
ディーセント・ワークや働き方改革とは?意味や取り組みを解説!
ディーセント・ワークと働き方改革の取り組みから、働きがいのある仕事探しをしませんか。理想の働き方を実現するためのディーセント・ワークの意味や働き方改革の取り組みをご紹介します。
ディーセント・ワークとは?まずは意味を知ろう!
ディーセント・ワークを推進するSDGs目標8「働きがいも経済成長も」
「SDGs(Sustainable Development Goals」の目標8に、「包摂的かつ持続可能な経済成長及び生産的な完全雇用とディーセント・ワークをすべての人に推進する」という内容があります。
ディーセント・ワークとは、SDGsの目標達成に向けた重要なキーワードの1つです。
まずはディーセント・ワークを知る上で、定義についてご紹介します。
ディーセント・ワークとは「働きがいのある人間らしい仕事」のこと
ディーセント・ワークとは権利が保障された上で、収入を生み出す仕事のことを言います。
国際労働機関の掲げているディーセント・ワークの戦略目標は以下の4つです。
1.仕事の創出
必要な技能を身につけ、働いて生計が立てられるように、国や企業が仕事を作り出すことを支援
2.社会的保護の拡充
安全で健康的に働ける職場を確保し、生産性も向上するような環境の整備。社会保障の充実
3.社会対話の推進
職場での問題や紛争を平和的に解決できるように、政・労・使の話し合いの促進
4.仕事における権利の保障
不利な立場に置かれて働く人々をなくすため、労働者の権利の保障、尊重
引用元:国際労働機関
ディーセント・ワークに関する日本の取り組み!働き方改革
ニュースなどで「働き方改革」という言葉を耳にしたことはありませんか。
働き方改革は、働く方々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための改革です。
まさに日本におけるディーセント・ワークの取り組みといえるでしょう。
日本は、少子高齢化などを背景に働き方改革の転換期を迎えています。
ディーセント・ワークの実現に向けた厚生労働省の取り組み
2018年に働き方改革関連推進法が施行され、以下の8項目が見直されています。
1.残業時間の上限規制
2.「勤務間インターバル」制度の導入促進
3.年5日間の年次有給休暇の取得(企業に義務づけ)
4.月60時間超の残業の、割増賃金率引上げ
5.労働時間の客観的な把握(企業に義務づけ)
6.「フレックスタイム制」の拡充
7.「高度プロフェッショナル制度」を創設
8.産業医・産業保健機能の強化
引用元:厚生労働省
全ての項目が施行されるのは、2024年の4月予定です。
今後も労働の多様化を進めていく必要があるでしょう。
ディーセント・ワークへの企業の取り組み事例
『JobQ』を運営する株式会社ライボでは、ディーセント・ワークの取り組みの1つとして2020年4月2日より全従業員を対象に「テレワーク(リモートワーク)」を導入しました。
テレワークによるディーセント・ワーク事例
株式会社ライボでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け「テレワーク」を導入し安全で健康的に働ける職場環境づくりに取り組んでいます。
福利厚生としてテレワーク作業のための自宅用PCモニター購入補助手当を支給しています。
また、採用面談では全選考において基本的にオンライン面談を実施しており、新卒や中途採用者に対しても入社手続やオンボーディングなどの研修をオンラインで行っています。
2020年テレワーク・デイズ 実践団体として参加
株式会社ライボは、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府が、東京都および関係団体と連携しテレワークを推進する「テレワーク・デイズ」の実践団体として参加しています。
また、テレワークの課題でもあるオンラインのコミュニケーションを円滑にすべく、ZoomやSlack、Pragliといったオンラインツールを積極的に活用し、さらに働きやすい環境づくりを心がけています。
【ライボのはたらき方】気軽に話しかけられるテレワーク!
ディーセント・ワークへのさらなる取り組みへ
株式会社ライボは2015年に「個が活躍する社会を創る」というビジョンのもと創業しました。
少子高齢化、女性活躍推進、働き方改革、新型コロナウイルスの感染拡大など、さまざまな要因でマーケットが多種多様に変化しています。
そのような時代背景にライボが定義する「個の活躍」とは、経験・能力・個性・価値観など、1人ひとりの「多様な個の強み」を活かす社会創造を意味しています。
今後もさらに、個が活躍できる環境づくりやメンバー1人ひとりが活躍する企業文化・働き方・組織づくりを心がけています。
あなたの仕事はディーセント・ワーク!?チェックしてみよう
現職や希望の就職先でディーセント・ワークが出来るかを下記の8項目からチェックしてみましょう。
8つのディーセント・ワークのポイント
Check1 安定して働く機会がある。
Check2 収入は十分(生活し、今後に備えて貯蓄ができる賃金)である。
Check3 仕事とプライベート(家庭生活)のバランスが取れている(長時間労働に苦しんでいない)。
Check4 雇用保険、医療・年金制度に加入している。
Check5 仕事で性別 (女性だから、男性だから)、性的指向・性自認による不当な扱いを感じることはない。
Check6 仕事で身体的、精神的危険を感じることはない。
Check7 働く人の権利が保障されていて(組合に入れる、作れる、会社と交渉できる)、職場での相談先がある。
Check8 自己の成長、働きがいを感じることができる。
引用元:日本労働組合総連合会(連合)
いくつ当てはまりましたか?
就活や転職活動にもディーセント・ワーク・働き方改革の視点を!
これからは、働きがいのある仕事探しをする上で、転職者や就活生もディーセント・ワークや働き方改革に取り組んでいる企業はどこか、といった視点を持つことが重要です。
企業ページや求人ページにも働き方改革に取り組んでいることを記す企業も増えています。
希望する企業がディーセント・ワークや働き方改革についてどのような取り組みをしているか知ることで、企業への理解も深まるのではないでしょうか。
また各都道府県では、ディーセント・ワーク「働きがいのある人間らしい仕事」と求職者をつなぐ無料の支援を行っています。
就職支援のキャリアカウンセリングから、自分が希望する働きがいとは何かを深掘りしてみてはいかがでしょうか。
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