
仕事についていけないから辞める!退職する前に原因と対処法を知ろう
仕事についていけないため、やる気がなくなっている方や悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、仕事についていけないときの対処法を紹介します。また、仕事についていけないという悩みを20代前半後半、30代・40代など年代別にも解説します。仕事についていけず、困っている方はぜひ参考にしてみてください。
仕事についていけないのはどういう時?
仕事についていけないと感じるのはどのような場面が多いのでしょう。
この章では、仕事についていけないと感じる主な場面を5つ紹介します。
どのような場面で仕事についていけないかを自身で把握することで対処法も変わってくるため、まずは確認私するところから始めてみましょう。
- 業務が終わらない
- 何度もミスしてしまう
- 能力以上の仕事を任された
- 周りのレベルが高い
- 未経験
業務が終わらない
単純に自分の業務が終わらないことで、自分は仕事についていけていないのではないか、と悩む時があるでしょう。
周囲が仕事を終わらせて退勤していく中、自分だけ残業をしたり、何度も仕事のやり直しをしたりという場合に陥りがちな感情です。
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何度もミスしてしまう
何度もミスをしてしまい、なかなか前に進むことができない状態が続くと、仕事についていけないと思ってしまうでしょう。
いくら頑張っている仕事でも、ミスをしたり何度もやり直しをしたりしていると、だんだんと自信を失ってきます。
しかし、ミスをするのは何かしらの原因があります。
確認が足りていないなども考えられるため、仕事の仕方を見直す必要も出てくるでしょう。
仕事ができない自分が嫌いです。アドバイスください。
社会人2年目です。
1年目は研修ばかりで同期の中でも差は出ず気にならなかったのですが、2年目で業務が増えていくにつれて自分が仕事のできない人間だということに気づき辛いです。
言われたことをすぐ忘れてしまい、メモするのですが取り逃がしたり自分のメモが理解できなかったり…大学まで部活一筋でそれなりに活躍をしてきたのですが、アルバイトやインターンは経験がありませんでした。
部活同様、仕事もできると思い込んでいたので受け入れるのに時間がかかりました。
そもそも働くことにセンスがないのかと思ってしまいます。仕事って頑張り次第でできるようになるのでしょうか?それとも自分に合ってないのでしょうか?
漠然とした質問で申し訳ありませんが、"何を言っても身につかない後輩"にアドバイスするつもりで回答してくれると嬉しいです。
人には向き不向きがあります。
あなたが心地よく生きるにはあなたの強みを活かして暮らす…続きを見る
能力以上の仕事を任された
能力以上の仕事を任された時、仕事についていけないと感じる場合が多いです。
なぜなら単純に、自分ができる範囲外のことをやろうとするとうまくいくことが少ないからです。
周りのレベルが高い
周りのスキルなどのレベルが高いと、仕事についていけないと感じてしまいがちです。
比較するのは良くないとわかっていても周囲のスペックが高いと、どうしても自分の能力と比べてしまうでしょう。
未経験
未経験の業界や職種の場合、仕事についていけないと感じるでしょう。
未経験の場合、その業界や職種で使われている用語を覚えることから始める必要があります。
自分が基礎を覚えている間、周りはさらに難易度の高い仕事を普通にこなしている姿を見ると、ついていけてないと焦ってしまうでしょう。
仕事についていけない4つの原因
前の章では仕事についていけないケースを確認しました。
続いて上述のケース、仕事についていけない4つの原因
- わからないことが多い
- 経験不足
- タスク管理が苦手
- 周りと比較をしすぎてしまう
わからないことが多い
わからないことが多いと、仕事についていけないと感じます。
また、仕事をし始めた時は覚えることが多すぎて、わからないことがわからない状態にも陥りがちです。
わからないことをそのままにして基礎を曖昧な状態にしていると、難易度が上がった業務を行うときにつまずいてしまうでしょう。
経験不足
仕事についていけないのは経験不足であることも考えられます。
ある程度スキルが必要な仕事を任された時は、知識や経験の量に仕事の出来が左右される場合もあるでしょう。
タスク管理が苦手
タスク管理が苦手な場合も仕事についていけないと感じがちです。
タスク管理ができないということは、自分が今どのくらいのタスクを抱え、いつまでに終わらせなければいけないかの状況を理解できていないことになります。
その結果、仕事がスムーズに終わらず、仕事についていけないと感じてしまうでしょう。
周りと比較をしすぎてしまう
周りと比較をしすぎてしまうと、仕事についていけないと自信を無くしてしまうでしょう。
もちろん一緒に仕事をする上で周囲とレベルが同等であった方が仕事がスムーズに進む場合もあります。
しかし、苦手なことは誰にでもあります。
仕事の進め方など、自分がついていけないと感じている明確な原因がわかるのであれば、周囲に相談して教えてもらうなど、自分のペースで仕事をしてみましょう。
仕事についていけない事態を脱却する7つの方法
では実際、仕事についていけないときにできる対処法をみていきましょう。
今回は、以下7つの対処法を紹介します。
- 不明点は質問する
- やらない仕事を決める
- 優先順位をつける
- PDCAサイクルを回す
- 作業の効率化を考える
- 完璧にこなすことを意識しすぎない
- 相談する
それぞれ順番にみていきましょう。
不明点は質問する
仕事についていけない時の有効な対処法の1つは、「不明点」をそのまま放置しないことです。
一旦わからないことがあると、その先の手順にもついていけなくなります。
ミーティングなどで仕事の説明を受けて理解できない場合、その場で質問して不明点を解消しましょう。
タイミングを見計らって、「どのような意味でしょうか?」などと質問をするようにしてみてください。
また、あなたが感じる疑問点は、あなただけでなく隣の人も理解できていないケースもあります。
「自分だけかも」と躊躇せずに、思い切って発言するようにしましょう。
やらない仕事を決める
仕事についていけない時は、やらない仕事を決めましょう。
仕事についていけない原因として、タスク量が多すぎる点が考えられます。
タスクが回るようにするためにも、やらない仕事を決め自身の仕事の量を減らすのがおすすめです。
優先順位をつける
仕事についていけない時は、優先順位をつけられているか確認してみましょう。
仕事の優先順位がつけられていないと、どのタスクから着手するべきかわかりません。
その結果、目の前のタスク全てをできるだけ早く対応してしまおうと考えてしまい、自分のキャパシティを溢れてしまいます。
優先順位は、「納期」「難易度」「重要度」を軸に決定するのがおすすめです。
残された期間が短いもの、難しいもの、大切なものから対応します。
1つ終わってから次のタスクに手を出すと決めておけば、落ち着いて仕事を進めることができます。
PDCAサイクルを回す
仕事についていけないと感じた時には、PDCAサイクルを回すことで解消できる場合があります。
PDCAサイクルとは「Plan(計画)」「Do(行動)」「Check(確認)」「Action(改善)」の頭文字から取ったものです。
まずは目的を考えてから計画を立て、その計画に沿って実行に移します。
その後、実行結果を確認し、振り返りを行って計画の改善を行いましょう。
このようにサイクルを回していくことで、仕事の精度が上がり失敗しにくくなります。
作業の効率化を考える
自分の作業要領が悪くて仕事についていけないと感じた場合は、やるべき仕事をいかに早く終わらせるかを考えてみましょう。
これは、仕事量が多いと感じている場合も同様です。
そのためには、仕事の効率化を試してみるのがおすすめです。
仕事の効率化は、普段の業務フローを振り返り、タスクに分解して無駄な部分が無いかを確認してみてください。
また、重要度の低い仕事に多くの時間を費やしていないかもチェックし、改善しましょう。
完璧にこなすことを意識しすぎない
仕事についていけないと感じる人の中には、完璧に仕事をこなそうとして壁にぶつかるケースがあります。
特に、完璧主義の人や未経験の仕事を始めたばかりの人は、完璧を求める傾向が強いものです。
完璧に仕上げることにこだわり過ぎると、その分だけ時間が掛かってしまいます。
つまり、同じ仕事量でも自分のキャパシティをこえてしまうのです。
このような場合、「完璧でなくて当たり前」「8割でOK」という気持ちを持って仕事に取り組みましょう。
またJobQにこのようなQ&Aの投稿がありました。
転職先の職場のレベルが高くてついていけず悩んでいます。
先日、初めて転職をしました。25歳の男です。
転職先は、コンサル系の営業会社という感じの会社です。
面接時も自分のこれまでの仕事の内容についてはすべて話しました。
その上で採用されたので、不安でしたが安心して転職を決めたのですが、転職先のレベルに正直ついていけていません。
周りの方にも迷惑をかけているので、退職をして再度転職活動をするべきか悩んでいます。
現在、勤めてから2週間が経過しているのですが、どうすればいいと思いますか。
これから慣れるなんていうことはあるのでしょうか。
気にすることはないと思います。
このまま現職に留まりましょう。
最初はそんなもんですよ。
それにまだお若い方ですから、恐らく企業側も質問者様のポテンシャル(今後の伸び)に期待して採用をしたのだと思います。
私も1年ちょい前に転職しましたが、最初は知識も技術もノウハウも無い状況でした。
最初のうちは…続きを見る
転職したばかりの新人の場合、仕事についていけず悩むこともあるでしょう。
しかし、回答にもあるように今後の伸びに期待して採用されているケースが多いです。
完璧にこなすのも重要ですが、自分のキャパシティをこえないよう注意してください。
相談する
自身で解決方法をいろいろ試してもなお仕事についていけないと感じる場合は、上司に相談してみましょう。
上司が仕事の量を決めている場合は、少し相談するだけでタスクの量を調整してもらえたりと、状況が変わるかもしれません。
ただし、ただ相談するのではなく、自分でどうにかしようと努力はしたという旨を話してみるようにしましょう。
仕事についていけない時の注意点
仕事についていけないため、精神的に辛く感じる方も少なくありません。
ここでは仕事についていけず辛いときの注意点を解説します。
- メンタルの危険信号を無視しない
- 仕事がついていけないことが原因でうつ病になる可能性もあることを忘れない
- 愚痴・不満は言わない
- すぐに辞めようと思わないようにする
- 自己分析を忘れない
順番に確認していきましょう。
メンタルが壊れる前に誰かに相談しよう
仕事についていけないストレスによって、精神的に辛くなることはよくあります。
このように感じたら、自分の想像以上に心が疲れていると捉え、誰かに吐き出してみてください。
辛いことを言葉にすると、気持ちが楽になります。
最も良くないのは、辛い気持ちを心の中に溜め込んでしまうことです。
「不安」「落ち込み」「焦り」といったネガティブな感情こそ、誰かに相談してみましょう。
またJobQにこのようなQ&Aがありました。
転職した職場が覚えることが多くてついていけないのですがどうすれば良いですか?
30代後半インフラエンジニアですが、経験は3年程です。
転職したばかりで新しい現場で半年が経ちます。覚える事が多く、ついていけてません。
業務知識を付けるため先月資格を取りました。
リーダーが不在の時に判断に困った時や困った時に質問できるベテランの方がいなくて、1人で抱え込むことになります。
リーダーも私に対して辛く接するため、あまり質問出来ません。恐らく私が使えないからだと思います。
先月初めて食事をすると胃がしみるようになり病院に行きました。
逆流性胃炎と診断されました。今まで胃の病気になったことがないです。
現場も相性があると思いますが、どうして良いかわからず困ってます。
質問者様とおそらく同業の者です(ITインフラ)。
転職回数も結構あり、たくさんの職場を見てきていますが、病気になるレベルで合わない職場・人間関係はいくつかありました。
スキルがつくまで我慢すれば何かしら道は拓けるでしょうが、…続きを見る
もし仕事についていけず体調を崩しているのであれば、今の会社を辞めるのも選択の一つといえるでしょう。
今の会社が、人生の全てではありません。
回答にもあるように、自分の体を守るほうが大事です。
仕事がついていけないことが原因でうつ病になる可能性も
仕事量が多くてついていけない場合や、あなたの周りに相談できるような人がいないパターンもあるでしょう。
その場合、環境によっては結果的にうつ病になる可能性もあります。
仕事が多いと長時間労働になりやすく、本来リフレッシュできるはずの仕事後のプライベート時間が短くなってしまいます。
また、周りに相談もできず一人で抱え込む状態だと、休日も仕事に対して悩んでしまうため余計にうつ病になりやすいでしょう。
愚痴・不満は言わない
仕事についていけないからといって愚痴や不満を言うのはやめましょう。
仕事量が多かったりと他の人の影響で仕事についていけないこともあるかもしれませんが、もしかしたら自分が原因になっている場合もあります。
なんでも環境のせいにせず、まずは自分の中で解決できる方法を探してみるのがおすすめです。
すぐに辞めようと思わないようにする
仕事についていけなくてもすぐに辞めようと考えないようにしましょう。
もしかすると、仕事の工夫の仕方で仕事のスピードや効率が上がるかもしれません。
何事もすぐに諦めてしまうのではなく、何か良い方法はないかをまず考えられる思考が大切です。
諦めないで頑張った経験は、のちに転職活動でアピールすることができるでしょう。
自己分析を忘れない
仕事についていけないことを理由に、今の会社を辞めて転職を検討するかもしれません。
しかし、次の職場でもまた同じような状態にならないように自己分析をするようにしてみてください。
客観的に自分の仕事を振り返り、何が原因だったのかを特定することで同じ経験を繰り返さなくなります。
また、精神的ストレスがひどい場合は、すぐに転職するのではなく一旦休養をして心身の状態を整えてから活動を開始しましょう。
【年代別】仕事についていけないに関してよくある悩み
仕事についていけず困っている方も多いのではないでしょうか。
まずは、仕事についていけない理由を知ることからはじめてみましょう。
ここでは、年代別に解説しますので、順番にみていきましょう。
20代前半|仕事のスピードについていけません。どうしたらいい?
会社で従事する日々の仕事については、学生時代に教わらない技術やスキルが目白押しになります。
そのため新卒1~2年目の場合、仕事の業務内容が難しくてついていけないと感じるのは当たり前です。
仕事が難しくてついていけないからといって自分を責めるのではなく、成長のチャンスと捉えましょう。
「できることから始める」「頑張って仕事を覚える」といった前向きな気持ちでチャレンジすることが重要です。
20代後半|責任が重くて辛い
入社してから3年もたつと、新人の頃とは違って後輩への指導や仕事への責任が増えてきます。
これまでよりも仕事の範囲、任されることも増えてミスも許されなくなるでしょう。
責任を楽しめる人もいれば、予想以上に精神的負担が重くなり過度なプレッシャーに感じることがあります。
周囲からも1人前として扱われて、フォローも少なくなっていきます。
その結果として、仕事についていけず辛くなってしまうのです。
20代|仕事量が多くてどう処理すればいいかわかりません。
日頃の仕事の中で、「ついていけない」と感じてしまう場合があります。
経験が浅い20代のうちは、壁にぶつかるや、仕事への向き合い方に悩んでしまうことも多く尚更です。
特に、仕事量が多いことが原因の1つとなっています。
誰しもこなせる仕事量は無限ではなく、仕事量が多くなればストレスが溜まるほか、失敗をしがちになるものです。
また、周囲にそのことを相談できないケースもあります。
そのようなことが重なると、仕事についていけないと思ってしまうのです。
30代・40代|コミュニケーションが取れません
仕事についていけない30代の場合、コミュニケーションが苦手なケースが多いようです。
日頃からコミュニケーションを積極的に取っていれば、うまく仕事を分担して進めていけるでしょう。
一方で、コミュニケーションが不足すると、周囲からの理解が得られない状態になります。
そのため、キャパオーバーの業務がまわってきたり、あるいはスキルに見合わない仕事を任されることになるのです。
たとえ「ついていけない」と悩んでいても、周囲に相談しにくいのではないでしょうか。
その他|作業効率が悪いのですがどうしたらいい?
仕事の作業効率が悪いと、「ついていけない」と感じやすくなります。
作業効率が悪い場合の多くは、細かいタスクレベルの管理が徹底できず、優先順位や期限の設定ができていないことが原因です。
また、デスク周りの書類やパソコン内のファイルが散らかっており、迅速に必要な情報にアクセスできないことも原因と考えられます。
このような状況では、作業効率が低下して仕事に集中ができずミスも多くなるでしょう。
結果として、「ついていけない」と感じるようになるのです。
仕事についていけなくても大丈夫!
仕事についていけず、悩んでいる方は少なくありません。
もし精神的につらいときは、誰かに相談してみましょう。
仕事についていけないときのポイントをまとめると、以下のようになります。
- 仕事についていけない理由は、年代ごとに異なる
- 仕事についていけない時は、対処法を使ってみる
- 本当につらいときは転職も視野に
仕事についていけない経験をしたことがある人は、多くいます。
仕事についていけないと思った時は、この記事で紹介した対処法を参考にしてみてください。
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