
【今すぐ使える】退職理由のサンプル6選と正しい活用法を解説
退職理由は、ネガティブな理由をそのまま伝えるわけにはいかず、考えるのに苦労することと思います。私自身も考えるのにかなりの時間を要した経験があります。今回の記事では、6つの例文サンプルを用意したので参考にして頂ければ幸いです。
退職理由の例文サンプル6選
面接官が退職理由を確認するのは「応募者が自社で活躍してくれそうか」「すぐに退職してしまうことは無いか」を判断するためです。
「人間関係」「残業時間」など、ネガティブな退職理由もあると思いますが、そのまま伝えると面接官を不安にしてしまうのは簡単に想像できると思います。
そのため今回は6つの退職理由を参考に、面接官を納得させる例文を紹介します。
退職理由のサンプル①
前職では、7時に出社して夜11時に退社するというのが当たり前になっていました。
同期社員も同じ状況だったため、業務を効率化することによる労働時間の改善策などを提案したこともありましたが「変える気は無い」と、聞き入れてもらえませんでした。
そのため、ワーク・ライフ・バランスを改善したいと思い、退職を決意しました。
残業時間というネガティブな理由の退職ではありますが、あまりにも長い勤務時間や改善するために行動していることを考慮し、マイナス評価にはつながりにくいです。
また、同期社員も同じ状況である点から、個人の能力不足ではないという事も伝わります。
退職理由のサンプル②
前職では営業職だったこともありますが、個人主義の考えがあまりにも強い環境でした。
ある程度の競争であれば、お互いを高め合うことができると思いますが、個々の成果が第一優先であったために情報共有や協力体制が一切ありませんでした。
私は周囲とのコミュニケーションや協力体制をつくることも重要だと考えているため、もどかしい気持ちを抱えていました。
そのため、チーム力を大切にしており、組織としての営業力の高さに定評のある御社に強く惹かれて、転職を決意いたしました。
人間関係が退職理由だった場合、そのまま伝えると「自社でも周りの人間となじめないのでは」と疑念を持たれてしまいます。
そのため、「コミュニケーションをとることが難しい環境であったこと」「私自身はチームとして業績を上げていきたい」と考えていることを伝えましょう。
人間関係を退職理由とした場合の伝え方に関する詳細は以下記事よりご覧いただけます。
退職理由のサンプル③
前職では、営業職として新規顧客の開拓業務に携わっていました。
売上トップだった月もありましたが、年功序列を重要視している企業だったため、成果はあまり評価に反映されませんでした。
そのため年齢にこだわらず、実力や実績も評価してもらえる御社で努力していきたいと考え、転職を希望しました。
給料水準が退職理由だった場合、そのまま伝えると「給料が良ければどこでも良いのかもしれない」と思わせてしまうかもしれません。
そのため「正当な評価を受けることによって、より質の高い仕事が出来る」という考えを持っていて、御社の社風に共感しているという事を伝えましょう。
退職理由のサンプル④
現在の会社で4年間、Webデザイナーとして働いているのですが、入社してから現在までバナーの制作業務が中心となっています。
私自身はキャリアアップしたいという気持ちを持っており、Webサイトのデザインなども手掛けたいのですが、担当部署がなく、新設の予定もないそうです。
そのため、Webデザインの分野で幅広く活躍している御社で、多くのことを学ぶことにより、私自身の成長にもつながると考えました。
将来的には、UI・UX設計などを担当できる人材として活躍していきたいと考えています。
キャリアアップでの退職の場合は、自分がやりたいことがはっきりしていて、将来設計を持っていることが重要です。
また、キャリアアップだけで終わらせてしまうと「自分のことしか考えていない」と思われてしまう事もあるため「御社で活躍したいと考えている」ことを、伝えるのも忘れないようにしましょう。
退職理由のサンプル⑤
前職では、業績の悪化による早期退職募集がありました。
業績回復の見込みも薄く、私自身が業績に大きく関わることが出来るポジションに無かったこともあり、退職することを決意しました。
今回の早期退職募集は、以前から興味を持っていた職種に転職する良い機会だと考え、御社で活躍できる人材になるために努力していきたいと思っています。
業績の悪化など、会社都合での退職の場合は「急いでいるから仕方なくこの企業に応募したのかもしれない」と思われないように注意しましょう。
想定していなかった退職ではあったが、希望を叶えるためのチャンスととらえ、前向きに行動しているということを伝えるのが大切です。
会社都合退職と自己都合退職の違いに関する詳細は以下記事からご覧いただけます。
▶︎会社都合退職と自己都合退職はどう違う?伝え方までご紹介!
退職理由のサンプル⑥
私事になるのですが、前職は父の介護の為に退職することになりました。
前職は実家から離れており、介護しながら業務を続けることが難しい状況でした。
現在は親族の協力もあり、社会復帰することが出来るようになりました。
家族の介護ということで、退職理由はそのまま伝えても問題ないです。
ですが、現在は業務に支障をきたすことはない、親族の協力などの何かしらの対策が出来ているという事をきちんと伝える必要はあります。
介護を退職理由とした際の正しい伝え方は以下記事よりご覧いただけます。
退職理由の例文サンプルの活用法
紹介した6つの例文を参考に「面接官が納得する」退職理由を考えてみましょう。
似ている退職理由があれば、自分の状況に置き換えてみるのも良いと思いますし、無い場合でもこれまでに紹介した注意点が役に立つと思います。
①退職理由の正しい伝え方を把握
退職理由の正しい伝え方のポイントとして、以下の4つがあります。
- ネガティブな退職理由は、ポジティブに言い換える
- 「すぐに退職するかもしれない」という面接官の不安を取り除く
- 将来を考えた上で決断していることを伝える
- 嘘をつかない・ごまかさない
人によって様々な退職理由があります。
マイナスの評価になりそうで、言いたくないような退職理由の場合もあると思います。
だからといって、嘘でごまかすことは絶対にしてはいけません。
「将来のことを考えて行動している」というポジティブな表現に言い換えることを意識することが重要です。
②退職理由の例文サンプルの一部を変更
この記事で紹介した例文は、よく聞く退職理由だったのではないかと思います。
実際に似たような理由で退職した方もいると思うので、この記事で紹介した例文サンプルを自分の状況に置き換えて使うことが出来るはずです。
先ほど紹介した「退職理由の正しい伝え方のポイント」を意識しながら、自分の状況に置き換えてみましょう。
退職理由のサンプル まとめ
退職理由に説得力があり、将来を考えた上での決断である事を伝えれば、面接官の評価は確実に上がります。
そのために必要なのは、自分のやりたいことや目標をはっきりさせることです。
そのうえで、この記事で紹介した例文を参考にしてみて下さい。
この記事の他、退職後の諸手続きや退職理由の選び方・伝え方について知りたい方は以下記事をご覧ください。
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