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代表取締役と社長の違いとは【契約書や登記での定義の違い】

代表取締役と代表取締役社長の違いとは何でしょうか?代表取締役と代表取締役社長を同義だと思っている人も多いのではないでしょうか?会社法の規定によって、その肩書きの名称はそれぞれ意味が異なります。今回は、代表取締役と代表取締役社長の意味の違いについてご紹介します。

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代表取締役と代表取締役社長の違いの定義

契約するときの書類を見ると「代表取締役」、「代表取締役社長」など表記が違うことがあり、よくわからないという人もいるでしょう。

多くの人は「代表取締役=社長」という印象が強いのではないでしょうか。しかし、必ずしも社長が代表取締役というわけではありません。
 

代表取締役と社長の言葉の意味は?

代表取締役というのは、会社の代表者を指す言葉で会社の責任者のことです。代表取締役は会社法の規定にある呼称を指します。

代表取締役は、取締役会の代表として選ばれた役員であり、業務の執行や会社を代表して契約や裁判などを行う権限をもっています。

代表取締役は1人とは限らず複数人いる場合もあり、そのような場合は、代表取締役が話し合う必要はなく、それぞれの意思で業務を執行することが可能です。

一方、社長は会社内で決められて呼ばれる呼称であり、「会長」「CEO」「専務」「部長」など同様、会社の内部で責任を誰が持つか決めるための役割です。

ほとんどの会社は、「社長が代表取締役を兼務している」ケースが多く、「社長」と「代表取締役」という二つの肩書きを持っていることから、「代表取締役社長」となります。

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▶︎【社外取締役の役割は?】社長に意見できる存在!報酬は平均600万

代表取締役と代表取締役社長の違いは?

代表取締役と代表取締役社長の立場的な違いはありません。

「代表取締役」という肩書きは、会社法の規定により、会社上のトップという意味です。しかし「社長」と「会長」という立場には、法律上の地位はありません。

また、「代表取締役」と「社長」を簡単に分ける場合は、代表取締役が社外との取引や契約、借り入れなどの執行をする役割です。代表取締役社長が社内でプロジェクトを進めるために意思決定をする役割になります。

つまり、代表取締役は会社法で規定された呼称であるため社外向け、社長は会社内部で決められたポジションのため社内向けの呼び方であり、会社内での権限は同じであると言えるでしょう。

ですので、重要な意思決定をする人間が社外向けと社内向けで異なると不便なため、代表取締役社長として両方を兼任することが一般的です。

代表取締役会長とは?

代表取締役会長とは、代表取締役と会長の両方を兼任している場合の呼称になります。

会長は、社長と同様に社内で決められたポジションのため、会社によって会長の役割は異なります。つまり、社長と会長がどちらが偉いかについても会社によって変わってくるのです。

だたし、代表取締役会長となることによって、何か起こった際に責任を取るのは「会長」です。

よくあるパターンとしては、会長と社長が血縁関係にある場合に社長の代わりに会長が会社の責任をもつことがあります。ですが、一般的に代表取締役会長のポジション少ないと言えます。

代表取締役とCEOの違いは?

日本で使われるCEOという役職は、会社ごとに独自の役職名を決めることがほとんどです。多くの会社では、CEOという名前は、「社長(会長)=CEO」とすることが多いですが、会社によっては代表取締役をCEOと呼ぶこともあります。

ですので、

  • 「CEO:○○(社長)」
  • 「代表取締役:○○」

など分かれる場合があります。

日本で使われるCEOというの肩書きは、会社独自に使われる役職で、主に社長や会長などに使われることが多いです。

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▶︎【代表取締役とCEO】どこよりもわかりやすく意味や違いを徹底解説

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契約書内での肩書きの違いとは

では、契約書内における肩書きの違いを見ていきましょう。

代表取締役と代表取締役社長の契約書での使い分け

契約書に代表取締役と書いたり、代表取締役社長と書いたりと「使い分けがイマイチわからない」という人もいるのではないでしょうか。

前章で代表取締役は、会社でのさまざまな事項に関して決定権があり、法律上での責任も大きいとお伝えしました。社長が必ず代表取締役というわけではなく、社長以外の誰かが代表取締役を行っている場合もあります。

社長兼代表取締役の場合は、「代表取締役社長」と記入して、社長ではない場合は代表取締役となります。
 

社長が年収を教えてくれません。どうしたらいいでしょうか?

新卒で入った会社の研修内容で、社長が社会人というものや会社についての説明をしてくれるカリキュラムがありました。

そのカリキュラム内で、社長に対しての質疑応答の時間があったので、年収がどのくらいですか?

と聞いたら回答してくれませんでした。社長の年収に興味があったのに残念です。

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▶︎【代表取締役の基礎知識】就任承諾書とその書き方とは?

代表取締役社長の名刺の肩書きについて

名刺に代表取締役社長と書いてある場合でも、書いてない場合でも社会的地位は同じ立場です。

ですが、「代表取締役」という肩書きで「社長」と表記がない場合でも、社長が代表取締役を担っていることもあります。社長という肩書きは会社内の肩書きなので、社外の人に渡す名刺では「社長」という表記を出さないようにしていることもあります。

社長が変わると何が起きるの?一体どうなるのでしょうか?

社長が変わると何が起きますか?

一体どうなるのですか?経験者からのご意見おねがいします。

私の在籍する会社の場合ですが。

前社長と仲良かった役職者が一掃されます。
子会社に出向させたり...続きを見る

契約書の肩書きが執行役員の場合について

執行役員とは、会社で決定した事を実際に行う人のことです。

しかし、執行役員とは、会社の中だけの肩書きで、法律上で地位や役割について何もありません。

ですが、代表取締役は法律上でも明確な地位があるので、執行役員と代表取締役では、代表取締役が立場は上です。

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▶︎執行役員とは?会社での役割や立ち位置について徹底解説致します

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登記上での違い

では、登記上では肩書きはどう変わるのでしょうか?

代表取締役と代表取締役社長の違いがわかる契約書の事例

「代表取締役」と「代表取締役社長」の地位の高さや法律上での責任も同じです。

何度もお伝えしていますが、「社長」という立場は社内の内部的な責任者ですが、外部的の責任者ではありません。契約書でも代表者氏名が記入されているところに、「代表取締役」などの肩書きが書いてあります。

代表取締役が複数いる場合の契約書での注意点

代表取締役が2人以上いる会社と、契約を交わす場合は注意が必要です。代表取締役が複数いる場合、会社の重要事項を決める人が複数いることになります。

新しい契約など、重要な事を決定する場合、1人の代表取締役と話を進めていくと、契約時に会社の実印を貰えないなどトラブルが発生することもあります。

会社の実印を複数登録している場合は、問題ありませんが1つだけ登録している場合は、実印を共有することができないので、契約などを行うときは、「他の代表取締役からは賛成してもらっているか」などの確認が必要です。
 

代表権のない取締役の契約について

代表権がない取締役と契約をする場合にも注意が必要です。代表取締役は代表権を持っていないので、最終的な決定権はありません。

取締役と契約を進める前に、契約の委任を受けているのか確認する必要があります。

委任を受けておらず、独断で契約を進めている場合、会社との契約ではなく取締役の人個人との契約になってしまう可能性があります。

後々トラブルになる可能性もあるので、事前にしっかりと確認することが大切です。

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代表権の違いとは

そもそも代表権とは?

代表権とは、会社の契約などを単独で行える取締役のことです。

取締役が複数いる会社では、代表取締役を決めていない場合、取締役が全員に代表権が与えられることになります。
 

代表権の確認方法について

株式会社は、登記を登録する必要があります。

登記情報の中に、代表取締役の名前もあるので、会社ごとに「代表権を持っている人が誰なのか」など、いつでも確認できます。

また、登記情報を調べるには、登記情報提供サービスで登記情報を調べると簡単に調べられるので、代表権を調べたい場合は「登記情報提供サービス」を利用して下さい。
 

代表権のない社長とは?

会社によっては、社長以外の人が「代表取締役」を行っていることもあるので、必ずしも社長が、代表権を持っているわけではありません。

また、社内に「会長」という肩書きを持つ人がいる場合、「代表取締役会長」などの肩書きを持っている人もおり、そのような場合は代表権は会長が持っています。

会社によって、代表権を持っている肩書きの人が違うので、事前に確認しておく方がよいでしょう。

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代表取締役と代表取締役社長の違いと使い分け

代表取締役と代表取締役社長の宛名はどう使い分ける?

代表取締役宛てに、メールや書類などを送る場合、宛名をどう使い分けるか悩む人もいると思います。

これは、会社ホームページや登記情報などを調べて、会社が決めた肩書きに合わせて書く必要があります。登記に記載されている肩書きと、同じようにすると問題ありません。
 

代表取締役と代表取締役社長の権限の違いは?

権限の違いですが、どちらとも同じ権限です。権限の違いはありません。

社長という肩書きは社内で決められた肩書きというだけで、法律上でも位置づけなど何もありません。

権限は同じですが、社長が代表取締役も行っている時に「代表取締役社長」という肩書きを使われているようです。
 

代表取締役は複数いてもいいの?

代表取締役は1人は必要ですが、2人以上いても問題ありません。

また、代表取締役が複数いる場合は、代表権を共有ではなく、1人ずつに「代表権」がある点には気をつけて下さい。例えば、代表取締役が2人いる会社だと、それぞれが会社にとって重要な判断を決定する権利があるということです。

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代表取締役と社長の違いまとめ

代表取締役と代表取締役社長は名前が微妙に違うだけで、遂行する業務内容や決定権などに差はありません。

また、「代表取締役」という肩書き以外の社長や副社長、部長、などの肩書きは、法律上では「従業員」です。

肩書きなどは複雑で分かりにくいですが、代表取締役以外は会社内部だけで作られた地位になります。

最後に、JobQで投稿された質問を併せて見てみましょう。

    「なるはや」とはどういう意味でしょうか。どれだけ急げば良いのでしょうか。

「なるはや」とはなるべく早くということですよね?

仕事の依頼をされる時、納期が明確でないものの、「なるはやでお願いします」と言われることが多々あります。

なるべく早くということなので最優先でやると、早過ぎてビックリされますし、後回しにすると催促されると言うことが繰り返し起こり、一体何を目安に処理すれば良いのか分からなくなってきました…。

みなさん、「なるはや」と言われたら何時間、何日を想定して動きますか?

言われると困りますよね、とても分かります。

他の仕事もありますし、そもそも大体の仕事がなるはやが1番ですし。

いつまでですか?と聞いてもいいと思いますが、それだと相手の都合に振り回されてしまいますよね。 なので…続きを見る

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