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広告代理店を徹底比較!電通や博報堂、ADKや業態ごとの売上や年収の違いは?

広告代理店といえば、電通や博報堂、ADKなどの大手広告代理店のイメージや、CMの制作に関われたりとキラキラしたイメージがあると思います。しかし、広告代理店でもそれぞれの企業や業態によって業績や年収、社風に違いがあります。そこで今回は広告代理店のそれぞれの違いについて、比較しながらまとめていきます。

広告代理店の市場規模

日本の総広告費は2016年度で6兆2280億円となっています。
広告費の中でも特に、インターネット広告費は3年連続で2桁成長(2016年で1兆3100億円)となり、
もっとも勢いがあります。

しかしながら、広告媒体別でみると、4マス媒体、プロモーションメディア(SP)に次ぐ3番手であり、
依然として4マス媒体、プロモーションメディアの存在感が大きいことがわかります。

 


 

企業が広告出稿をする際には、製品・サービスのターゲットから最適な媒体を選定することになります。
その最適な媒体の選定、広告デザインの制作、効果測定などを企業の代わりに行うのが広告代理店です。

広告代理店は数多く存在し、違いが見えづらい部分があります。

そこで、今回は広告代理店を

  • 総合広告代理店
  • 専門広告代理店
  • インターネット広告代理店

に分け、それぞれの違いを比較していきたいと思います。
総合広告代理店では、有名な電通や博報堂、アサツーディ・ケイの3大広告代理店、また大広やJR東日本企画、東急エージェンシー、読売広告社を含めた7大広告代理店など、真っ先に想像する企業がこれに当たります。

また、専門広告代理店では読売IS、日本経済社、アイアンドエフなどが挙げられますが、特定の媒体に特化した広告代理店であることからあまり馴染みのない企業名かもしれません。

最後にインターネット広告代理店ですが、サイバーエージェントやDAC、オプト、セプテーニやアイレップなどが活躍し、いま最も市場拡大が進んでいる領域になります。

それらの売上や業績、またその社風や年収について比較していきます。

広告代理店についてもっと基礎的な事を知りたい方はこちら↓
【広告業界】広告代理店の職種と仕事内容について

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電通や博報堂など総合広告代理店の比較

総合広告代理店は、
4マス媒体広告やプロモーションメディア広告、インターネット広告といった、
すべての広告媒体を扱う代理店のことを言います。

有名な企業では、電通や博報堂、アサツーディ・ケイの3大広告代理店、また大広やJR東日本企画、東急エージェンシー、読売広告社が挙げられます。
 

総合広告代理店の仕事内容

総合広告代理店は、製品・サービスのターゲットに合わせて、
メディアを横断したプロモーションを行うことが可能となります。

また、キャンペーンやイベントの開催なども手掛けており、
広告にとどまらない、プロモーションの企画も行うことができます。

広告代理店が広告主に代わりターゲットに応じて最適な媒体への広告を企画するため、
広告主は一から媒体を調べるという手間を省くことができます。
 

電通

● 電通の売上高

電通の売上高は2016年度で4兆9,000億円と、国内上場企業でも50位以内に入る規模です。
ちなみに1位2位はトヨタ、ホンダと、日本でも大きい自動車会社が並びます。

● 電通の年収

電通の年収は、1200万円を超えて推移をしており、高年収として有名です。

電通の平均年収

詳しくはこちら:
電通社員は30代で年収1000万円超え?【社員が答えます】
 

● 電通の社風

電通の社風は、「体育会系」「ハードワーク」「派手」という表現をされる方が多いです。
日本で最大手の広告代理店のため、クライアントも日本を代表する大企業ばかりで予算や規模も大きいものになります。

交渉力や営業力はもちろんのこと、社内政治やクライアントとの関係構築の方法も含め、人を巻き込んで大きな仕事を進めていく必要があります。そのため、体育会系のような社風が出来るのかもしれません。
 

博報堂

● 博報堂の売上高

博報堂の売上高は1兆2,500億円。
電通の4兆9,000億円と比べると規模は小さく見えますが、国内広告代理店ではシェア2位の数字です。

● 博報堂の年収

博報堂の年収は、1000万円を超えて推移しています。
電通よりは低いですが、日本企業の平均年収を考えると非常に高い水準といえます。

  2014年3月 2015年3月 2016年3月
平均年収
(万円)
1052 1037 1035
平均年齢
(歳)
44.2 42.8 42.9


詳しくはこちら:
博報堂の社員の年収は1000万円越え?【評判も聞いてみた】
 

● 博報堂の社風

よく電通と対比して表現されますが、広告代理店の中ではおとなしく知的な社風と言われます。
上下関係は体育会系のような厳しさはなく、どちらかと言えば和気あいあいとした雰囲気で、自由な社風と言われることも多いようです。

専門広告代理店の比較

専門広告代理店は、特定の広告媒体を専門に取り扱う会社です。

専門広告代理店としては、国内では読売IS、日本経済社、アイアンドエフなどが挙げられます。

専門広告代理店には、特定地域の4マス広告を専門に扱う会社や、
特定業界の専門誌の広告を専門に取り扱う会社などもあります。

企業が専門広告代理店を利用するメリットは、
総合広告代理店を通じて広告を出稿するよりも費用を抑えることができるという点にあります。

総合広告代理店では、広告主の要望にあった、
広告を選定するコストと広告枠を押さえるためにかかる中間マージンが発生するため、
費用が高くなる傾向にあります。

一方で、媒体を横断した広告出稿は専門広告代理店ではできません。

そのため、広告主は、媒体を横断した広告出稿を行いたい場合は、
総合広告代理店を利用するか専門広告代理店を複数利用しなければなりません。

サイバーエージェントなどインターネット広告代理店の比較

インターネット広告代理店の特徴

インターネット広告代理店は、専門広告代理店のうちの一つという位置づけになります。

しかしながら、アドテクノロジーと呼ばれる広告配信技術の進化により、
インターネット広告の媒体の幅が広がってきており、存在感が増してきています。

また、4マス媒体広告やプロモーションメディア広告とは異なり、
インターネットの専門的な技術を用いるため、
インターネット広告代理店の中でも、インターネット広告の総合代理店と専門代理店が存在しています。
 

インターネット広告代理店の仕事内容

インターネット広告は、

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告
  • アフィリエイト広告

の4種類に大きく分けることができます。
この主要な4媒体をすべて扱えるのがインターネット広告の総合広告代理店といえます。

インターネット広告の専門代理店は、4媒体のうち1つを専門的に行っています。

総合広告代理店の強みは、インターネットの空間を幅広く使い、
ターゲットに対してアプローチできることです。

専門広告代理店の強みは、特定の媒体の広告運用の専門性が高く、
費用対効果をより高くできる点にあります。

インターネット広告の場合、運用次第によって広告の効果が大きく変化します。
そのため、ターゲットの選定と選定したターゲットに的確に配信する配信設計技術が必要になってきます。
専門広告代理店では、配信設計技術で総合広告代理店を上回っているといえます。
 

サイバーエージェント

インターネット広告で最大手といえるサイバーエージェント。
そのサイバーエージェントの売上高や年収、社風の特徴をみてみましょう。

● サイバーエージェントの売上高

サイバーエージェントの売上高は、3,100億円。サイバーエージェントではインターネット広告だけではなくスマートフォンゲームなどの主軸事業もあり、広告事業のみでは2,000億円程度のようです。
電通や博報堂と比べるとまだ売上規模は小さいですが、広告費全体に対するインターネット広告の市場規模を考慮すると十分大きい規模と言えるでしょう。
 

● サイバーエージェントの年収

サイバーエージェントの年収は750万円前後を推移。
また日本企業の平均年収水準と比較しても、2倍近い高い水準であることも分かります。
 

サイバーエージェントの平均年収
詳しくはこちら:
サイバーエージェントの平均年収や福利厚生は?【業績から調査】
 

● サイバーエージェントの社風

サイバーエージェントの社風は、とにかく若くて勢いのある社風です。サイバーエージェントで働く女性は「サイバー女子」と呼ばれ、キラキラ系の女性が多く所属しているようです。
外見はともかく20代社員が約半分を占めており、また若手を抜擢し挑戦を歓迎するような文化があります。

広告代理店で求められる能力とは

広告業界を目指すにあたっては、総合広告代理店と専門広告代理店の違いを理解し、
広告媒体に対する知識を身に着けておくことが必要
です。

そのうえで、総合広告代理店であれば、マーケティングの知識が必要とされます。
 

総合広告代理店

総合広告代理店では、マーケティングに基づいた広告出稿の企画、制作を行っていくことになります。
そのため、あらゆる場面でマーケティングを前提とした業務の遂行が必要になってきます。
 

専門広告代理店

専門代理店であれば、専門とする広告媒体や地域などについて深い理解が必要となってきます。
専門広告代理店では、専門とする媒体で過去に手掛けた広告に関するデータが豊富に蓄積されています。
そのため、過去のデータを読み解き、活用できる分析力が求められます。
 

インターネット広告代理店

インターネット広告代理店では、ほかの媒体とは異なり人に対して広告を配信することになります。
そのため、ターゲティング能力とアドテクノロジーに関する知識が必要になってきす。

また、インターネット広告の場合、運用成績をもとに配信設計を変更したり、ターゲットを変更したりすることが必要となります。
そのため、運用結果のデータを分析できる能力も求められます。

さいごに

今後さらにインターネット広告は順調に成長していくと予想されます。

総合広告代理店では、インターネット広告に力を入れ始めており、
総合広告代理店でもインターネット広告の比重は高まっていくと思います。

そのため、広告業界を志望する場合、
4マス媒体やプロモーションメディア広告を専門とする広告代理店でない限り、
インターネット広告に対する知識は少なからず必要となってきます。

広告代理店への就職や転職をお考えの方は、このような代理店の各々の特性を見計らって、
検討されてみてはいかがでしょうか?

本記事の初回公開日は2017年08月28日です。

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