
履歴書の学生時代に力を入れたことの書き方や例文を紹介!
学生時代に力を入れることは、履歴書で必ず記入することになります。そして学生時代に力を入れることを書く上で最も重要なことは、「伝えたいことを的確に伝えられているか」です。今回の記事では、学生時代に力を入れたことの書き方や例文をご紹介していきます。
履歴書に学生時代に力を入れたことを書く理由
履歴書に学生時代に力を入れたことを書く主な理由は以下の3つです。
- 人柄を理解してもらうため
- 行動力があることを知ってもらうため
- 伝える力があることを知ってもらうため
ここからは、上記の理由について詳しく解説していきます。
人柄を理解してもらうため
履歴書に学生時代に力を入れたことを書く理由の1つ目は、人柄を理解してもらうためです。
学生時代にどのようなことを頑張ったのか把握することで、学生の人柄や性格をしてもらうことにつながります。
その上で、具体的なエピソードを伝えることでよりイメージが膨らみやすくなります。
伝える力があることを知ってもらうため
履歴書に学生時代に力を入れたことを書く理由の2つ目は、伝える力があることを知ってもらうためです。
履歴書は経験したことだけでなく、「自身の考えや意見を的確に相手に伝えることができる能力」の有無も評価されています。
誰が見ても分かるような文章に仕上げることで、説明能力があることを証明することができるでしょう。
行動力があることを知ってもらうため
履歴書に学生時代に力を入れたことを書く理由の3つ目は、行動力があることを知ってもらうためです。
履歴書では、学生時代の成功体験や挫折体験、挫折を乗り越えるための行動を通して、自ら考えて行動できるかも見られています。
そのため、自身で努力し目標達成のために取り組んだエピソードが評価されやすいと言えます。
また、物事に対する姿勢は今後の仕事への姿勢にもつながることを理解しましょう。
履歴書に学生時代に力を入れたことは何を書く?
学生時代に力を入れたことには「目的や目標をもって取り組んだこと」「印象に残っていること」を記載しましょう。
ここで、学生時代に力を入れたことに関するQ&Aを確認していきましょう。
自己 PRにアルバイトの経験しか書けず悩んでいます。
来年就職活動をする学生です。
就職活動の自己PRに書く内容が無さすぎて困っています。
いまになって全てを見直し自己分析をしていると、書ける内容が少なすぎて焦りを感じています。
大学時代に頑張ったことはアルバイトくらいしかないです。
面接官にアルバイトの話しかできなかった場合
採用確率は落ちますでしょうか?
就職活動を終えた者です。参考になればと思いましてコメントさせて頂きます。
大学時代における、一つのエピソードが弱ければ、組み合わせをすれば良いです。
その組み合わせで、シナジーが出ているだとか共通の能力はこういうことで、それはこう繋がっていたんだとか書けば良いと思います。
過去の経験を分析して、自己プロデュースできれば・・・続きを読む
上記の体験談のように、「アルバイトなどはガクチカとして使えない」と考える人もいますが、それは間違いです。
基本的には学業、部活、サークル、アルバイトなどどのようなシーンのエピソードでも構いません。
しかし、学生時代に力を入れたことで企業の関心を引きたいのであれば、「独自性のあるエピソード」を選ぶ必要があるでしょう。
例えば、アルバイトを選んだ場合「お客様に満足してもらうために頑張った」だけでは不十分です。
「お客様に満足してもらうため〇〇に力を注ぎ、結果的に店全体の売り上げを〇〇%上げることができました。」といったように具体的で独自性のある文章に仕上げることが重要です。
学生時代に力を入れたことを書く際のコツ
学生時代に力を入れたことを書く際のコツとしては以下の4つがあります。
- 結論から書く
- 力を入れたこと理由を書く
- 具体例を用いて書く
- 最終的に何を学んだかを書く
ここからは、上記の4つのコツについて詳しく解説していきます。
結論から書く
学生時代に力を入れたことを書く際のコツの1つ目は、結論から書くことです。
結論ファーストで書くことによって、最も伝えたい内容が相手に伝わりやすくなります。
企業の採用担当は毎日何十通もの履歴書を読んでいるため、結局何が伝えたいのか分からないような履歴書では選考を通過することは難しいでしょう。
また、結論から書くことで、その後に続く流れが理解しやすくなります。
結論ファーストは説得力が増すだけではなく、読み手に分かりやすく伝わるため時短にもなるため徹底するようにしましょう。
力を入れた理由を書く
学生時代に力を入れたことを書く際のコツの2つ目は、力を入れた理由を書くことです。
「〇〇を頑張った」という事実だけでなく、「〇〇を目標にしていたため〇〇を頑張った」と書きましょう。
力を入れたこと理由を書くことによって、価値観や人柄、主体性などの人物像をよりイメージしやすい形で相手に伝えることができます。
具体例を用いて書く
学生時代に力を入れたことを書く際のコツの3つ目は、具体例を用いて書くことです。
具体的なエピソードを用いて解説することで、読み手のイメージが広がりやすくなります。
エピソードの中で具体例を挙げる際は、伝わりやすいように書くことがポイントです。
また、独自性を出すという意味でも具体的なエピソードを用いることは重要です。
最終的に何を学んだかを書く
学生時代に力を入れたことを書く際のコツの4つ目は、最終的に何を学んだかを書くことです。
その経験から最終的に何を学んだかを書くことによって、エピソードにまとまりを持たせることができます。
また、力を入れた事実を通してどのようなことを学んだのかなど、長所や自己PRでのアピールの裏付けにすることもできるでしょう。
最終文は文章のまとめとして非常に重要になるため、採用担当が納得できるような内容に仕上げる必要があります。
学生時代に力を入れたことがない場合は?
ここではまず、ガクチカのエピソードがない場合の体験談を確認していきましょう。
大学3年生が就活において大々的に話せて今からできるネタ作りは?
大学3年生です。
大学2年生までにコロナの影響や金銭面で留学を諦め、就活において大々的に話せるネタがありません。
今からでもできるネタ作りはあるでしょうか。
某業界で採用担当をしています。大々的に話せるネタ=ガクチカのことだと思います。
今3年生ですと入学時にコロナ直撃でしたので、皆さん苦労をされていると察します。
就活でアピールするガクチカは、よほどの高難度企業でなければ、普通に学生時代に頑張ったこと、例えばそれは学問でも部活でもサークルでもアルバイトでもいいです。
それらの経験の中で、多少なりとも努力した経験、責任をもった経験・・・続きを読む
上記のように、学生時代に力を入れた事がなくて悩んでいる学生は多くいます。
学生時代に力を入れたことが思いつかない場合は、以下のステップを踏みましょう。
継続的にやっていることや他の人がやっていないことを見つけ出す作業をしてみることが効果的です。
- 日常の習慣をリストアップする
- 継続的にやっている、または他の人がやっていない習慣を見つける
- なぜそれをやっているのかが深掘りする
まずは、普段何気なく行っている習慣をリストアップしましょう。
次に、洗い出して書き出した習慣の中で、自分だけが継続的にやっている習慣をピックアップします。
最後に、ピックアップした習慣をなぜ続けているのか、きっかけは何なのか、今後どのように活かせる可能性があるかを考えましょう。
この3つのステップを踏むことによって、具体性・独自性のあるエピソードを作ることができるようになります。
履歴書の学生時代に力を注いだことの書き方例文
学生時代に力を注いだことの書き方は、実際の例文を見なければイメージしにくいでしょう。
ケース別に書き方の例文をご紹介していきます。
アルバイトの例文
アルバイトの例文を確認していきましょう。
私が学生時代に最も頑張ったことは、学生時代のアルバイトでのイベントブースの運営です。
人前に立つことが得意だったので、イベントブースではリーダーを任され、企画から運営まで積極的に取り組みました。
その結果、来場された方々に楽しんでいただくことができ、イベントを継続開催してほしいという声を多数いただきました。
この経験を活かして、御社でも広報業務に貢献したいと考えております。
アルバイトの例文に関してより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎【例文15選】ガクチカでアルバイトをアピールするポイントを徹底解説
学業・研究の例文
学業・研究の例文を確認していきましょう。
私が学生時代に頑張ったことは、研究室です。
学生時代は頑張ったことがなかなか評価されず、四苦八苦しました。
しかし、諦めることなく、地道な努力を続けたところ、徐々に成果が現れてきました。
私は研究が楽しかったため、周囲にもその楽しさを伝えたくなり、研究室に所属する他大学の学生や先輩も巻き込み、定期的に勉強会を開催することにしました。
その結果、学生時代の定期報告会では必ずといっていいほど良い成績を残すことができました。
また、頑張ったことを周囲に伝えることで、自分にも評価が返ってくることを実感できたため、現在もコツコツ努力することを苦に感じたことはありません。
この経験を活かして、御社でも努力することを忘れず業務に尽力していきたいと考えています。
学業・研究の例文に関してより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎【例文あり】ガクチカで勉強(学業)を魅力的に伝える方法|成績(GPA)の基準も解説
▶︎ガクチカでゼミ活動をアピールする書き方やポイントを紹介!
サークルの例文
サークルの例文を確認していきましょう。
学生時代はテニスサークルに所属し、副キャプテンを務めて活動の幅を広げるためにイベントを企画したり、後輩を指導したりしました。
また、テニスの指導を行うコーチの補佐として、ラケットの扱い方やフォームを分かりやすく伝えるために時間を割いて教えました。
その中で、自ら考えて物事を進めていく力を身につけました。
このように、指導することが得意だったので貴社でも学生時代の経験を活かして頑張りたいと思います。
資格取得の例文
資格取得の例文を確認していきましょう。
私が学生時代に頑張ったことは、資格取得です。
学生時代は、学生時代ならではの自由な発想で、様々なことに挑戦しました。
私は、インテリアコーディネーターの資格を取得するために勉強をしていました。
しかし、勉強を進めていくうちに、より専門的な「建築」を学びたいと思うようになり、二級建築士の資格取得を目指しました。
二級建築士の勉強を進めていくうちに、より建築業界で活躍したいという思いが強くなり、現在に至ります。
何事も途中で投げ出さず、最後までやり抜く力を活かして、貴社の事業に貢献したいと考えております。
趣味・習い事の例文
趣味・習い事の例文を確認していきましょう。
私が学生時代に頑張ったことは、習い事のサッカーです。
学生時代のサッカーの経験もあり、新しい環境に飛び込むことに抵抗がありません。
また、サッカーを通じた「仲間との達成感」や「勝利の味」は、仕事においても重要なモチベーションとなっています。
この経験から、挑戦心やチャレンジ精神を学びました。
これまでのガクチカでの経験を生かし、貴社の事業拡大に貢献したいと考えております。
留学の例文
留学の例文を確認していきましょう。
私が学生時代に頑張ったことは、アメリカ留学です。
大学時代はアメリカの大学に留学し、学生時代の大半をアメリカで過ごしました。
アメリカ留学時に学んだ語学を生かし、電話会議やメールなど、英語でのコミュニケーションには自信があります。
また、アメリカでの学生時代、アパート探し、就職活動など、様々な経験をさせていただきました。
これらの経験を生かし、皆様のお役に立てるよう頑張りたいと思います。
長期・短期インターンシップ
留学の例文を確認していきましょう。
私が学生時代に頑張ったことは、大学1年生から現在まで続けている長期インターンです。
その中でも最も力を注いだことは、新規開拓営業です。
電話営業と訪問営業をどちらも実施した上で、新規開拓の効率が高いと感じたのは、訪問営業でした。
そこで、訪問営業のマニュアルを作成し、業務の効率化に取り組みました。その結果、月間300件の新規開拓に成功しました。
これまでの営業経験を活かして、貴社での営業業務でもしっかりと成果を出し、貴社の事業に貢献したいと考えております。
【まとめ】学生時代に力を入れたこと
学生時代に力を入れることで最も重要なことは、「伝えたいことを的確に伝えられているか」です。
どれほど素晴らしいエピソードを持っていたとしても、相手が納得できるような文章に仕上げていなければ評価はされにくいでしょう。
そのため、説得力のあるかつ分かりやすいガクチカを作ることを意識しましょう。
今回の記事では、学生時代に力を入れたことの書き方や例文をご紹介してきました。
今後就活を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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