業をしていた人や、本社の開発部門、自動運転車の開発をしていた人などバラエティに富んでいます。
IT業界
こちらに関して、JobQに投稿が寄せられていたので、ご紹介します。
自動車業界の技術職からIT業界のシステムエンジニアに転職するのは可能ですか?
わたしは、自動車業界で技術につき、今はマネージャーをやっています。
この経験を活かして、また別の業界でエンジニアをやりたいと思っているのですが、技術職をやっていたとはいえ、未経験でのIT業界は厳しいのでしょうか?
IT業界のシステムエンジニア職と言ってもジャンルはかなり幅広いです。
自動車業界の場合、小さな会社は大抵下請けですが、IT業界の場合、小さな会社でも自分達でサービス展開する会社もあるなど、周辺状況も全く異なります。
ベンチャー系企業で有名なところだと、技術職は必ず実務スキルのレベルがチェックされるため、ポテンシャルを見込んだ採用は若くないと難しいと思います。
個人的には、直接の技術スキルを現段階で持っていない場合は、設計・運用・マネージメント・中間的職種を狙った方が良いのではないかと思います。
(ベンチャー、SIer、事業会社のシステム部門など、会社の種類・規模が多く、選択は人それぞれです)
エンジニアへの転職はさすがにハードルが高いようです
しかしIT業界全体への転職が難しい、というわけではないようです。
中間的職種であれば十分可能性があること、またそこで経験を積めば、将来的にはエンジニアになることも夢ではないことがわかります。
自動車業界から転職をするためには
自動車業界へ転職するためには、転職エージェントを利用するとよいでしょう。
好待遇や自分に合った職場の求人を見つけるためには、以下の転職エージェントを利用することがおすすめとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、自動車業界から転職したい方向けに転職先を紹介しました。
自動車業界で積んだキャリアは、他業界でも通用します。
自動車業界でキャリアを積み上げるのも一つの道です。
しかし、積んだキャリアを自分が本当にやりたい仕事で生かすことも、選択肢の一つとしても良いのではないでしょうか。
今回は自動車業界の話でしたが、これは決して自動車業界に限った話ではありません。
どのような業界でもキャリアを積んでスキルを上げれば、どこでも通用するでしょう。
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