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NRIにいたものです。私も10年前、JRIとNRIを受けました。今は金融とは関連のないIT企業経営者をしています。 転職有利や年収、得られるスキル可能性からNRIかなと思っています。 質問者様のワード「お抱え」「給与」からも察するにNRIとJRIを「給与か安定か」の評価軸で判断されようとしているのかなと思い、これは間違っていないと思います。ただ私からはJRIには「安定」がもう無いんじゃないの?ということをお伝えしたいです。結局給与も安定でも、NRIに軍配があがり、しかも転職という大胆なリスクをとらなくても社内でレガシーなシステムから新しめの仕事までできるんじゃないのかなと思っています。 ここからは少し私の推測や仮説が濃くなります。ぜひ2つの会社の財務諸表や、金融、とりわけ「銀行IT」の時流をあなたなりに解釈して決めてください。 JRIは名前が似ていますが結局三井住友系で銀行系です。外から受注している仕事が何割でしょうか。 今はそういう言い方をしないかもしれませんが、IT系子会社(ユー子やメー子)ですと、親会社や関連から「口を開ければ案件が入ってくる」状態でして、基本的に外圧も弱いですから、スキルが伸びません。実態はそうじゃなくても、転職市場はそう評価する側面があります。 ではJRIのメリットはなにかというとやはり「口を開ければ案件が入ってくる」状態、つまり安定だと言えます。ですがこの「安定」のメリットが、銀行系SEどころか、銀行という事業自体が大きな変革期にあり、今時流を考えると「スキルも身につかないし、漠然と将来も不安」という状況だと推察します。この変革期に、一番悲惨な目に遭うのは右も左も知らない、若手です。 これまで「安定」にすがってきた諸先輩やおじさんたちが、内々の仕事から外に向こうとした時そう簡単に変われるわけがないのです。このとき、おじさんたちがやるべき雑用からスタートして新しい技術を勉強するかというと、ノーです。今まで安定にすがってきた集団なのですから、変化にはとても弱いということは想像に容易いですね。 金融のSE仕事云々の前に、まずこの組織変革の右往左往で疲弊するのではないかと思います。 金融や銀行の新しい「サービス」を作りたいのであれば、実はNRIもJRIも向いてません。Fintechベンチャーや、記録ではなく示唆を与えるシステムを作ろうとしている会社を選択するのが良いと思います。(給与は安いです。既得権益がないですから) 一応、NRIにはビッグデータなどの部署もあるので、希望すればこのような新しめのサービスを考えることをやりたいなら社内でなんとか到達できると思います。しかも給与は高いままです。 銀行は今大きな変革期にあります。記録のためのシステムは安定・充足してきたため、昔ほど人がいらないのです。たとえば、銀行の聖域ともいえる信用審査はブロックチェーンによって、人が携わるよりも低いリスクで素早く審査できることでしょう。
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